見出し画像

【続・ガチ解説編~80年代】そして奴らが現れた。

さて今回も本家ブログからのリバイバル記事、そして年代別カルチャーシリーズの続編となります。シリーズといってもあくまで私自身の青春時代にあたる80年代~00年代までの内容になります。少しマニアックな音楽の話が多めですが、同世代で同じ趣味を持つ方であれば懐かし~と思う内容でもあります。言ったらニッチな内容でもありますが、お時間あれば是非。





皆様ごきげんよう。


前々回、前回

そして今回と。

なんだかんだ続続編まできました。この手の超個人的ガチウンチク記事を書くと、あからさまにガツーーーーーンとアクセスが下がるという方程式があったんですがなんと今回謎に



ガツン上がる。


とゆ~。ほんと謎すね、そんなみんなロックだパンクだ好きだとは思ってなかったんですがこれ見て、


なんだ。

みんな好きなんじゃん。

言ってよ。


と勝手にアナリティクス見ながら呟いてました。とゆーわけで続続編参ります。この際ほんとガチで書いてるので数字とか気にせんと思いつくまま記憶にあることのみ書いてきます。なので知らない事は書かないし触れないので、この〇〇年史系はあちらこちらまるっと抜けてるものがあったりするのはご愛嬌。

そんじゃ始めます。





少~しおさらい。70年代は混沌とした世の中の若者の不満にマッチしたパンクが席巻しました。

(あくまでイメージです)


細かく言っちゃうとなにもパンクだけが世の中を席巻してたわけじゃなく、ラブ&ピースを掲げるヒッピームーブメントなんかもあったんだけど、それもそれでごく一部。幸せな人も不幸せな人もどちらもいつの時代もいるもんで、70年代はたまたま不幸だと考える人達に思ったより火が付いたってわけです。


そこから80年代に入り、ワーワー不満ばかりぶちまけるパンクの怒りにも少し飽きてきて世の中も落ち着いてきて。そもそも70年代のパンク世代も人間だから年も取るわけで。そりゃ10代20代前半で反抗期だったとしても落ち着くわけで。でどーなったか。


世の中ちょいマンネリ。

なんかつまんない音楽が流れる中で、音楽業界が考えたのがエンタメ路線である。映画と組んでサントラ作ったり、ディスコで踊れる今で言うEDMを送り出したり。PVも進化し、MTVではストーリー仕立てのポップスが大流行。もう世の中楽しく明るくちょっとおバカな感じ出すとバカ売れみたいな空気になっちゃいます。ただそれが悪いってことじゃないんだけど好みだしね。しかし良く思わない人も増えてきた。そしてこんなおもしろおかしい80年代に奴らは現れましたそうですあくまでロック史の観点で書いてるからには絶~対的に書かなきゃいけない奴ら。




ガンズ・アンド・ローゼス


メタリカ



ロック史における2大巨頭です。この2バンドは要はバカ売れしたのでモンスターバンドと呼ばれてますが、じゃなぜ売れたか。この仕組みは70年代にパンクがそうであったように、同じく世の中が生み出した何かしらの不満に対してのアンサードンズバストライク!!これしかありません。要するにこの2バンドそのものが80年代式のカウンターカルチャーなのです。


まずメタリカ。今で言うスラッシュメタルと呼ばれるゴリゴリの音。演奏はテクニカル。見た目は屈強でゴツくてむさ苦しい。暑苦しい。悪口じゃなくてほんとにそうなんです。なんか全体的に黒いし。このスラッシュメタルと呼ばれる音楽はメタリカを筆頭に、ダンスポップエンタメなメジャー路線の水面下でじわじわとその人気を上げてきてました。そしてついには86年にアルバムセールスチャートにランクイン

よっしゃいったー完全いった


言ってみれば世の中みんな楽しくワイワイパーリナイ

してる最中でジワリと

してたんかと。ゆーくらい気付いたらもうそこにいたわけです。TOPの首はもうすぐそこだ。もちろんもうひとつのバンドも同じくして。


ガンズ・アンド・ローゼス(通称ガンズと呼ばれるので以降ガンズね)も87年に発表したデビューアルバムが翌年88年にアルバムチャート1位

おしこれもいった完全に


という偉業に辿り着く。デビューアルバム1位て日本じゃよく聞くかもしんないけど、日本のオリコンとか僕に言わせれば嘘ですあんなもん全部操作されてる嘘数字。そう思ってますが諸説あるからね諸説。

ガンズがこれだけぶっちぎったのは音楽性がメタリカと比べるとまず派手でカッコイイ。Vo.のアクセル・ローズなんてめっちゃかっけえ。曲は意外に正統派ロックで聴きやすい。などメタリカと比べるとメジャーシーンに上がりやすかったのかもしれません。


一見タイプも違う2バンドですが共通するものが1つありました。それは



性。


この時代に流行してたポップスには攻撃性なんて皆無。てゆーかむしろそんなん必要ゼロ。だって楽しく明るくハッピーで居たいんだからポップス勢は。がしかしそんな空気に飽き飽きしてた勢も当然いたわけで。それがここで一気に火が付いた。70年代にフツフツと不満を抱えてた若者の中に突如ピストルズが現れ「国をぶっ潰せ!」「女王をぶっ〇せ!」「悪いのは奴らだ!」

と歌い、一気に英雄視されたパンク全盛期と構図がだいぶ似てます。

それまでにもこの当時のロック界隈にはモトリークルー

をはじめ、派手な見た目で曲もカッコイイ、通称LAメタルと呼ばれるバンド達もいたんですが、イマイチ本気度が伝わってこないというか派手に見せかける演出に見られがちだった。僕はモトリーは大好きなんでそんなことは微塵も感じてなかったですが、世の中はそんな風潮だったみたいです。このLAメタルについてはこちらも別記事で書いてるのでよろしければ↓


例えばLAメタルの場合。



しかし。

ガンズとメタリカ。



この2バンドはマジだったんだ。

攻撃性を演出してるんじゃなくマジのオオマジ。メタリカはその高い楽曲構成に演奏力、歌詞は自己の内面に潜む孤独、狂気、死に対する哲学などを文学作品や映画などからの引用を交え表現するなど実に真面目でテクニカルでインテリジェンス

対してガンズはセックス、ドラッグ、偽善や嘘にまみれた世の中を容赦なく批判し、商業音楽を作り出したレコード会社への批判としてファンに自分達のアルバムを買わないように呼び掛けるなど破天荒。もちろんガンズは普段の言動や行動がマジで破天荒だったというのは過去記事にも書いてるので、ガンズがどんだけぶっ飛んでるか知りたい方はこちらに寄り道を↓


例えばガンズの場合。


こうしてガンズとメタリカがガチガチ路線で突き進んだおかげで、引っ張られるようにシーン全体も盛り上がりを見せる。ボンジョビデフレパードはそれぞれ爆裂セールスを記録、あのモトリークルーもざけんな!俺らもポーズだけじゃねーぜ!とばかりにアルバム『Dr.Feelgood』で爆売れカマします。

どーよ場外いったっしょ


いやそこまでは飛んでないよマイケルジャクソン覇王の足元にも及ばんし。

このように遊園地みたいだったおもしろ楽しい80年代は、後期には悪い意味ではないけどその夢の世界を壊し現実ガチ路線へと変わっていく時代だったといえます。

実際にこの頃の世の中はとゆーと。




89年・・・天安門事件

同89年・・・ベルリンの壁崩壊



とドデカい出来事が偶然にも重なり。90年代に入れば91年には湾岸戦争92年にはロス暴動が起こったりと実際に歴史の転換期でもあったことが影響してるとかしてないとか。でも音楽の流行は世の中の流れが大きく影響してるのは70年代の歴史を見ても明らかなんじゃないかと思います。こうして80年代の歴史は幕を閉じ・・・


そして。


来たる90年代。


またしても。


時代のニュースターが現れます。


しかも図らずに。


なりたくてなったんじゃない。


むしろ絶対になりたくもなかった、瞬く間に時代のスターになってしまった1人の男の栄光と挫折とその最後は。


次回またやりますこれでこのガチ解説編はそろそろ終わろうかとは思ってます。がここまでもし読んでくださってる方がいたとしたら、その方はそーーーーーとう時間あましてる方だと思いますのできっと必ず絶対に読んでくれるだろう次も失礼なこと言うな。なのでもう少しだけ、お付き合いください。それではまた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?