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デッサンが楽しいという話。
先日、こばかな先生をお招きし社内でデッサン勉強会を開催した。
こばかな先生のデッサン勉強会は過去に2回ほど参加しており、とても的確なフィードバックをくれる上にとても褒めてとても伸ばしてくるので、とても伸びるのである。(こばかな先生については以下を参照)
自分にとってのデッサン
元々、高校時代にデッサン経験があり週8時間、毎週書いていた。
初めは新しいことに面白がって書いていたけども、段々描くものが固定化されたりして飽きていった記憶がある。特に美大を目指していた訳でも無かったので、意識も低かったのだが今思えば勿体無かったかなと感じていた。
ただ、そんな中でも長時間無言で取り組める状態と鉛筆を削るのだけは好きだったな。
デッサン会との出会い
そんな高校時代から10年以上経ち、突然デッサン会に参加出来る機会があり、飛びつくように参加した。
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1回目のかぼちゃ
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2回目のりんご
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3回目の紙風船
面白いのが、当時描いていた画風(というか癖)がまだ生きていたことだった。全体的に薄く、黒くするのが怖く、メリハリがない。そんな注意も高校時代にされてたことを、書き終わって遠くから眺めてた時に気づいていた。
デッサン会ではこばかな先生の指導を元に、まず観察から始めるのだが高校時代の自分では視野も狭くその行為自体に価値を感じなかっただろうが、今の自分ならそんなことも楽しいと思えた。なぜそのシワはあるのか、どういった成長の過程で付いた色なのか、どっち向きで成長するのか、など。
時には影を見たまま描くと物として成立しない時などは、光源の位置を調整したりデザインを加えたり。自分の今までの経験を経て、制作物に活かせるということがこんなにも良い事なのかということを再認識できた。
事業会社に勤めていると、1つのことを超じっくり出来る機会は少ないし、自身の好みの表現を行うことは極めて少ない(基本的にはコンセプトを0から考えたりすでに固まっている物を利用するので、自分の好みなど5%含められれば良い方ですよね?)ので、デッサンするという行為はとても自分本位で手を動かす事ができる時間でとても有意義だった。
事業会社のデザイナーにはぜひオススメしたい。
デッサンはいいぞ。
おしまい