見出し画像

vol.3 社会課題のソリューションとして わたしがAtlyaで実現しようとしていること

参宮橋Atlya (アトリア)から生まれるコークリエーション わたしがAtlyaで実現しようとしていることvol.3

こんにちは!井尾佐和子です。Atlyaは、「全ての人が本来の私を生きる」という理念をかたちにしたスペースを参宮橋で運営しています。限定公開noteの第3回は、参宮橋Atlyaから生まれるコークリエーションや、コークリエーションの核となるAtlyaクルーについてお話します。

さまざまな機能が重なり合う、参宮橋Atlya

Atlyaの活動拠点として2018年に参宮橋にオープンした、コークリエーションカフェラウンジ Atlya。キッズスペースがあって、身体に優しいランチやドリンク、スイーツが楽しめるカフェとして地域に開きながら、Atlyaコミュニティメンバーの活動拠点にもなっています。メンバーの活動は多岐に渡るので、セミナーやワークショップ、プライベートのセッションや施術など、活動目的によってカスタマイズできるような空間にしています。また、2022年からはまちライブラリとして地域の方やコミュニティメンバーを対象としたライブラリの機能ももたせています。

Atlyaには私たちの会社の事務所としての機能もあるので、ビジネスの場、地域に開かれた場、コミュニティのための場が重層的に存在するような設計になっているのが参宮橋Atlyaの特徴です。

リアルな拠点をつくるときに、場所選びには相当こだわりました。最初から思っていたのが、できるだけ都心に近いこと。自分らしい生き方を求めて自然の豊かな地方へ移住する、というスタイルも良いのですが、都心であっても、「本来の自分を生きる」ことは生きると働くを分けすぎないことで実現できることを体現したかったからです。
都心の中にありながら、生活している人の顔が見える街、ということも重要でした。小さな商店街があるような住宅街をイメージして都内をあちこち歩き回り、出会ったのがいまの場所です。

不動産屋さんから連絡をもらい、参宮橋の駅に降りた時にもう、「あ、この街がいい!」と空気感に一目ぼれしました。参宮橋にはそれまで縁もゆかりもなかったんですけれど、ほぼ即決で決めました。


「たまたまの出会い」がシナジーを生む

Atlyaには日々、いろいろな人がやってきます。地域で子育て中のお母さん、お父さんがランチに来てくださる傍らで、Atlyaクルー(次の項で詳しくお伝えします)がイベントの打ち合わせをしている、という風景は日常的なものです。ランチをきっかけにイベントに参加してくださったり、逆にイベント参加がきっかけでランチにいらしたり、という相互交流や、そこからさらに「自分も何かやってみたい」とAtlyaのメンバー活動に関心を持ってくださる、といった流れも本当によく見ています。そんな人たちの出会いから新しい企画が生まれたり、「こういう人と出会いたかったんです!」といったセレンディピティが起きたりするのもAtlyaならでは。もともと、そうやって様々なコークリエーションが生まれることを意図して作ってはいるのですが、実際によくそんな場面を見かけるのはとても嬉しいことです。


場をつくるAtlyaクルーに必要なスタンス

Atlyaはいま、「クルー」と呼ばれるメンバーを中心に活動していますが、集まっている人たちは多様です。クリエイターはもちろん、ヨガやコミュニケーションの講師、セラピスト、起業家など、いろいろなメンバーがいます。ジャンルは問わず、理念に共感したメンバーが一緒に新しい価値を創り出していく、ということをとても大切にしています。

よく聞かれますが、既に活動しているメンバーと同業の方でも参加できます。なぜかというと、職業や役割が主なのではなく、その人自身が主体となった場所だからです。たとえ同じプログラムを提供していたとしても、核になる人が違えばそこから生まれてくる体験はまったく違うものになりますから。

とても自由なコミュニティである分、クルーのスタンスは重要です。その中でも私たちが大切にしているのは「恩送り」のスタンス。自分がしてもらったことをしっかり受け取って、他の人へ惜しみなく返していく分かち合っていくことを、理念だけでなくあり方として持ってくださっているか、ということをとても大切にしています。「クルーになりたい」とご希望をいただいた時には、しばらく活動をご一緒して、恩送りのスタンスで活動していただけそうか、お互いに確認するプロセスを設けています。


サウンドヒーリング クリスタルヒーリングのクルー仲間とのイベント
研修講師でもありAFPという女性性のワークを通じてリーダーシップを育成するファシリテーターのクルーのメンバー

「組織の中で自分を生きる」のショールームとして

Atlyaクルーの活動は、「組織の中でも自分を表現し、生きていける」ということを実現していく活動でもあります。そうしたあり方を、今後、参宮橋から全国各地に広げていきたいと思って、これからのことを構想中です。

ひとつには、地方で活動するクルーを中心に、さまざまな地域にリアルな拠点を作って、オンラインのプラットフォームとも合わせ、複数の拠点を持ってパラレルで多拠点で働いていける新しいライフスタイルを作っていけたら、と考えています。オンラインとリアル、両方をうまく活用して、どこにいてもAtlyaというコミュニティと繋がりながら、自分らしく生きることと働くことを実現できる人たちを増やしていきたい。


関西から、毎週参加してくれている企業メンバーも

もうひとつには、コミュニティ構築支援や人材育成の研修などを通じ、既存の企業の中に「組織の中で自分を表現する」の理念や実践のノウハウをさらにはソーシャルグッドとビジネス循環を分けない理念をインプットしていきたいと考えています。
(ソーシャルグッドとビジネスを分けない循環についてはまた別のチャプターで)

参宮橋Atlyaは今後、そうしたAtlyaの活動全体のショールーム的な存在になっていくと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?