目に見えないもの。
現代社会にありふれている化学物質
健常者の100分の1以下の量で
反応がでてしまうCS患者(化学物質過敏症)
大丈夫な方からすれば
なんてことない普通の空気だから
なかなか理解されないのも当然なのかもしれない。
美容室の薬品はもちろん
新築の家や、道路工事、掃除用具などの日用品。
いいニオイだと思って使う
柔軟剤や香水や整髪料。
そのものの、
ニオイ自体が直接的な原因なのではなくて、
ウレタンコーティングされている
マイクロカプセルが、経皮や鼻から吸収される
化粧品にもたくさん含まれるウレタン
発症率は女性が7割
そのうちの30%が美容関係だそうです。
身体の中にある
IgEアレルギー細胞が過敏性を作っているらしく
日本人に花粉症が多いのも、
イソシアネート(ウレタン等)がIgE値を引き上げている可能性が有力らしいです。
とはいえ、
イソシアネートを測る機械は
日本では輸入することが禁じられ、
明確な数値を測ることもできない現状。
化学物質過敏症の診断をしてくださる
お医者さんが少なく、
診ていただいた所で明確な解決方法は現段階ではないそうです。
ならば、どう向き合っていけばいいのか?
CS患者一人一人が
自分がよくなっていくエビデンスを
検証していくしかない。
身体は抗体ができるから
ずっと曝露しているという訳ではないので
生活環境を、予防していく他ない。
身体に取り込む化学物質の総量を減らす
これまで取り込んだ化学物質の排出を促進し、栄養を摂る
長い長い闘い。
嗅覚を頼りに、感じることの大切さ。
大事なものは
目に見えない。