靭帯の治癒過程
こんにちは!
toki先生の代役で今月と来月のマガジン記事を担当する
澤井寿昌(さわいかずまさ)と申します!
早速ですが、
皆さん組織の治癒過程をどのように考えイメージしていますか?
損傷後どのような反応が起きといると考えていますか?
損傷後の治癒過程を深く理解することで、
・説得力が増し、信頼されるセラピストになれる
・固定管理中の様々な変化に気付けるようになる
・外傷以外にも応用が利くようになる
今回の記事は外傷のハウツーなどではありません。
外傷時に何故固定が必要なのですか?
固定強度はどのように選択しますか?
このような臨床の悩みに対して組織修復の観点から考察します。
おこがましくもこの記事を読んでいただいた方の、臨床現場での考え方の一助になればいいなー。と思ってこの記事を書きました。
今回の記事は2部編成となっております。
【1部】
靭帯の組織学
靭帯の治癒過程
【2部】
前距腓靭帯Ⅱ度損傷時の固定管理
1部ではより基礎的な組織の話。
2部ではそこからもう少し臨床に繋がる話をします。
2部は来月を予定しています。
皆さん最後までお付き合いください。
それでは行きましょう!
靭帯について
治癒過程を知るためにはまず靭帯がどんな組織なのか理解する必要があります。
靭帯は結合組織中の固有結合組織に分類されます。
靭帯のように規則正しく密に配列された結合組織は密性結合組織と呼ばれ、腱などもここに分類されます。
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