さわひろ子
日常のこと、音楽のこと、うまれてしまった行き場のないことばなど
これまでのライブで、唄の間に挟んでいたおはなしを載せていきます。 改稿しているものもあります。
これまでにつくった唄の歌詞たちです。
先月台風は来なかった 誰とも勝負したくない 妬みたくない 誇るべきものもない あなたもわたしも英雄ではないし お金も余るほどにはいらない 感傷的かもしれないが 感傷に浸る価値もない ガールズバーのお姉さんがふたり お互い短いスカートを履いて 道路を挟み 緩やかに笑い合っていた 流れるひとについていけば 駅にたどり着けると思うのは 錯覚だとほんとうは 皆知っていたはずだ ひとびとはそれぞれの家路に散り わたしは迷子になる、 食傷ともいえない
こんばんは。さわひろ子です。 うたをうたっているものです。 うっかり暖房をつけるところでした。 あぶない、あぶない。 今夜は涼しいですね。 来月、久しぶりに お客さまにお越しいただいての ライブが決まりました。 わたしにとって、 特別な場所のひとつ、 東新宿、真昼の月夜の太陽さんにて。 詳細は下記をごらんください。 www.sawahiroko.com ↑こちらのフォームから、 もしくはSNSのリプライや お店の問い合わせフォームからも ご予約を承っています。
こんばんは、さわひろ子です。 ひさしぶりに、歌詞を載せます。 じつは、つぎがこの曲だったので、 しばらく歌詞を載せるのを 躊躇していましたが 躊躇しているうちに、 その日がやってきました。 昨日Twitterなどに載せましたが、 一日遅ればせながら、こちらにも。 よろしければ、お聴きください。 昨日は会えなかったかもしれないなあ。 たなばたさま/さわひろ子 pf.古賀小由実 https://m.soundcloud.com/553g7grfjwk6/549rgjt
雨の音とすずしい風が 心地よくて起きました。 布団にくるまってお届けします。 さわひろ子といいます。 うたをうたっています。 さっきまで、いくつか心配をしたり、 もやっとした感情を どう処理したらというか、 どんなふうに食べたらいいのかなと ぐるぐるしていましたが、 雨と朝の光が 持っていってくれたようです。 とつぜんですが、 すごくどうでもいい話をします。 わたしの足は小さいです。 22センチです。 身長は158.5センチくらい バランス的にちょっと 間違えたかん
東京では梅雨らしい天気が 続いています。 雨を飲む、という唄をつくってから 苦手な雨がすこし 好きになったような気がしています。 昨年の夏、宮城に連れて行って いただいたことがありました。 あたたかい笑顔と いっぱいのごちそうと 燃えつづける情熱を 分けていただいた旅でした。 そのときのおはなしを。 「笑ってばっかりの国」 昔々あるところに、 笑ってばっかりの国がありました。 そこはお米のおいしい国で、 この時期にはうつくしい 緑の絨毯がひろがっています。 刈
こんばんは、さわひろ子です。 うたをうたっている者です。 note、 まるひと月、開いてしまいました。 このひと月、わたしには とても大事な折り目になりました。 まずはニュースを。 心待ちにしていた企画 「季節配達人」がスタートしました。 一話め、「レインティー」に 書き下ろし曲 「雨を飲む」 https://youtu.be/hsVh770FtEA 先日、情熱大陸にも出演された (す、すごいなあ、、) 不思議で優しいものがたりを書かれる ショートショート作家
ろくがつは、いちねんを折り返す、 その折り目をつくる月。 こんばんは、さわひろ子です。 最近は、わたしにしては またとない数の曲を つくっているのですが、 沼が深いです。 成長してぬかるみから あがって来ますので、 更新がまばらになるかもしれませんが、 気長に見守ってくださいませ。 こんやの、たあいないおはなしは。 昨年の五月の終わりに 声の出ないワンマンライブをしました。 もう、ちょうど一年前になるのだと、 気がついて驚きました。 このこ
群がる羽虫がやかましく 胸もとを飛び交い喉のほうへ 上ってくるので目が覚めた 雨を知らせる虫の名を わたしに教えたのはあなただ 夜の壁に走る光の筋は もがいた絶望の 引っ掻き傷に相当する 酒も飲まないのに吐き気がする ここはさっきまでいた場所だ いてはならないほうの世界だ わたしはこっち側へ いつでもどこまでも行ける 忘れようとしたあの少女が 湿った指でわたしの手を引く その向こうは黒ぐろと なにもないのに彼女は笑って 標識の先の深淵を指さす
こんばんは、さわひろ子です。 今日は、ざんねんですが、お知らせを。 古賀小由実さんが、お手紙をくれました。 ということで、6/3に 延期開催予定だった、 古賀小由実さんとの 「夏待ち千鳥の雨宿り」は、 再度、開催日未定の延期と させていただきます。 ふたりのユニット「ボンノーズ」としても とても久々に出演できる予定でしたが、 また、会える日を、季節をこえて 待ち続けようと思います。 前回「春待ち千鳥の同窓会」が 延期になったときにふたりで つくった動画です。
こんばんは、さわひろ子です。 東京は雨模様でした、寒かったなあ 今日はライブのあいだの MCのようなものを載せる日です。 夏の前の、つめたくてあったかい 海のおはなしを。 「海はまるで」 (mcなし) 【うみ】 【浜辺の歌】 海は しおからいです まるで涙のように みんなの流した 雨を引き受けて あなたが笑うのを待っています 【玉響】 海は 寄せて返します まるで呼吸のように 深く息をするときの音が どんなだったか 思い出させてくれます 【潮騒】 海が 花火
昨日は気がついたら 座布団に転がって寝ておりました。 ひるねが気持ちよい季節 (だいたいいつも) こんにちは、さわひろ子です。 今日はたあいない雑記の日です。 毎回、なにを書くか迷うなあ わたしに、ないものの話を。 運動神経がありません。 スキップはできます。 中学高校6年間、 体力測定のハンドボール投げで 「測定不能」を貫きました。 (一番近い目盛りのところまで ボールがとばない) 握力は、左手6キロという 驚愕の数値を たたき出した経験があります。 ドッ
こんばんは、さわひろ子です。 今日は歌詞の日。 5,6年くらいうたっていない歌です。 尊敬する知人のおねえさんが、 じつは、過去の大変だった思い出に とらわれていることを 教えてくれました。 そんなふうには見えない、 活発で明るいかたなので、 その闇は深いところに しまっておられるのだ、と、 いろんな気持ちがないまぜになって つくった歌です。 静謐(せいひつ)ということばが、 穏やかで、凛としていて、いいなあと、 その頃気に入っていた記憶があります。
こんばんは、さわです。 今日は、ライブの間に 挟んでいたおはなしを。 「優しい時間」 最近は晴天が続いていたけど、今日は風が強い。空は灰色だ。向かいのアパートで男性が三味線のようにギターをかき鳴らしている。朝からずっと眠くて、あと30分、を繰り返しながら眠り続けて、夕方になってしまった。 【何もない日曜日】 なんにもする気がおきないし、ごはんも食べたくない。会社を辞めることになり、月の半ばから有休消化に入った。どこか旅行でも行けばいいけど、そんなお金もない。家族がいな
こんばんは、さわひろ子です。 たあいない言葉の日。 はてさて何を書こうかと 悩んでいるうちに 時間がすぎてゆきます たあいないなあ すきなものの話でも。 以前に、「レトロと呼べないぐらいの ちょっと古い建物がすき」と 言ったのですが、ほかにも、 すきなものがいっぱいあります。 いれものがすきです。 うつわ。かご。かんかん。袋。 ものが少ない自負があるのですが、 いれものは、ついつい、 ため込んでしまいます。 お菓子が入っていたかわいい箱や 文房具やさんの紙袋。
こんばんは。さわひろ子です。 梅雨入りだそうですね、 ことしは雨がすこし 好きになれそうな気がしています。 傘は、すぐになくします。 わたしが傘のことを 好きじゃないのが 傘にもわかってしまうのでしょう。 傘のことも今年は 好きになれるかしら。 なんにも起こらなかったのに 心に引っかかる、 雨の日の恋のうたの、歌詞です。
こんばんは。さわひろ子です。 今夜は、ライブのときに MCがわりに挟んでいたおはなしを。 街じゅうのひとびとが もしも夜に、とけてしまったら。 「夜に融ける」 あれ。 さっきの道、どっちに曲がったっけ。 家に帰るときって、こんな景色だったっけ。 数を数えるんだっけ。どうして、今? わからないけど、十数えなくちゃ。 そう、数えて、そしたら、 何が始まるんだっけ。 【かぞえうた】 数え終わって目をあけると、 そこは夜でした。 人はみんな夜に融けてしまって、 町