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コロナウイルスへのデンマーク政府の対応について 感染拡大阻止から経済政策への流れ


コロナウイルスの感染が急速に拡大し始めてから、デンマークの大多数の企業では可能な限り在宅勤務となった。また保育所や学校は閉鎖され、オンラインでの学習が始まった。その数日後、政府は企業、個人事業主への助成金制度を確立。現在も24時間体制で支援策が検討され発表されている。この記事では、3月11日に学校閉鎖が決定してからの1週間でどのような動きがあったのか、感染拡大の阻止から経済支援政策についての流れと、なぜ迅速な対応が可能であるかについて書いています。必要な部分は追って追記、修正を行っています。(最新追記3月19日)

感染者急増からの学校閉鎖
3月初めまで、コロナウイルス騒ぎは対岸の火事であったデンマーク。2月27日に初の感染者が出て以来、始めの2週間は緩やかな増加であったものの、3月9日から10日にかけて72人増、翌11日には250人増と急増。そのため、デンマークの首相メッテ・フレデリクセンは、11日水曜日の夜、保育所や学校等子どもの通う施設と、全ての大学、市役所、図書館、博物館などの公的施設を翌週から14日間閉鎖することを指示した。さらに可能であれば、翌日木曜日から、できる限り子どもたちを自宅待機させるようにと語った。その瞬間から全国の公立小中学校向けのイントラネットはパニック状態。

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