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辻信一さんが家に遊びに来た話

文化人類学者であり、環境運動家の辻信一さんが、僕の住んでるシェアハウスに遊びに来てくれました!

一緒にご飯を食べて、zoom講演を横で見させてもらって充実した時間でした

間違いなく僕が会った70代の中で最も好奇心に溢れている方

『大学を辞めた今が若い時よりも楽しんで学べそうな感じなんだよね!』と言ってましたが、ほんと若々しいですね


友人が『人生の軸は何?』という質問を辻さんにしていたのですが、その回答が興味深かったです

『人生の軸なんて考えた事ないな。そういうのは後で振り返ってわかることなんじゃない?サティシュは愛って言うから、そんな感じもしてる。全てそうじゃない?でも喜びの方がしっくりくるかな。その中で重要になってくるのは瞑想なんじゃないかな。今、呼吸して生きてる。ここに立ちかえる感じ。』

いやー、そうですよねって感じ

自分軸の話ってたびたび話に出ることありますが、そもそも無常なのに『自分の軸はこれ!』って決めてる事自体が不自然な気もしなくもないんですよね

だってその時々で興味関心もやりたい事も変わり得るでしょ?

色々と興味関心が移りゆく中で結果的に共通してる価値観みたいなものはあるかもしれませんが、『自分は〇〇が軸だからこっちを選択する』なんて意識するのはおかしな感じがします

形がなくて常に変化する水に対して『水の形はこれだ!』と形作ろうとするような矛盾を感じます

だから、自分の『軸』なんてなくていい

ただ、大事なのは今この瞬間に自分に湧いてきている感覚に繋がっていくこと

そうすると思わぬ領域に触れる事ができたり、自分の中のエネルギーみたいなものがより滞りなく流れるような感覚もあると思います

そんな時にびっくりするくらい地味な瞑想を続けることが重要になってくる気がします

『〇〇の瞑想のイベントに参加した』とかじゃなく、日々の実践


かなり話がズレましたが、他にもローカリゼーションの話もされてました

むしろこっちがその日のメインテーマです笑

ローカリゼーションとは
“私たちの毎日のくらしに必要なものやサービスのやりとりを、なるべく近い地域でできるようにしよう、というのがローカリゼーションです。そうすれば、どこか遠くの誰かがつくったものに頼らず、あまりエネルギーを使わずに、より安全で健康にいいものが手に入りやすくなる。近くに仕事もたくさんできて、地域の町や村がにぎわい、楽しくなる。そして、若者も子どもも増えます。”
(https://greenz.jp/2021/06/03/wld_japan_2021/ より引用)

そういうことです

地域に根ざした活動をしようよってことです

昔は民藝や小さな地域の生産者が多くいて、地域で経済が成り立っていました

グローバル化の流れと共に大量に安く作るということをやり始めてから、消費者に選択されなくなり小さい生産者は消えてきています

グローバル化によって安く色々な物が買えるようになった反面、大量のエネルギーを使って物を移動させる必要もでてきます

さらには大量に生産するため、その分大量に破棄される物もでてくる

食料に関しては生産されたもののうち40%は破棄されているようです

エネルギーを使って運び、エネルギーを使って破棄する

一体どれだけ無駄にエネルギー使ってるんだ……

と言う事が起きています

そんなエネルギーの使い方してたら今まで保たれてきた自然のバランスが崩れるのも当然

僕たちはは自分達で自分達が住めない地球をつくろうとしている

儲かる事よりも比較にならないくらい地球環境の方が大事だと僕は思いますが

ということで、辻さんが来た時にやっていたオンラインイベントは映画「クローー・トゥー・ホーム ローカリゼーションという希望」の日本語版の初上映会だったのでその話もされてました!

なかなかメッセージ性の強い映画でまた見たいなと思いました

着地点が見えなくなってきたのでこの辺りで終わります笑


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