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【SAP】SAPの創業者
SAPは、1972年にドイツIBMを退職した5人のエンジニアによって創業されました。
IBM時代から化学メーカーのシステムで生産系システムとその他、在庫系システムや会計システムどのようにデータ連携するか統一したデータベースで管理するかに熱中していたという話を聞いたことがあります。
その頃からのちのR/3、今のECC、S4HANAにつながるシステム構想を持っていたということですね。
さて、私はSAPに在籍したいたころは、創業メンバーが何人か残っていました。
一人は、名前は聞いたことがあるかもしれませんが、ハッソ・プラットナー。
最近、デザイン思考という言葉を聞くようになりましたが、スタンフォード大学のデザインスクール「d.school」に約39億円の私費を投じてデザイン思考の普及を推進させました。世界にデザイン思考を広めた立役者の一人と言えるかもしれません。
さらにSAPの今や主力製品になりつつあるインメモリデータベースのHANAを開発したのも彼です。
(HANAは、ハッソ・プラットナー・ニュー・アーキテクチャの略らしいです)
ハッソの退任メールは何となく覚えてますが、「俺はもうSAPには関わらないから、お前らで頑張れ」的な内容でした。実際、退任後は相談役みたいな役職にもつかずに表舞台からは姿を消していました。
ところが突然、デザイン思考やHANAで彼の名前をまた聞くようになって、正直驚きました。
ハッソが再登場した頃はSAPは成長が鈍化しつつあるときでした。社内にデザイン思考を取り入れたり、HANAの登場でSAPは再び成長し始めたように感じます。
彼は、そんなことも見据えて退任後は、あえて、SAPとは距離を置いて別のことをやっていたのかもしれません。