クラシック音楽小話1
僕がクラシック音楽を始めて聴き始めたのは、小学3年か4年の頃。
今年(2019年)、年男で48歳になるので、かれこれ30年以上聴いていることなります。
当時は北海道の静内町(現 新ひだか町)に住んでいました。競走馬の産地として有名ではありますが、典型的な田舎町でお世辞にもクラシック音楽などの文化的なこととは無縁な町でした。
さらに言うと父も母も音楽には無関係でした。
そんな自分がクラシック音楽に興味を持ったきっかけは、ある時、なんとなく、ベートーヴェンの交響曲の「運命」。あの、誰もが知っている「ジャジャジャーン」の続きがどうなっているかを知りたくなったのです。
そのことを母に伝えると「うちにレコードがあるから聞いてみたら?」と
言われたのです。
子供の情操教育になるかもと期待して両親がクラシック音楽全集のようなレコードセットを実は買っていたのです。でも、両親とも音楽に興味がないので放置されていたのです。
聴いてみると僕は一発でその音楽に魅了されてしまいました。
当時はレコードだったので、片面の再生時間に制限があるので、片面は第1楽章と第2楽章、裏が残りでした。
途中でレコードをひっくりかえす労を厭わず、何度も何度も聞くようになりました。
友達が外で遊ぼうと誘いに来ているのに再生中だったので、待たせたことなんかもありました。
それくらい、「運命」が大好きになりました。
なんで、これほどまでに好きになったのか今持って謎ではありますが、自分の人生で大きな出会いであったことは確かです。
こんな私を見て親が音楽を習わせて、それがきっかけに音楽の才能を発揮し、と話がつながれば美談になりそうですが、残念ながらそうはなりませんでした。
ただ、自分にとってクラシック音楽はその後の人生の様々な出会いのきっかけになったのは間違いないです。
クラシック音楽の世界を知ることができたのは本当によかったと心の底から思います。
クラシック音楽と自分にまつわるお話は随時書いていこうと思います。