吸う時間が短い?木を見るより森を見よ
最近の母乳育児相談で多いのが
上手く吸えない…というご相談です。
訪問やクリニックで拝見してみると
吸っているんです。
吸っているんですが、少しだけ吸ってぷいっと離してみたり
吸っているんですがうなってみたり。
出産した産院では
「片方5分ずつ両方吸わせてね」
この指導がデフォルトのようで、
続けて5分吸わないことに悩んでいるご様子。
これは新生児ではなく3~7か月と幅広いママさんたちが悩んでいました。
発達OK、ご機嫌OK、むちむちフォルムOK
そして体重を測ってみるとだいたいみんな合格点。
うん、問題なしかな・・・。と思うのです。
さらに成長曲線に当てはめると
これは大丈夫。
ついでと言ってはなんですが、
直母量も測ると
概ね短時間でよく飲んでいる。
ごくごく音もしている。
ここまでくると絶対大丈夫!となるわけです。
一個の情報にとらわれずに
全体を俯瞰してみることが大切だな、と再認識した最近の訪問でした。
蛇足ですが、訪問の時ってなぜか同じようなお悩みが続くのです。
乳腺炎もしかりです。
小児科の川崎病が続くとか
産科のつわり入院が続く・・・みたいなイメージです。
さて話を戻します。
吸う時間が短くとお悩みのママはまず赤ちゃんの全体を
見てみて下さい。
ご機嫌な時間が1日の中に何度もあって
幸せそうに二十顎で笑っている時は
だいたいが大丈夫なのです。
が!まれにニコニコ笑いながら体重が増えない子もいます。
まずは体重測定。
それも専門家の判断ができる場所で。
何かしら小児科を受診するときや
保健センターなどでの体重測定を依頼してもOKです。
そして成長曲線を一緒に見てみて下さい。
それでもやっぱり心配・・・
早く悩みから解放されたい!
そんな時はゆっくりお話できる
訪問の助産師などにぜひご連絡くださいね。