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心の筋トレ

いやー、しかし仕事楽しいわ。

と思える日が久しぶりにきた。

そう、久しぶりに。

正直、音楽を創り出す時間にそう思うときもあるけど、そうじゃないときも多い。

そうじゃないときは、ただただ孤独で憂鬱でこの世の終わりみたいな時もある。

その感情から解放されるのは、良い音が生まれたとき。

その繰り返しだと思う。

そういえば今日は夢でも作曲の締め切り急かされていたっけ。

あぁいう夢は心臓に良くないな。苦笑

***


幻冬社の見城社長とサイバーエージェントの藤田社長が共著されたこちらの本にも書いてあるけれど、憂鬱でなければ仕事じゃない。というのは正にその通りだと思う。

憂鬱でなければ、仕事じゃない
https://www.amazon.co.jp/dp/4062170027/ref=cm_sw_r_cp_awd_ge35wb2HPTBEG

特に芸術に関しては、憂鬱になる時もないとダメじゃん、って思う。

喜怒哀楽の感情を感じ、心の筋トレをする。

筋トレは、細胞を破壊して構築しなおすことで次第に筋肉がついて強化されるわけだけど、それと同じように心の筋トレも必要。

ついこの間、物凄い勢いで一度私の心は破壊されたけど、今となってはあれがなければ、そのあとに強い決意を持つことは出来なかった。

これからもバンバン破壊して、また構築していきたい。

そのために、自分と向き合い続けたい。


***


この間、神戸にあるグッゲンハイム邸という場所に同級生のライブを聴きに行った。

彼女はギター弾き。
夢は世界一のプレイヤーだ。

実際、世界2位という実績を持っている。

彼女のMCはとても気持ちがいい。
プラスのエネルギーがビシビシ伝わってくる。
お客様を包み込むエネルギーだ。

声から意志を感じる人は、音にも意思が宿る。

当たり障りのないMCではなく、意思のあるMCは爽快だった。

彼女からライブ告知が来るのは凄く珍しかったので、わたしはすぐに行くと返事をした。

結果、東京から行って良かった。
と思えるライブだった。

音楽を磨くということは、自分の弱いところ、醜いところと向き合うということだと思う。

突き詰めれば突き詰めるほど、人間的な本質の部分と向き合わなければならない。

でも、ただ音だけを追って磨くとそんな風にはならない。

上っ面の、何の感情もこもっていないものになってしまう。

または、感情をこめてるつもりになるだけ。
自分の本質的な部分と向き合えていないと、感情が体を通して音になるまでの道がしっかりと出来ないのだ。

向き合うための時間をしっかり創れない人は、どんどん本質から遠ざかっていくのだろうな。

物事を極めたいなら、ちゃんとその時間を確保しなければいけない。

これは当たり前のことなのだけど、最近改めてそう思う。


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