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兵庫県相生市なぎさホール訪問

今日は兵庫県相生市にある相生市文化会館 扶桑電通なぎさホールへ行ってきました。

今回訪問した理由としては、2023年3月28日に開催される第7回福知山市新文化ホール整備基本構想・基本計画検討委員会の資料に参考としてこちらのなぎさホールが紹介されていたためです。

なぎさホール ホームページ
https://www.nagisa-aioi-hyogo.com/

ここは元々あった文化会館が築60年を迎えて老朽化したことから、7年前に場所を移して新築されたそうです。音響は永田音響設計。

大ホール606席、中ホール260席、小ホール60席となっており、大ホールのみ固定席となっています。

ピアノはヤマハとスタインウェイの2台が大ホールと中ホールで使用可能で、お伺いした際はピアノの弾き込みをされていました。

ちなみに大ホールと中ホールが同階にあるので移動出来るようになっているそう。ピアノが常設されているのは大ホールなので、移動料がかかるそうですが。

中ホール、小ホールは空調音がするいわゆる多目的ホールですが、利用率は大ホールよりも中ホールが多く、小ホールの利用は基本的には楽器の練習や吹奏楽団の練習に使われているそう。

会議室が多く、和室や調理室もあったのですが、会議室は数が多い割に利用率はそこまで高くないということでした。

1階にはカフェがあって1杯コーヒーをいただいたんですが、おかわり自由でコーヒー以外の飲み物も飲み放題という寛大なお店でした。

大ホール・中ホール・調理室・会議室がある建物と、小ホール・カフェがある建物が分かれてるんですが、入口を入ってすぐに柱があり、1階の大ホール入口の視認性がやや悪いこと。

会議室の利用がそこまで多くないものの、全部で5部屋設置していることは、市民の皆さんの活動と一致していない部分があるように感じました。

とはいえ、柿落とし公演には宮川彬良さん指揮の「オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ」が出演し、完売。

昨年12月には劇団四季の「人間になりたがった猫」が上演され、9割は埋まったとのこと。また、来年には関西フィルハーモニー管弦楽団の公演が予定されています。

運営は市の直営で、教育委員会の管轄となっており、事務所には教育委員会の関連団体でもある文化協会の事務局員の方もおられるそう。

私自身、色んなホールを見てきてますし、演奏した経験もあるんですが、600席のホールってなかなかないなぁと思っていたこともあり足を運びました。

思っていた以上に広々としていて、客席と舞台が近かったです。

特に、劇団四季の公演は大阪の四季劇場で最近観たばかりでしたが、舞台と客席が遠いんですよね。

それに比べたら、こういうこじんまりした客席で鑑賞の方が出演者をより身近に感じることができて良いと感じました。

現在の厚生会館は1000席。それに対して、福知山市が提示している案は500-800席。

こうして実際に現場を見に行くと、そこでどんなことができるのか?ぶわぁ〜っと事業案が浮かんできて、市民の方々がどんな体験が出来るのかが想像できるんですよね。

希望の暮らしがあってお家が建つように、望む事業があって設計があるべきだと私は考えています。福知山市や近隣の方々にとってより良いホールになるよう、議論を深めていきます。

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吉田佐和子
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