起業メモ #27 算定基礎届を提出する
社会保険の標準月額報酬は、年に1回、その年の4月~6月の給与額をベースに計算され、1年間(同年9月~翌年8月)固定されます。その計算に使う情報は「算定基礎届」として、7月1日~10日の間に事業者から提出する必要があります。こちらの届出も電子申請ができるので、その手順を記録として残します。
電子申請はGビズIDとe-Govの2通り
算定基礎届の提出は、紙の郵送に加えて電子申請が可能です。電子申請にも2通りあって、「GビズIDを利用する」「e-Govを利用する」のいずれかが選択できます。今回はGビズIDを取得済みで、e-Govも使える状態でしたので、どちらでも良かったのですが、利用している「freee人事労務」からはGビズIDを使った申請が簡単にできそうだったので、そちらを使ってみることにしました。
GビズIDを使って算定基礎届を提出する
freee人事労務で給与などの管理をしていれば、算定基礎届を自動作成できます。紙提出用にPDFファイルの出力もできますが、GビズIDを使った電子申請にも対応しています。
まずは、「日本年金機構様式」のPDFファイルをダウンロードして、自動作成された提出内容を確認してみます。今回は初回だったのですが、厚生年金の「事業所整理記号」「事業所番号」、健康保険の「事業者番号」などがシステムに未登録である旨のエラーが出たため、そちらを登録しておきました。
紙提出用のPDFで内容に問題が無いことを確認したら、あとは「電子申請」ボタンを押すだけです。GビズIDのID/パスワードの入力に続けて、スマホでの認証ができれば、そのまま電子申請自体は完了します。
申請後は、freee人事労務の画面上で、申請状況が「送信待ち」→「処理中」→「終了」と移行していきます。数時間後に「終了」までたどり着いて、算定基礎届の提出は完了です。
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