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起業メモ #51 全省庁統一資格を更新する
2024年8月に「全省庁統一資格」を取得しましたが、早くも更新申請のタイミングがやってきたので、今回も電子申請してみました。
全省庁統一資格の定期審査
国等の入札に参加する機会が今後ありそうということで、起業してすぐに全省庁統一資格を取得しました。
この全省庁統一資格は最大で3年間有効ですが、2024年8月のタイミングで取得できたものは「令和04・05・06年度に有効な資格」で、2025年3月末で有効期限が切れます。そこで、次の3年分の「令和07・08・09年度に有効な資格」を再度取得することになりますが、継続するためには決められた期間内の更新申請をする必要があります。この手続きは「定期審査」と呼ばれていて、今回は2025年1月6日~1月31日までの期間に申請を終える必要があります。
全省庁統一資格の更新申請はとても簡単
初回の申請では、手元に登記事項証明書や納税証明書を用意して、そのコピー(PDF)を添付して申請する必要がありました。一方更新申請の場合、既に調達ポータルにアカウントがあり、自社情報が登録済みのため、これらの書類に相当する情報を調達ポータルからe-Taxに直接申請できるようになっています。通常の証明書類の発行にはそれぞれ数百円かかるところ、この情報取得の申請は無料でできます。
添付が必要な次の3つの情報を選んで、「取得の依頼」をしたところ、半日ほどで添付可能な情報が取得できました。
登記事項証明書情報
納税情報(その2)
納税情報(その3の3)
なお、「納税情報(その2)」(所得金額の証明)については、最初の決算後間もないことから、次のようなメッセージが表示されて取得できませんでした。代わりに「法人税の申告に関する申出書」という書類を作成して添付することになりました。
納税情報(その2)を取得できませんでした。
なお、納税情報(その2)は新規設立(新規開業)したばかりで申告期限が未到来な場合があります。その際は「納税情報種別」にて納税情報(その3の3)又は納税情報(その3の2)のみを取得し、別途申告義務のないことを証する書類を添付する必要があります。
申請内容の入力も少なくて簡単
登記事項証明書と納税証明書の情報が取得できたら、あとは申請内容を画面に従って入力していくだけです。前回申請時の情報がある程度事前に入力されているので、最小限の入力で完成しました。申請時には、上述した「法人税の申告に関する申出書」と、財務諸表(貸借対照表、損益計算書)のPDFファイルを添付して、仮登録を知らせるメールのURLリンクをクリックして、申請完了でした。