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起業メモ #42 法人名義のクレジットカードを作る

会社の経理処理を省力化するために、法人名義の銀行口座やクレジットカードを作成して、会計ソフトに紐付けしています。今回は、法人名義のクレジットカードを作った際に考えたことを記録として残します。

法人名義のクレジットカードは法人口座に紐付けられるのがメリット

経理処理の省力化には、出入金を法人口座に集中させることが肝心です。法人口座を会計ソフトに紐付けて連携すれば、その出入りを管理することで、大きな間違いは起こらないと思います。
法人口座は、創業後5ヶ月ほどかかりましたが、ネットバンク系を2口座(PayPay銀行、GMOあおぞらネット銀行)とメガバンク系を1口座(三井住友銀行)作れました。これで、入金については概ね問題無く対応できるようになりました。
一方、出金については、企業当初は手持ちのクレジットカードがすべて個人のものだったので、上記の法人口座に紐付けられず、会計ソフト上での処理が煩雑でした。個人のクレジットカードの決済情報から法人の事業で使った分だけを支出として登録して、1ヶ月単位くらいで積算した金額を、法人口座から個人口座に都度振り込むことで、手作業で出入金の管理をしていました。

法人口座を作った際に、デビットカードが同時に作れたので、そちらを使い始めた時期もありました。デビットカードであれば法人口座に紐付いていて、多くのケースでクレジットカードと同じように利用できます。しかし、個人的にデビットカードにあまりなじみがなかったこともあり、法人名義のクレジットカードを作って、各種支払をそのクレジットカードで決済する方針としました。

法人名義のクレジットカードは、あまり選択肢が多くない

いざ、法人名義のクレジットカードを作ろうとしたところ、選択肢が案外少ないことが分かりました。法人向けをうたっているクレジットカードでも、基本的には個人事業主向けで法人口座に紐付けられないものがありました。また、法人向けでも大企業向けのコーポレートカードは想像以上に年会費が高いため、年会費をある程度に抑えようと思うと、さらに選択肢は狭まりました。
結局、ネット上の比較サイトを参考に、主に日頃持ち歩いて使うカード(JCB)と、主にネット決済に使うカード(VISA)をそれぞれ1枚ずつ作りました。複数枚持つことで、1枚が何らかの理由で使えない際にも対応できるようになりました。

サイバーリスク保険が付帯するカードもある!

法人名義のクレジットカードに付帯するサービスは、空港のラウンジ利用や国内外旅行時の保険などは、個人向けのクレジットカードのものとそれほど違いはありません。珍しいところでは、サイバーリスク保険が付帯するものがあったので、私はJCBの法人カードを作りました。

このカードに自動付帯するサイバーリスク保険ですが、細かな適用条件はあるものの、他者への妨害や情報漏洩、著作権侵害などで発生した損害賠償金に対して、ゴールドカードであれば75万円を上限に保険金が支払われるようです。

https://insurance.jcb.co.jp/cm/service/card/pdf/cyber_01.pdf

保険金を請求する機会が無いことを祈りたいですが、サイバーセキュリティの脅威はますます高まっているので、カード付帯に限らず、中小企業でも今後はサイバーリスク保険への加入を真剣に検討する時期がくるかもしれません。

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