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さわば
2016年10月15日 10:55
「あ…ありがとうございましたー…」「ありがとうございましたっ!」お客さんを見送りながら、羽菜と店長の声が重なる。ちなみに前者のちょっとこもって小さめの声が羽菜で、はきはきと明るい後者の声が店長だ。一通り仕事を教えられて、羽菜は接客係に割り当てられた。花の手入れの時はキビキビハキハキ受け答えできる羽菜だが、それ以外となるとどうも気恥ずかしくなって、声が小さくなってしまう。「羽菜ちゃん