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在宅ワーク用に座面の低いオフィスチェアが欲しい

在宅で仕事をする機会が増えてから、チェアを買い換えた人は多いのではないでしょうか?先日、私もチェアを買い換えたので、その際に選んだ基準と気がついたことを紹介します。

家では靴を脱ぎますよね

オフィスチェアは種類が多く、いざ自分で選ぶとなると相当迷ってしまいます。機能満載の高級チェア、リビングになじむデザイン、コスパがいい、とか人それぞれ重要視するポイントは異なると思いますが、建築士の資格をもつ私が購入の際に最も重要視したのは、サイズ、寸法、特に座面の高さです。ほとんどのオフィスチェアは座面の高さを変えられるので、座面の高さについて注目している人は少ないと思いますが、よく考えてみてください。オフィスでは靴を履いていますが、家では靴を脱いでいます。靴のかかと高さ分、約3センチくらい低くしないとかかとは床につきません。私は身長156cmで「一般社団法人日本オフィス家具協会」の、机と椅子の適切な高さを求める計算式によると、適切な座面の高さは39cmでした。この計算式も、オフィスを想定しているので、靴を履いた状態での高さになっているはずです。

こちらの記事には、座面の高さのほかにも、チェアとデスクの高さの関係についても詳しく解説されているので、チェアを探している方は是非参考にしてみてください。
https://www.office-com.jp/gimon/work-space/desk_chair_height.html

これを読んでいる皆さんには、いま家で使っているチェアとテーブルの高さを測り、ご自身の体に合っている寸法かどうかを確認することをおすすめします。実際にパソコン作業をしてみるとさらによくわかると思います。

私は、たまたまですが、家のリビングで使っているチェアの座面の高さが38cm、テーブルの高さが67cmで、仕事するにもちょうどいい高さだと確認できました。そして、デザインや機能を調べながらチェアを探していて大変驚きました。それは、38cmまで低くできるチェアがものすごく少ないのです。座面高は約41cmまでしか下げられないものがほとんどでした。

私の選択

購入前に実際に座ってみたかったので、近くの家具店で実物を見ることができるオカムラのチェアに絞りました。
座面が高いとひざ裏が圧迫されて脚がむくむ原因にもなると考え、座面が高くても座面が前傾するチェアも候補にしました。
ノーム(座面高さ38cm~、リビング空間になじむデザイン)
シルフィー(座面高さ42cm~、前傾機能付き、小柄な人にもフィットする機能あり)


家具店へ赴き、靴をぬいで座ったところ、シルフィーは脚がつかず、体のサイズ的にも私には大きすぎました。店員さんに座面高さの低いチェアを探していると伝えたところ、オカムラのCG-M(座面高さ38.5cm~)を紹介されました。このチェアは名前が品番のようだからか(他のチェアにはカタカナの名前がついている)、WEBで探したときに、見落としていました。なので、ノーム か、 CG-Mか、の選択になりました。店員さんは私の家のデスクと寸法が近い68cmのダイニングテーブルを探し出し、2つののチェアに座った感じを試させてくれました。結果、CG-Mを選びました。選んだポイントは座面のクッションと背もたれのフィット感の違いです。ノームはオフィスよりは、ホームで使うことを想定した商品なので、デザインはリビングになじむのですが、オフィスチェアのようなフィット感のある座り心地ではありませんでした。一方CG-Mは、オフィスチェアのラインナップでは下のほうですが、座面には異硬度クッションというものが採用されているので、座り心地の良いオフィスチェア、というかんじで、仕事で長時間座るために適していると判断しました。家具店に行く前にYouTubeでこの異硬度クッションのことを見ていて良さそうだな、と思っていたのも決め手だったかもしれません。

使ってみての感想

探して迷って選んだチェアに座って約2ケ月、選択は間違ってなかったな、と満足しています。私が購入する数か月前に、座面が高いことに気が付かずに高級オフィスチェアを購入した夫は、足元にフットレストをおいて使っています。先程、オカムラのチェアを確認してみたら、ひとつだけ座面の低いチェアの新製品がありました。テレワークやフリーランスなど在宅ワーカーは増えているので、チェアの選択肢はもっと増えるべきだと思いました。

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