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留学の目的(マラヤ大学inマレーシア)

9月からマレーシアのマラヤ大学に留学するので、留学の目標を定めようと思います。

人によるとは思うけど、目的→大きな目標→小さな目標、というのが上手くいく目標とスケジュールの立て方だと個人的には思っているので、まずは留学の目的を再度確認します。

正直まだ現地での生活のイメージがよくわかっていないので、過去の留学生の体験談とかを見つけて読んで、そのうえで留学までに目的に合わせた具体的目標を定める予定です。


留学の目的

留学の目的は以下の通り。

①視野を広げる
自分の知らない世界を知りたいです。

②異文化・他言語の社会で生きる
成長したいです。

③コミュニケーション能力の向上
英語を伸ばしたいです。

以上が目的です。

とても陳腐ですね。

留学そのものの大まかな目的は陳腐だけど、マレーシアを留学先に選んだ理由はもう少し具体的で個人的(?)で中身があって、それぞれ、留学の目的にもつながっています。


マレーシアのマラヤ大学を選んだ理由

決め手にはなっていないけど、決めた後にマレーシアの良いと思った点も入っていますが、以下が主な理由です。

①国際関係の捉え方を見直したい

現在、大学で国際関係を勉強しています。そこで思ったのが、理論って大国中心だなーということです(まあ歴史的にはそうなって当然だと思うけど)。大学には理論以外にも、具体的なことをフィールド経験ある先生が教えてくれる授業もあるけど、そう思いました。
ニュースを見ていても、国際政治は大国中心で捉えられていると感じます。アメリカが~、ロシアが~、中国が~。影響力が大きいから当然ではあるけれど、主語は大国が多い。そして相対的に小さい国は、「大国のどちらにつくか」という視点で見られがちです。
「ウクライナ侵攻に関する総会決議でアフリカ諸国はどう投票した」とかが注目されることからも、政治の世界でもそうなっていることがうかがえます。

実際には、「小国」には「どっちにつくか」ではなく、バランス取りつつ国益を追求している国が多い。
もちろん、研究者も報道関係者も国家公務員もそのことをわかっていて、「小国」に関心を払っていることは重々承知です。「パワー」ではなく「規範」に注目した理論だってあるし、バランス外交は新聞で書かれているし。
ただ、やっぱり大国中心になっている面が現実にはあって、それが良いとか悪いとかいう以前に、自分の国際政治の見方の基準になっていると思う。
頭ではわかっていても、例えばニュースを見ていて「どっちにつくかな」と考えてしまう(日本のODAと一帯一路、この国はどっちを選ぶのかなーみたいに)。

そんな国際政治の見方を脱却したい。普段とは異なる視点で、国際政治を見たい。これが一番の理由です。
日本とも関係が深くて、近年米中対立が激しくなっている東南アジアがベストな地域になるのではと考えました。
(それで、一橋が協定結んでいる東南アジアの大学で国際関係の授業が一番充実しているように見えるマラヤ大学を選んだというわけです)

②多文化共生!

マレーシアは多文化共生の国と言われています。多民族、多宗教。
国教(イスラム教)が憲法で定められている一方で、多文化なのって面白いなと思います。

翻って日本。無宗教の人が多いにもかかわらず、というか無宗教がむしろアイデンティティとなり、単一民族神話が根強い(※個人の見解です)。

多文化共生社会で暮らしたら、何か新しい気づきを得られるのでは、と思っています。

③イスラム教

純粋にイスラム教徒が多い国に行ってみたいという想いもあります。
日本ではあまりイスラム教に触れる機会がなかったので(少なくとも私は)。

モスクもたくさん見たいです!
きれいだから好き。スマホの写真アプリにモスク用のファイル作るほど好き。

④グローバルサウスが抱える問題を自分の目で見たい

貧困とか環境とか人権とか。

まず、私は小学生のとき見た原爆のアニメがきっかけで、平和な世界を作りたい!と思い続けてきました。
最初は戦争を防ぎたいと思ってたけど、その手段はたくさんあるし、戦争を防ぎたいというよりは自分はもっと広く人権を擁護したいんだなって気づくようになりました。
で、具体的に何がしたいか、結局わかってません。

色んな世界の問題を見て、自分がやりたいこと/できることのヒントが得られたら良いなと思う。

あと、①とも似ているけど、少しでもグローバルサウスの視点で問題を捉えられるようになりたいです。
環境とか人権とかって国家単位の問題ではなくて国際的な問題で、グローバルに色んな動きがあると思うけど、私はそれを先進国目線で捉えていると思います。

例えば、環境問題の自国の発展する権利と先進国の責任を追及する途上国VS自国の経済的負担を恐れ国を問わず問題に取り組むべきとする先進国みたいな構造(ここまできれいな二項対立かはさておき)。人権の基準を貿易や支援の条件に組み込むEUと条件がない中国との関係を深める国々。

途上国側の意見も理解はできるものの、具体的に途上国がどういう問題を抱えているのか、先進国の基準がどれくらい・どのようなインパクトを持つのか、いまいちわかっていない。それだと、現実的な解決策って出てこない。
問題を自分で見て、現地の報道に触れ、現地の人の意見を聞くことで、掘り下げたいです。
これに関してはクアラルンプールで勉強しててもわからないことが多いと思うので、東南アジアの色んな場所を旅したいですね。

⑤訛のある英語と中国語

時代はインターナショナルをこえてグローバル!
英語でコミュニケーションをとるとき、相手がきれいなアメリカ英語を話すとは限りません。というか、そうではない可能性のほうが高い。
大事なのは「正しい英語」を話すことではなく、自分と相手に多少の訛があっても意思疎通できること。

みたいなことがよく言われるじゃないですか。
マレーシアで勉強するメリットかなって思います(アメリカとか世界中から人が集まってるからむしろ良いのではって言われたら、その通りですって感じだけど)。

あと、マレーシアには中国語を話せる人が多いです。
最近全然勉強してない中国語、これを機に頑張りたいです。


1年間充実した留学にできるよう、上記の目的を達成できるよう、これから目標を立てていきます!


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