第26回開示請求 吉村知事は、看護師の負担軽減のために動いているのか?
2020年12月16日の知事囲み会見で、こんなやりとりがありました。
(私が要約記載したものなので、正確な言い回しを知りたい方は、維新のYouTubeを見てください)
記者: 先ほど市長がテレビで、病院で清掃事業者に担ってもらえないために、看護師が洗濯、ベッドメイクなどをしている実情があり、府がそれについて検討しているようなことを言っていた。その事実と現状について。
吉村: コロナ病棟で勤務する看護師の負担を軽減することは重要だと思ってる。そのなかで、清掃業務などさまざまな負担をどうやって減らすことができるか、まさに今、これまでもできること実施しているが、さらにもう一段できることを検討している最中。
この点については、方向性が定まれば、皆さんにお伝えする。いま担当部で検討している。
僕としては看護師の負担を、本来の看護業務以外のコロナ特有の負担を軽減したいと思ってる。
記者:看護業務に集中してもらうために、別の事業者などにやってもらうことをめざしている?
吉村: そう。看護師がやらざるをえなくなっている状況を回避できないか。つまり、他の事業者で。看護師は看護の仕事に注力できるように、清掃事業者との関係をつくって。それも簡単なことではないが、進めていきたい。
知事は看護師の負担軽減をこれまでも実施してて、そして今後の負担軽減についてもすでに検討しているんですね。
私、詳しく知りたいです、文書見せてください!
本日、通知書が届きました。
え?
行政文書を作成・取得していない?
つまりは検討していない???
ということは、
知事が「看護師の負担軽減のために、検討しています!」と言ったのは、デマカセなんですか!?
市長も知事もどちらもそうですが、
首長たちの「やってます」「検討してます」「着手しています」がすべて信じられないです。
そんな一言一言を疑わなければならないなんて、悲しくて情けなくて仕方ありません。
なお、請求項②の「これまでもできることを実施している」は、ここで公開しているファイルのうち、「人的支援等に関する補助」の「医療従事者の確保支援」が該当するそうです。
部局の担当の方に「これは、医療従事者を派遣する施策であって、看護師がやむを得ずやっている業務を別の職種の方がしていることではないですよね?」と確認しましたが、
「人数が増えればすなわち負担が軽減するから『できることを実施している』に当てはまる」のだそうです。
先にTwitterで呟きましたが、
わたし、昨年夏から開示請求を続けているんですが、
首長が「やってる」と言ったことに関する文書がないことに対して、「そうだろうね」としか思わなくなってきているところが、正直あるんですよ。
不存在が多すぎて、感覚がマヒしてる。
でも、役所は文書主義のはず。
駄目ですね、不存在に対しては、ちゃんと(?)疑問を感じ、怒り、正すように声を大にして言いたいと思います。
公文書の裏付けなしに、まるでちゃんと動いているかのようにペラペラしゃべるな!!
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