第32回開示請求 「大阪コロナ追跡システム」のApp Time社への支払いが、とうとう1000万円を超える

吉村知事が当初「国会議員の文書通信費の1カ月100万円より安いですから」と発表したけれど、いろんな改修が後から行なわれ、結局当初(80万円が大々的にアピールされた開発費)の10倍以上(842万6000円)にまで費用が膨らんだ「大阪コロナ追跡システム」の開発費用。
これについては、昨年11月に日刊ゲンダイさんで報じていただきました。

また、ゲンダイさんの上記の記事の際に提供した、App Time社との契約書等については年明けにnoteに公開をしたところです。

大阪府の随意契約結果一覧表を見ていたら、どうやらこの後もまた更にApp Time社にお金が支払われていることが分かりましたので、同社とどのような契約が追加で行なわれたのか、開示請求をしました。

いただいた文書は最後にまとめて載せますが、
①これまで独立管理していた「感染防止宣言ステッカー」の発行システムを「大阪コロナ追跡システム」のシステムに統合
②緊急事態宣言後に一層の「大阪マイル」の登録促進するための改修

この2つの改修のため、
追加で331万3750円の契約がなされたことが分かりました。

大阪マイル導入時の昨年8月には、407万かけて改修が行なわれていたのに、今回②で大阪マイルに関連して更なる改修が行なわれました。

大阪コロナ追跡システムが始まってから、都度都度小さな改修を積み重ね、すでに明らかになっていた契約分と合わせると、1173万9750円。
とうとう、1000万円を超えました。

いやぁ、App Time社は、小さな額で受注して大きく育てていますね
さすが知事囲み会見で知事が同システムの概要・構想を発表したのを見て、自ら売り込みをした会社だけありますね(←褒めてないですよ)。

「複数の会社が売り込みをした中で、1番安価だった同社を選択した」とスマートシティ戦略部の担当の方にお伺いしましたが、トータルで見て本当にこの会社が一番安価だったんでしょうかね?

スマートシティ戦略部のほうでも、もっと最初からシステムの全体構想を持っていたら費用を抑えられたんじゃないでしょうか。

前回のnoteで、「大阪コロナ追跡システム普及させる気がないなら、3月末でシステムを廃止してCOCOAに一本化されたらいかがですか?」と投稿しましたが、最近さらなるシステム改修がされたということは、4月以降もこのシステムを使いそうですね……
サーバー代が月17万円かかるんですよ。
また2021年度も、この会社に税金が支払われていきますね。はぁ……


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?