おにぎり
具沢山のおにぎりや豪華なおにぎり、
変わり種の具材が入ったおにぎり。
多種多様なおにぎりが存在するが
私が好きなのは梅おにぎりだ。
続いて塩のみで握った素のおにぎり。
要はシンプルなものが好きなのである。
ただご飯を握り固めただけなのになぜあんなにも美味しいのか。
茶碗に白飯だけとなるといささか切なさがでてしまうが
握られているというだけとても心が躍る。
好きなおにぎりに話を戻そう。
何度も言うが梅のおにぎりが好きだ。
それも小梅ではなく大きな梅干し。
それをご飯の真ん中にぶっきらぼうにのせ包み込む。
おにぎりを握るのはぜひ素手で握ってほしい。
手に塩をまぶしまだ熱いご飯を潰さない程度にふんわりと握る。
そんなおにぎりが好きだ。
おにぎりの大きさは大きすぎず小さすぎないサイズがいい。
一口目で梅干しまでたどり着き、どこを食べても梅干しにあたる。
そのくらいのサイズがちょうどいい。
熱さを我慢して握ったおにぎりに
海苔を巻きアルミホイルで包んで少し時間をおく。
料理は出来立てが美味しいというが
おにぎりに関しては別だ。
時間を置くことでアルミホイルの中で熟成していくおにぎり。
包まれている間にあたたかいご飯と海苔が徐々に馴染んでいくのだ。
海苔がパリッとしたおにぎりも好きだが
海苔がしなしなになったおにぎりの方がもっと好きだ。
そしておにぎりを握ったことさえ忘れた頃、
あぁそういえば今朝おにぎりを握ったな
なんて思いつつおもむろにアルミホイルを開ける。
そこには海苔とご飯が一体になった完璧なおにぎりがあるのである。
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