ダークメイジ向け占星術レシピ
ダークメイジ目線での占星術スキルの運用例を紹介します。一応実戦はワンドメインでしか運用していませんがスタッフメインでも一緒だと思います。
カードドロー等、戦闘占星術システムの基礎については、おおよそ理解している前提で説明は省きます。その辺は公式サイトか他に詳しく説明してくれているサイトが有るかと思いますのでそちらを参考にしてください。
ディスティニーウィービング
ディスティニーウィービングの構成例
1. [吊るされた男] のみ
最も汎用的で強力なバフ効果カードである [吊るされた男] 1枚のみの構成。
妨害スタイルに設定した占星術スキルを打っていれば勝手に[吊るされた男]が発動するので、ドローカウントやカード発動の管理をする必要が無い点がメリット。
2. [運命の輪] + [吊るされた男]
つぎのカードを即時ドローする [運命の輪] を組み合わせる構成。
[運命の輪]を利用して占星術スキル自体の回転率を上げつつ、[吊るされた男]の発動に期待できる。グランドコンジャンクションのデバフ効果とバフ効果をフルに使用しながら、[吊るされた男]の発動タイミングを意識的に制御したい場合、[吊るされた男]単体よりもスキルを回しやすく扱いやすい。
また、[運命の輪] の特殊効果により[吊るされた男]を2枚ドローできた場合は効果時間が2倍になる。
3. [運命の輪] + [吊るされた男] + [運命の輪] + [星]
スターダスト発動率が上がる [星] を組み合わせることで、幸運2枚のシナジー効果(ドローカウント-1)を発動させる構成。
上の構成と比べると回転率は落ちるものの、シナジー効果によりドローカウントの調整がしやすくなるメリットがある。そもそも[吊るされた男]は0等級時点でも効果時間が30秒あり、装備しているパーティメンバーが複数いる場合過剰になるケースがある。その場合は、[運命の輪]を挟んでさらに別のカードをもう1枚入れた方が良い可能性も考えられる。
特に、カードの等級が開放されてバフ効果の持続時間や運命の輪2枚ドローの確率が上がる2ndアップデート以降に注目の構成。
[星]のDPS影響度はそこまで大きくない※ が、シナジー効果が強力なので採用している。
※ [星]発動中のDPS上昇の期待値は最良(全ての攻撃にスターダスト発生チャンスがあると仮定)だと最大2.6%もあるが、実戦ではヒット頻度の高いライトニングチェーンにスターダストが吸われやすく、実際の期待値はそれよりもはるかに低くなる。
4. [運命の輪] + [月] (+ α)
ダメージ上昇のバフの [月] を使用する構成。
パーティ内に[吊るされた男]を使用しているメンバが複数いて、必要なときに効果が維持できている場合におすすめ。3番目のパターンのように[星]と組み合わせても良い。
[月] 以外にも[愚者]、[死]、[法皇]、[女教皇] など面白そうなカードはあるものの、0等級固定の現状では効果量や持続時間が物足りない印象。これらも2ndアップデート以降に期待。
補足:シナジー効果の仕様
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カードタイプシナジー効果は同じタイプの異なるカードを配置しないと発動しないので[吊るされた男]を5枚入れても効果時間は増えません。
また、効果はオーブを装備している状態でないと発動しないので、適当な攻撃タイプのカードを5枚入れてもワンドやスタッフ着用時の魔法攻撃力は上がりません。残念。
グランドコンジャンクション
ディスティニーウィービングの構成例2または3を前提。4の場合は[月]を発動させるために支援スタイルのスキルを用意して使用する。
全体スタイル・共用効果
妨害スタイルでないと[対象の防御と保護減少 Lv.1 / Lv.2 ] が配置できないため全体スタイルはほぼ固定。ほかのパーティメンバが保護デバフを撒いてくれる場合は、全体を支援スタイルにすることで[バフ持続時間増加] を使用する選択肢もある。
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共用効果では[デバフ効果持続時間増加 Lv.1 / Lv.2] で保護デバフの時間を延長している。残り1枠は他に有効なものがないため消去法で[生命力回復効果の回復量増加]を使用している。グレンベルナでは多少は有効かもしれない。
サイズスラッシュ
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ドローカウント調整用スキルだがほとんど使用しない。
スターデトネーション
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クラウドコントロール用スキル。範囲・吸引を付けても枠が余るため与えるダメージ増加もつけている。
ステラブレイク
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デバフの予備枠。自分を中心に展開されるリボルブショックと違い、離れた位置にいる敵にも保護デバフを撒きやすい。縦方向に広い範囲を持つ特徴から、雑魚敵相手へのエクスプロージョンランジとも連携しやすい。
素の倍率が高いため火力に寄せる選択肢もある。
スピンスパート
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移動スキル兼クラウドコントロール用スキル。押し出しを入れることで前方に移動しながら敵を引きずって動かすことができる。
引き寄せを同時にセットすると、押し出しの効果がうまく機能しなくなるケースが有るため注意。
リボルブショック
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デバフ用兼 [吊るされた男] 発動用。極めてディレイが短いため扱いやすいが、範囲は自分を中心に展開されるため敵にある程度近づく必要がある点には注意。
スターサインスプレッド
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バフ用&集敵用。[対象に与えるダメージ増加] と [パーティーメンバーの魔法攻撃ダメージ増加] を両方起動するためには、敵と味方両方が範囲に入るよう使用する必要がある点には注意。
補足:スターサインスプレッドにバフ効果を付与する意図
バフデバフ系の効果はスターサインスプレッドに付与したときに最も効果量・効果時間が大きくなるという特徴がある。特に、[対象に与えるダメージ増加]は最も火力影響が大きいバフ効果だが、スターサインスプレッドに付与したときのみ効果値が5%、効果時間が30秒になる(他のスキルの場合3%,15秒)。さらに、それに次いで影響が大きい [パーティーメンバーの〇〇攻撃ダメージ増加] 系は、スターサインスプレッドに付与することで持続時間が15秒になる(他スキルでは10秒以下)。このため、ダークメイジの場合、ライトニングチェーンの持続時間いっぱいまで自己バフを維持するためには、スターサインスプレッドに[パーティーメンバーの魔法攻撃ダメージ増加] をセットする必要がある。
また、リボルブショックに保護デバフを搭載した場合はデバフの効果時間が15秒になるため、自己バフと敵へのデバフの時間が揃い管理しやすくなるというメリットもある。
グラビテーショナルプル
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移動兼クラウドコントロール用スキル。範囲細工と合わせることで凄まじい範囲を吸引できる。枠が余るため[パーティーメンバーの生命力回復] を入れているが、好みで[追加攻撃] などをいれる選択肢もある。
フェイタルクラッシュ
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使用しない。全体スタイルを妨害タイプにするために適当な妨害効果を詰め込んでいる。
運用のコツ
バフ・デバフの維持
ライトニングチェーンの直前にスターサインスプレッド、リボルブショックを使いバフ・デバフをかけるのが基本の動き。
[運命の輪] でスキルCTを踏み倒すことでスターサインスプレッドを2回打てるため、敵と自分どちらかにしかヒットしなかった場合はリカバーできる。また、味方へのボーナスダメージは持続時間が15秒なのに対し、敵へのダメージ増加効果は持続時間が30秒と長いため、自己バフの方を優先するのがおすすめ。
一方、[吊るされた男] は的にヒットさせることが条件のため、ドロー状態でのリボルブショックは外さないように注意する。
また、ウェーブ式の雑魚戦などで、リボルブショックによるデバフや[吊るされた男] 効果が維持できない状況でも、ステラブレイクを混ぜることで保護デバフを撒くことができる。
ドローカウントの調整
グレンベルナやクロムバスでは、戦闘の合間に時間があるため、その間にスキルを空打ちすることでドローカウントを調整できる。[運命の輪] をどろーした状態で戦闘を開始できれば、初動でCTを気にせずにスキルを使用しながら[吊るされた男] や他のバフ・デバフ効果をフルに展開できる。
待ち時間に攻撃する対象がいる場合はサイズスラッシュでドローカウントを稼ぐこともできる。
回避と移動
グラビテーショナルプルとスピンスパートを駆使することで、ドローカウントを稼ぎながら敵の攻撃を回避したり移動したりできる。
特に、グラビテーショナルプルはアンカーラッシュとほぼ同等の距離をワープできる上、アンカーラッシュよりも硬直時間が短い。ただし無敵時間も短いため、攻撃判定が長時間残る攻撃(カリアフの鎌回転斬りなど)に対して使うのには向かない。
スピンスパートには移動中に中断耐性があるが無敵はない。単純に範囲外への回避やペットに頼らない移動の手段、ギミックの処理用として使うことが多い。
クラウドコントロール
誘惑の罠やスピニングスラッシュなどの既存の集敵スキルとは異なり、[引き寄せ] 効果は中心に向かって一定距離だけ移動させる効果なので、一度の使用では敵を一点に集められない場合が多い。そのため、複数のスキルを組み合わせたり、デスマーカーや吸引ペットを併用したりするなどの工夫が必要。
スターデトネーション
範囲が広め。遠距離から任意の位置に発射できるため扱いやすい。着弾から少し遅れて吸引効果が発動するため扱いに慣れが必要。準備時間が長いのは明確なデメリット。グラビテーショナルプル
範囲が非常に広い。自分が移動した先に向かって敵を引き寄せるため、ブレイズに繋いだり他のスキルやクーン・アンヌーンと組み合わせて位置を調整したりすると良い。また、[追加攻撃] 効果をセットしていないと吸引した敵がすぐに動き出すため、ペット召喚やリボルブショック等と組み合わせる必要がある。スターサインスプレッド
範囲は狭め。こちらも任意の位置に打てる上、バフ・デバフを付与しながら吸引できる。他のスキルで広範囲の敵をある程度集めたあとに使用すると使いやすい。スピンスパート
吸引ではなく押し出しのスキル。デスマーカーと併用することで簡易スタンピードのように使ったり、ウインドブラスト等と併用することで敵を長距離移動させたりすることができる。ダウンキャンセルを起こさずに敵を移動できる。
また、グラビテーショナルプルとスターサインスプレッドは[追加攻撃] をセットしていない場合攻撃が発生しないため、催眠状態の敵を起こさずに移動したり(ただし位置ずれが起きる模様)、ハイドCTを発生させずに敵を動かしたりできる。