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小児麻痺の祖母について・・・

何十年も前に亡くなった祖母を最近よく思い出す。

祖母は、小児麻痺で歩けてはいたが、左半身に麻痺があり、左の肘から下は使えていなかった。なのに、子どもを7人産んでいる。

「牛肉は食べない」がポリシー

兄弟・いとこ同士でも話題になるのが、祖母のいたずら

孫の足をつねり、孫がびっくりして振り向くと、ガバーっと入れ歯をはずして、ニヤッとわらう。

小さい時は怖くて仕方なく、つねられるのが嫌で、なるべく祖母の近くに座らないようにしていた。

母によると、祖母は子どもが好きすぎて、子どもの足を見ると「可愛い!!イイイー!」となってつねりたくなっていたのだそう。どんな愛情表現や。

性格はきつく、祖父ともよく激しい喧嘩をしていたそうだ。
生活はとても貧しかったらしいが、母を含め、叔父・叔母からも祖母の障害の話を聞いた事が無い。とにかく、祖母がきつかった事、「女は勉強なんかせんと、さっさと結婚しんしゃい」と言っていた事を聞くだけだった。

私の息子には知的障害もあるので、少し違うこともあるけれど。今ほど福祉のサービスも整っておらず、リハビリ、補装具もない状況で、子ども達に「障害」を感じさせなかった祖母。入れ歯をネタに孫をビビらせる祖母。

ファンキーで面白いばあちゃんやったなー

母に、「おばあちゃんのことNOTEに書いてみてよ。」と言ってみたが、全然やる気がないようだ・・・もったいない。絶対ネタの宝庫なハズなのに。

障害の印象より、本人のキャラクターが全面に残る生き方を、息子にもしてほしいと思う。




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