関西弁と、標準語と、漫才。
私の好きな物のひとつにお笑いがある。
勿論、コントも漫談も、リズムネタも…ありとあらゆるお笑いが好き。
その中でも恐らく1番好きなのは「漫才」だと思う。
沢山の事務所に色々な方法で私達を笑わせてくれる芸人さんがいて、芸人さん達を私は尊敬し、崇拝している。
私は関東民。
と言っても中心に住んでる人間では無く、栃木の片田舎で産まれ、現在は群馬県の片田舎に住んでいる。
多少訛りはあるものの、話すのは標準語。
でも小さい頃から関西弁が好きだった。
大人になって、自分のお金で劇場に行ける様になっても、行くのは大阪の劇場。
東京の劇場に行く時のお目当ての芸人さんは関西から来る芸人さん。
何故なら関西弁が好きだから。
関西弁の漫才と標準語の漫才。
私はどちらかと言うと関西弁の漫才が好きだった。
標準語の漫才を観ると、何故かこしょばい様な…なんだろ…
「洋画を吹き替えで観てる」気持ちになった。
コロナをきっかけに、大阪の劇場へは行けなくなり、家でYouTubeや劇場での配信を観るようになった。
観始めた頃は、やっぱり耳馴染みのある関西の芸人さんを選んで観ていた。
まるで「留学した時の語学力を忘れない様に」躍起になって洋画を観まくったり、洋楽を聴きまくる様な感覚で関西弁を聞いていた。
ある時ふと、1組の芸人さんが気になってYouTubeでネタを観る毎日が続いた。
1人は標準語、相方さんは関西弁に近い言葉を使うそのコンビに、私は夢中になっていた事に気付く。
そして自分の中で疑問が湧く。
「え、もしかして私、どちらかが標準語じゃないコンビなら観られるの?」
んな訳あるか!
と思うけど…どうやら当時はそうだったらしい。
試しにどちらも標準語で話すコンビの漫才を観てみると…
「あぁっ~~!ダメだぁ…何か…ダメだぁ…」
と(笑)
自分でも本当によく分からない…何か…こしょばい感じ。
いやいや、それじゃダメだ。
世の中にはコロナが蔓延って…大阪には行けない。
慣れろ、さわ。慣れるんだ。
何で普段喋ってる言葉にそんなに違和感を感じるのか自分でも解らないけど…とにかく標準語で話すであろう、そのコンビの周りを攻めてみることにした。
先輩さん、後輩さん、同期さん。
ありとあらゆる標準語の漫才を観始めた。
するとどうでしょう…見始めて約1年…
あれだけ違和感を感じていた標準語の漫才が、今では心地好い物となっているのです。
言葉って不思議だよね。
標準語の漫才も好きになり、関西弁の漫才は元々大好きな私。
結果的には…いわゆる「推し」が増え過ぎて困ってる私です。
そして今ハマり始めてるのが「ナミダバシ」
いや、慣れてへんやないか!
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