神様が教えてくれたこと
2022年10月
私は乳がんであると診断されました。
右乳がん HER2陽性
あの時の衝撃と悲しみ、そして次々に襲ってくる不安や恐怖は、それまでには感じたことのないとてつもなく大きなものでした。
一体これから私にどんなことが起こるんだろう…。
真っ暗で先が見えないトンネルの中に、一人で入っていかなければならないような感覚でした。
でも、その一方で、
なんで今、私にこんなことが起きたのだろう?
このことは私にとってどんな意味があるのだろう?
と、事態を俯瞰的に捉えようとする自分もいました。
神様はこの試練を通して、私に何を教えてくれようとしているのだろう…。
あの時は、
なんの罰だろう?
何がいけなかったんだろう?
と、日々の自分の在り方を振り返り、反省すべきことばかりに意識が向いていました。
もちろん反省し、改心することも大切です。
ですが、
まもなく一年半に及ぶ私の乳がん治療が終わろうとしている今、
実は、その答えがこの体験の中のあちこちに散りばめられていて、
その一つ一つの気づきが、
神様から与えてられた贈り物だったように思うのです。
贈り物って…。
一年半前の絶望していた私が聞いたら、何言ってんの?ってかんじだったと思います。
たしかに、
この闘病生活の間には、
つらいこと、苦しいこと本当にたくさんありました。
きつかったなぁ…と、当時の心境を思い返して、今でも涙がこぼれそうになることもあります。
また、ようやく治療が終わるといっても、これで全てが完了というわけでもありません。
これからも再発の不安を抱えながら、定期的に検査に挑むことになるのです。
それでもなぜ今私は幸せな気持ちでいられるのか…。
これまでの体験やそこから得た気づきなどのエピソードを振り返りながら、お話していけたらと思っています。
もし今ご自身やご家族、あるいは大切なパートナーやご友人に、私と同じ病気を患っているという方がいらしたら…
その方々に読んでいただき、少しでも心が明るくなっていただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
リトルミー