営業時代に学んだこと
こんばんは創です。
私は20代の頃、ブラックな会社で営業をやっていました。
人生経験に無駄はないというのは本当で、この頃学んだことというのは今でも活かせています。
例えば、農家の家に飛び込み営業をかける時にいきなり商品の話をするのはNG。
「畑では何を作っているんですか?」「田んぼはどれぐらいやっているんですか?」と相手の話を聞き出さないと行けない。
これは今でも使っています。利用者さんが興味がある話を引き出し、温めてから聞き取りを行うと例えば何の年金をもらっているか等のちょっと聞きづらい話が聞きやすくなります。
後、例えばデイサービスをお勧めるする場合で、どこのデイがその方にあっているのかを話す場合、私は最初に一番お勧めなデイのお話をします。
それ以外のデイの話をする場合は当て馬です。なぜ、最初に勧めたところが良いのか他のデイと比較するのに話します。
「お話を伺っていて、お母様はたくさんの人が集まってわいわい騒ぐようなデイサービスよりは小規模でゆったりとしたデイサービスの方が合っていると感じましたがいかがでしょうか?そういった条件ですとこのあたりではこことここぐらいですが、おトイレが近いお母様の場合、送迎にかかる時間が少ない近場の方が良いかと思います。○○デイが最も条件に当てはまっていると思います」
何箇所もデイサービスを紹介して、全部体験利用した上で決めてもらおうとする方がいますが逆に決めきれなくなることが多いです。
こちらはその道の専門家で、利用者さんや家族はアマチュア。社会資源の特色を把握し、なぜお勧めなのかを納得できる理由で説明できる方が仕事ができるケアマネだと思います。
また、こういうところでリードできないと、後々利用者さんや家族の要求を断れず「これケアマネ業務?」というような面倒な要望を次々に受け入れさせられるようになる遠因になってくるのかとも思います。
他にはジロジロとはしない範囲で家の中の様子を観察しています。
例えば賞状とか仏壇、本、家族写真等。
そこから話を聞き出すきっかけになりますし、仏壇は信仰している宗教の予想が立てられます。宗教を信仰している方の中にはあまりそのことを話したがらない方もいるので「毎週水曜日に出かけるのは宗教の集まりがある?」みたいな予想ができるようになります。
営業会社では朝礼で電通でもやっていた「鬼十則」や「行動力動作10ヶ条」を大声で言っていました。
その感覚でいくとこれは福祉事業所全般がそうかもしれませんが、今の法人はミーティングの開始とかだらだら集まり感じなのは違和感を感じました。
多分、私の仕事に関する考え方はこの頃の影響を多分に受けていると思います。
行動力基本動作10ヶ条
第9条 行動の価値を決定するのは、所要時間と結果の良し悪しである。最も短い時間で最良の結果を得られるよう、常に 手順・方法を工夫改善し、昨日より今日、今日より明日と、時間の短縮と結果の向上を図れ。
これとか、まさに私が意識していることです。
こんなに仕事の話ばかりブログに載せていますが、法人に定時退勤ランキングというものがあったら包括は間違いなく1位です。
最短の時間で最大の効果をもたらす。楽をするための努力をする。
これが私のテーマです。