ANTIFAとは誰か
僕である。また、異なる意見異なる出自異なる属性異なる階級であることを事由とする、あらゆる抑圧と排斥に抗する、全ての個人である。
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トランプ米大統領が現地時間の2020年5月31日に自身のTwitterで「ANTIFAをテロ組織指定する」とツイートした。( https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1267129644228247552?s=20 ) 一国の大統領が唐突に、周囲や議会に諮ることもなくTwitterでこのようなことを言うこと自体が相当おかしい。そもそもそんな法的権限は大統領には存在しない。更に暴動の原因は「ANTIFA」などではなく、ANTIFAに成りすました白人至上主義者だった、という話すらある。つまり、暴動は特定の誰かに煽動されだとは、どこから見ても断言することは出来ないだろう。(参考・BBC JAPAN: https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1267129644228247552?s=20 ・NBC: https://www.nbcnews.com/tech/security/twitter-takes-down-washington-protest-disinformation-bot-behavior-n1221456?fbclid=IwAR2hAO40wDpI5ogIcmeOijZRHqr6PsimaLuz2cPjl3L8jRV5LUjvi9epELQ ・salon: https://www.salon.com/2020/06/03/fbi-finds-no-evidence-indicating-antifa-involvement-in-dc-protest-despite-trumps-claims-document/?fbclid=IwAR2d0G1jvzDDG0Cb_IYzvFkqEZdbmFw46zobk14zIoRfz1AJIzkzOMBSE1A )
そしてなぜか、日本国内でこの「ANTIFA」を巡る話が一つのトピックとなっている。ワイドショーでANTIFAの話が出たと知ったときは驚いた。まさか2018年にデモやらに行くようになった当初からの自称が、このような形でお茶の間の話題になるとは。そしてまたなぜか、日本のネトウヨもこの話に群がっている。何故かと書いたが、まぁパヨクがトランプにテロリスト認定された!と喜んでるだけの話だろう。アメリカ大統領の権威をかさに着る自称愛国者とか恥ずかしくないのか、不思議だ。
マスメディアにしてもネトウヨにしても、本国ではホラ話で終わる話を、なんの留保もなしに取り上げている。ANTIFAを自称してきた個人として、まぁ一応文句の一つくらい言っておこう。
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ANTIFA。日本のメディアではなぜか「アンティーファ」と言われたりするが、基本的に「アンティファ」か「アンチファ」と言っている人が多い(ちなみに僕は「アンティファ」と言っている)。
産経新聞曰く、「トランプ米大統領は5月31日、中西部ミネソタ州ミネアポリスでの白人警官による黒人暴行死事件を受け全米各地で抗議デモや暴動が起きている問題で、「アンティーファ(ANTIFA)」と呼ばれる極左勢力が暴力行為を扇動しているとして「テロ組織に指定する」とツイッターで表明した。」((https://www.sankei.com/world/news/200601/wor2006010009-n1.html?fbclid=IwAR03jNKiIrh5OdOmDNJUfuNNIzK6rKZkv_OGUHCae2h-7fuzHGSZBJtjMCc))
まず、この文言だと、さもトランプが「極左組織」と言ったかのように読めるが、元ツイートにはそんな文言はどこにもない。産経が勝手に付け加えたものだろう。更に「極左思想」によって緩やかにつながっているとのことだが、その「極左思想」がどういったものを指すのかよく分からない。説明として不十分である。漠然と「なんか普通とは違う人たち」と言いたいのだろうか。ちなみにANTIFAを自称する僕は、60年代末~70年代初頭の日本での「極左」集団に対しては一貫して批判的である。前衛主義とか馬鹿じゃねーの?とか言ったりしている。なので「極左思想」には1ミリもシンパシーを抱かないが、ANTIFAであることは間違いないと思っており、お前はファシストだ!とか言われたりもすることもない。
続いてYahoo!ニュースの六辻彰二氏によるコラム( https://news.yahoo.co.jp/byline/mutsujishoji/20200603-00181663/ )
このコラムでも極左であり組織でないよくわかんない人たちという話が語られる。まぁよく分かんないのは事実なので特に言うことはない。極左思想云々は人によるよねーというところか。
引っかかったのは二つ。
「黒いTシャツなどを着て、ゴーグルやマスクで顔を隠すスタイルが一般的だが、何よりその最大の特徴は差別を先導する極右団体や、人種差別的な取り締まりを行った警察などに襲撃さえ行う暴力性にある。」「暴力性」に関しては欧米のANTIFAはまぁそうだろうと認識している。非常に荒っぽい。しかしそれは日本における「新左翼」の陰湿な暴力というよりは、ヨーロッパなんかでのフットボール試合に際してのフーリガン同士の路上での喧嘩、というほうが近いように思う。要はポカポカ殴るというイメージだ。ついでに言うと、日本でANTIFAという語が積極的に使われるようになったのは3.11以降だと思うが、そこでは徹底した非暴力が貫かれている。悪名高い「しばき隊」などは名前だけで暴力的だと言われたりしているが、これもまた徹底的に非暴力である。そこは欧米のANTIFAと日本のANTIFAの大きな違いだろう。更にこのコラムでは全く書かれていないが、警察も無茶苦茶殴るし、極右なんかもガンガン暴力を振るっている。つまりまさに「どっちもどっち」の暴力でしかない。なにより問題なのは、まずそこには人種差別があり、また警官の不当な暴力がある、という点を無視していることだ。別にANTIFAが何もないところで暴れだしているわけではない。書くならこう書くべきである。ANTIFAが暴力を振るうこともあるが、極右や警官も暴力を振るい、また不当な差別を行っている。
「アンティファの一般的な認知が高まったのは、2017年8月にヴァージニア州シャーロッツビルで白人至上主義者のデモ隊と衝突したことで、この事件では3名の死者が出た。」ここに至っては普通に事実と異なっている。死者が出たのは「ANTIFA」(実際には地域の教会や大学の学生など、反差別のために集まった非常に多様な人々)が白人至上主義者のデモと衝突したタイミングではない。死者が出たのは、反差別の対抗デモをしていた市民の列に、白人至上主義者の車が突然突っ込んできたタイミングである。この時、反差別の対抗デモのために集まっていた女性が1人亡くなっている。では残りの2名は?警官のヘリの墜落によるものである。関連死であって直接デモと関係があったわけではないのだ。先の「暴力性」と絡めてこの個所をなんの前知識を読むと、まるで「ANTIFA」の衝突のせいで死者が出たかのように読めてしまうが、完全に誤りである。事実は、白人至上主義者が車で反差別デモに突っ込み、死1人の女性が殺され、また多くのケガ人が出た。ここでの「暴力性」云々の論評は、明らかに「ANTIFA」ではなく白人至上主義者に向けられなければならない。(参考動画: https://youtu.be/RIrcB1sAN8I )
アフリカン・アメリカンへの不当な差別に抗議する運動であるBlack Lives Matterを説明する文脈で、まさにその原因となる差別と偏見をさらけ出し、挙句「不快に」などと何に謝罪しているのか理解しないまま「謝罪」し、当該ツイート削除に追い込まれたNHKの「世界のいま Mr.シップ」も、(参考: https://www.huffingtonpost.jp/entry/sekaima_jp_5edf2322c5b621d9aa4d2fdc )BLMやレイシズムに関する理解の無さと共に、やっぱりANTIFAがなんなのかをよく理解していない。まとめて批判する。
「白人警察官には黒人に対する漠然とした恐怖心があって、今回の抗議デモの発端となったような事件がなくならないとも言われているんだヨーソロー。」( https://twitter.com/nhk_sekaima/status/1269557209785987073?s=20 )そういう恐怖心を一般的にはレイシズムに基づく偏見と言い、それを外から「なくならないとも言われている」などとよく言えるな。恥を知れ。このような理解は、はっきりとレイシズムを傍観し容認し促進しさえしている。自分自身が加害者になっていることに無自覚だからこその発言だろう。
「 #アメリカ のデモが過激化していることには、黒人だけではなく様々なグループが関わっていることが分かってきているんだ。その1つが「アンティファ」。もう1つが、それと対立している「白人が一番だ」と考える「白人至上主義」のグループだ。」( https://twitter.com/nhk_sekaima/status/1269559740733906944?s=20 )これはBLM運動を過激な左翼と右翼の運動の対立に矮小化したツイート。むしろアメリカ国内の発信で目立つのは、これは白人と黒人の対立ではなく、差別者と差別者に抗議する人の対立だ、というものだろう。おそらくこの番組的には、今回のBLMはあくまで政治的イデオロギーの対立としたいのだろう。しかし人種差別に反対するのに右も左もない。もしそれを政治的対立と考えるなら、それは人種差別も政治的主張としてアリと言うに等しいということを認識すべきだ。ここでも反差別=「ANTIFA」=過激派・テロというイメージの連想への誘導がみられる。別にANTIFAを自称する人でなくても、差別には反対する。というかそれがスタンダードだろう。
「アメリカ社会は、考え方の違う両者が互いにののしり合って、どんどん分断が深まっていってしまったんだ。」( https://twitter.com/nhk_sekaima/status/1269561000316960770?s=20 )差別の問題を対等な集団同士の対等な対立、分断だとミスリードしている。差別は政治的対立などではない。そこを理解せずに何も考えずに対話が大事などと言いだすなら、それは単にこの問題に関してものをいうための最低限度の知識すらない証左なので、黙るべきだろう。こうやっていちいち批判するのも超めんどくさい。
最後、何やら四コマ漫画形式で「アンティファがー!」というもの。その四コマは以下リンク参照: https://www.nhk.or.jp/sekaima-blog/200/430393.html 「トランプ大統領は「アンティファ」という団体が暴動に関与してると非難しているんだヨーソロー」とのことだが、何故わざわざフェイクニュースを取り上げるのかが全く理解できない。またこの前のコマでは差別がどうの格差がどうのと言っているが、結でこんな文言載せるのだから、問題の本質はここにあると言っているようなものだろう。そしてその見立て自体が間違いで、普通に差別の問題であるというのは既に書いたとおりだ。しかもここでは「アンティファ」を「団体」と書いている。無論それはトランプからの引用という形ゆえのものだろうが、やっぱりそれも事実誤認でしかないのだから、フェイクを引用することで、NHKまでフェイクニュースの拡散に一役買った形となっている。
ここからは例のごとくTwitter上での、ANTIFAへの難癖を記録する。共通しているのは、トランプが書いた「テロ組織」認定をまるでアメリカでも日本でも既に決まったかのようにはしゃいでいるのと、プロテストと関係のない泥棒等まで「ANTIFA」認定して叩いているところだろう。なおリンクは張らない。ヘイトスピーチと名誉棄損が含まれます。
「小泉今日子さんも柴咲コウさんもアベガーというのはご自由ですけど、それよりいまそこにある人権侵害の、日本人拉致問題、香港、日本の貧困、米国の #Antifa などのテロ行為、日本でそのアンティファが活動している今そこにある危機に声を上げないのは不思議ですね。何故なんでしょうね」「アイヌとアンティファの関係を暴露されたクラックメンバーが小野寺まさる氏を通報する様に仲間に呼び掛け」「どうやらアンティファのテロリスト達は、我が国をアメリカのようにめちゃくちゃに混乱させたいようだ。日本人を同調させ、煽り、扇動し、暴徒化させようとしている。しかし日本はそうはならない。何故かって?そう、『民度が高い』から。テロリスト達は恐らく焦っていることだろう。」「テロリストと言われるアンティファと日本共産党は仲良しだとネットで知りましたアンティファを正義のように持ち上げたりアンティファを利用する議員がいたりする日本共産党って暴力革命でも狙っているの?コワ━(((;゚Д゚)))━ッ!!!」「テロリストと言われるアンティファと立憲民主党はお友達だとネットで見ましたアンティファを正義のように持ち上げたりアンティファに応援される議員がいたりする立憲民主党って国家転覆でも狙っているの?コワ━(((;゚Д゚)))━ッ!!!」「ロンドンのロックダウンが無意味に?各国のデモの様子を見ていると、日本で感染を抑えても、来年、東京五輪が開催出来るとは到底思えない。ウイルス持って、破壊、略奪、放火の集団ヒステリーを起こす人々など、来て欲しくもない。それを煽動するテロリストANTIFAなど当然」「大阪なおみバカだから米国認定国際テロ組織アンティファのイベントに参加呼び掛けている様ですw流石売国維新の大阪赤い!維新のバックは損正義にパソナにマルハンでしたっけ?堂々と国際テロ組織を放置ですか?これ許可は?しかも暴動原因は結構な犯罪歴〜 同盟国である米はこの事知ってるの?」「天安門事件で民主活動家に資金提供してたのがソロスだって知って驚いたな。アンティファにも出してたよな。確か。」「"市民運動"が実は外国勢力、あるいは過激派が中心になっているのは洋の東西を問わず常識。米でアンティファがトランプ氏のTwitterで炙り出されたのはよかった。日本でも折角、公安調査庁が地道に情報収集しているのだから、主権者たる国民にもっと情報開示すべきではないのか。」
いい加減金太郎飴なのでこのへんで。一つの特徴は、トランプの権威をバックにして、ネトウヨが敵認定したものと「アンティファ」のつながりを「発見」し、さらにそこから「テロリスト」認定するという論理のパターンがある。しかしこのようなあれもこれも式の芋づる敵認定は今に始まったことではなく、在日コリアンやアイヌ、沖縄の人々へのヘイトスピーチ、もっと古くは「同和は怖い」にもみられるものだろう。つまりは典型的な偏見と排除の語彙のアップデート過程だ。またこれはまた改めて書きたいなーと思っている話だが、QAnonを自称する人々によるANTIFA攻撃も時々見かける。簡単に言うと、トランプは世界を支配するロスチャイルドだかソロスだかと戦っている大統領で、そのトランプがANTIFAを悪者と言うのだから悪者に違いない!ということを言っている。典型的な陰謀論ではあるのだが、日本国内でも特にれいわ新選組の周辺でそのようなことを言っている人たちがおり、やや今後の動向が気になる。
結局のところ、トランプの「ANTIFA」に関するフェイクニュース発信は、肝心の本国では大した効果は上げていないが、何故か日本国内ではとても上手くいっているようだ。キテレツ極まりない。
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さてでは「ANTIFA」とは誰か。上に挙げた諸々の日本のメディアやSNS等によるならば、それは組織体は持ってないが極左思想で繋がった過激で暴力的な集団というところだろうか。この手の悪魔化の手法には酷く既視感がある。9.11に際して巻き起こった、「テロリスト」の悪魔化だ。
特にこれといった理由もなく、何となくそんなふうに見えるからあいつは怪しい、危険だ、排斥しろという声は、結局はグアンタナモやアブグレイブでの、徹底した人間性の徹底した毀損に行き着いた。既にアメリカ社会はそれを経験している。日本もまた他人事ではないだろう。コロナ禍に際して、生活を成り立たせるために開業している店舗に嫌がらせを行い警察に通報さえする。自警団をつくろうなどと喚き始める。みんなで乗り切ろうと言いながら、そのみんなから少しでも外れるなら容赦なく排斥し抑圧する。常に不安だから、常に敵を探し続け敵を作り続けるという倒錯。今回のANTIFAをめぐる議論にもこの傾向は確実に見出せる。このような村社会的な異分子の敵視は日本社会のオハコなのだろう。だからこそトランプの発信は日本でこそ成功している。異分子を排除する語彙ならば、何処から与えられても喜んで飛びつくのが2020年の日本社会の姿だ。
ANTIFAとは誰か。ANTIFAとはanti-fascismの略称である。反ファシズムのことだ。ではANTIFAは左翼か、極左か、テロリストか。
テロリスト云々に関しては、そもそもテロリストという語自体が、今現在の使われ方で分かるように非常にあいまいで政治的なレッテルであるとまず言わねばならない。事実、9.11のあと、各国はテロは許さないとしながらも、ではテロリズムとは、テロリストとは何かを、明確に決めることが出来なかった。各国の国内事情によって、伸縮自在に誰をテロリストとするかを決める余地を残すためだろう。事実、中国政府からすればウィグル独立を企てる人間などことごとくテロリストだろうが、嫌中のネトウヨにとってはそうではない。つまり、誰それはテロリストだという名指しは、それ自体高度に政治的な態度表明なのだ。そしてそのような高度に政治的な態度表明を、日本社会は何の考えもなしに行っている。それは排除と分断を煽り、社会を少しずつファシズム体制に近づけるだろう。それで良いというのか。
左翼、極左に関しては、それを自称する人もいれば、しない人もいる、としかこたえられないだろう。例えば僕が一番よく目にするANTIFAは、パンクスなのだ。彼らがいわゆる左翼思想にシンパシーを抱いているかは知らない。わざわざインターナショナルを歌ったりもしていない。ただ単に彼らはパンクスであり、またANTIFAなのだ。ANTIFAはANTIFAなのであって、等号で他の何かに還元することには意味がない、というより積極的にその姿を見失うことになるだろう。ANTIFAに敵意を抱く人々も、それは望まないのではないか。というか、あなたが敵意を抱いているのはANTIFAなのか、それとも左翼なのか。そして左翼に敵意を抱くにしても、その思潮それ自体を否定するなら、思想良心の自由の否定であり、民主主義の否定であり、つまりはファシストだということになる。左翼を名乗り同時にANTIFAを名乗る人もいるだろう。が、だったら何なのか。
結局ANTIFAは左翼か極左かテロリストかという問いには意味がない。秘密結社の名前ですらない。ANTIFAはANTIFAであり、それ以外の何者でもない。
ANTIFAとは、政治的なイデオロギーではなく、ファシズムに抗するというイシューだ。反ファシズムというシングル・イシューで集ったバラバラな多様な個人。それがANTIFAの内実だ。
ANTIFAと聞いて眉をしかめる人に僕は問いたい、ではあなたはファシストなのかと。それに対してきっと多くの人は否と答えるだろう。であるならばあなたはファシズムに反対なのだろう。であるならばあなたもまたANTIFAだろう。無論、それを自称するかどうかは、あなたの意思によるとして。
ANTIFAが擁護するのは個人の自由と民主主義であり、性的多様性であり、人種・民族的多様性であり、経済的平等である。しかし考えてみてほしい。そんなもの、別段革新的だったり破壊的だったりする価値観ではない。それも当然で、ファシズムにNOなんてのは、それこそ第二次大戦中からずっと言われてきたことであり、戦後の国際秩序もそれこそ基本ANTIFAを軸にしてつくられたのだ(それが実際に守られたかは措くとして)。ANTIFAが掲げる理念は特に目新しいものでもなんでもなく、むしろ現代のスタンダードだ。それをテロリストと認定し排斥するならば、実は認定しているファシスト勢力こそが、現状を破壊し革命を待望しているのだ。そんな願望、クソくらえである。
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胸を張って言おう。僕がANTIFAである。
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