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「ながのとながめ」と、 (エンジニア)
今回の展覧会エンジニアとして、金築浩史さんに入っていただきました。舞台作品には舞台監督がいて、ライブにPAさんがいて、映画に映写技師がいるように、展覧会を支える重要な役割にインストーラーさんやエンジニアさんがいます。チューブ入り絵の具がモバイルデバイスであったように、映画や映像インスタレーションも日々進化するテクノロジーを貪欲に使用します。昨今は機械機械したものが多いので、作家だけでは理想の実現に至らない場合が多いのです。
金築さんには、映像作品群を順序でつなぐだけでなく、その配置にも積極的に意味をもたせようという企画側の意図を組んでいただきました。施工の方々にも電源、音声、映像、通信のながーーーいケーブルをきれいに隠していただき、没入感の精度を高めていただいてます。コレほんとに大事。
国内外でエンジニアをされている傍ら、ワークショップや授業も開催されているようです。インストールから作品に興味をもつ人もいるでしょうし、将来、アーカイブをする、アーカイブから再現展示をする際にも設置技術も継承されないと心配ですよね〜