サボイのカメ日記-5 愛しさとせつなさと心細さと
隠れて筋トレでもしているの?
と思うほど日に日に元気でマッチョなカメが
ライトの下で甲羅を乾かしてじっとして
ぼっーとする時がある。
バスキングライトの灯りを見上げる
約70度のその首の角度に
ハッとしてキュンとしてしまう。
遺伝子に刻まれた野生時代の太陽か
はたまた今生の故郷の夜空のお月さまか
いずれにせよ
昔を思い出しているように見えて
なんだか せつない。
もし、この子が野生のカメならば
私が見つけたあの日
どうしても行きたいところがあったのかもしれない。
だって一心不乱に真っ直ぐ進んでいたんだから。
ファインディングニモの世界を思い出す。
私は要らぬお節介をしたんじゃなかろうか。
では、どうしたらいちばんよかったのか。
カルガモのお引越しのように
カメが行きたいところへ安全に行き着くまで、
後をついていってあげればよかったんじゃないか 。
動物の声が聞こえたらいいのに。
追記
カメを預かっている3ヶ月の間に
もし飼い主が現れたら無駄になってしまうけれど
現れないかもしれないし
ライトを買うことにした。
ネット上のカメ先輩方の情報も色々で
どれにしたらいいのか本当にわからなかった。
GEX のソーラーグローがいいよ〜
という声が多かった気がしたので調べてみると
紫外線(UV)を照射すると同時に
バスキングエリアを作ることができる
一石二鳥のランプだそうだった。
保温用と紫外線用2個つけるなんて
私的には面倒だから
これにしようか…
箱には、こう書いてある。
『爬虫類に必須の太陽光で
カルシウム吸収と体温維持を!』
なんだかよさそうじゃない?
え?ちょっと待って
『砂漠の太陽光を再現』
って、大丈夫?
カメが汗をかいてハァハァ言いながら
砂漠を行く姿を想像した。
暑すぎないだろうか。
レビューを見ると
カメを飼っている人が何人か
こちらを使っていたので安心した。
で、私がAmazonで買ったライトはこちら
↓ ↓
これをポチッとやって
ライトはOK!と安心したらいけません。
そんな人、居るわけないと思うでしょう?
居るんですよ。
はい、わたくしでございます。
わたくし届きまして開封して愕然と致しました。
だって電球だけなんです、これ。
よく読んで確認しないといけません。
ちゃんと記載されてございます。
『爬虫類飼育専用の照明器具にとりつけてご使用下さい。EXO-TERRAライトドーム18cmのご使用をおすすめします。』と。
ライトドーム=電球の傘です。
よし、18cmね、と急いで買ったのがこちら
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今度はうっかりせず
傘にライトをつけたものをつるすスタンドも。
季節により高さが調節できるから
これあったほうがいいな、と買ったのがこちら
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・・カメと暮らすって物入りね。
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