【駅のベンチ探検隊】#14 西武線 吾野のベンチ
乗換案内情報サービスにジョルダンがあります。ご存知の方も多いと思います。社名は、フランスの数学者、Marie Ennemond Camille Jordanに由来します。
このジョルダンの乗換案内サービスで、西武池袋線を検索すると終点が飯能駅として表示されます。乗換路線に西武秩父線との表記がみられ、明確に終点と認識していることが読み取れます。
僕は、この路線図を見るたび吾野駅のことを思います。もし、駅に気持ちがあったなら、吾野駅はどう思うのか気にしてしまうでしょう。なぜなら、西武池袋線の終点は吾野駅だからです。飯能駅ではありません。
始発終着する列車の本数、駅の規模、スイッチバッグを行う運行上の特異性などを考慮すると飯能駅を終点と勘違いする気持ちはわかります。しかし、武蔵野鉄道からの歴史を踏まえ、吾野駅の立場を考えると間違えてほしくないなとも思います。
こんにちは。西武鉄道を中心とした鉄道関連のYoutuber、本を執筆しているSAVVY(サヴィー)です。
当noteでは、西武鉄道におけるホームのベンチの観察記録を報告しています。
ベンチは駅の雰囲気を構成する重要なアイテムの一つと僕は考えています。
あの駅にはどのようなベンチが設置されているのか。
吾野駅のベンチご紹介しましょう。
#014 吾野駅のホームのベンチ
・手前のベンチは芦ヶ久保でみられた木製ベンチと色違いの同型です
・芦ヶ久保のベンチは黄緑色に対し、吾野は水色をしています
・奥のベンチも木製ですが、手前のベンチと型が違い背もたれが低い違いがあります。
郊外の駅=木製ベンチの法則に沿ったベンチが設置されていました。正丸駅の例外がありましたが、吾野駅で法則が復活した形です。
注目すべきは色です。芦ヶ久保駅のベンチと同型でありながら塗装色を変えています。西武鉄道のコーポレートブランドカラーを思わせる配色で、自然との調和を感じます。
駅のベンチ探検の感想
冒頭、飯能駅の影に隠れ、終点駅としての立ち位置が認知されていない現状について書きました。
西武鉄道の前身である武蔵野鉄道が、石灰石を運搬するために飯能駅から延伸してできた駅が吾野駅です。移動という目的を達成したいだけの乗客からみれば、終点らしさを感じないのも無理はありません。
実際に吾野駅に足を運んでみましたが、やはり、終点駅らしさは感じませんでした。
進捗状況
1 池袋線 秋津駅 1番線 : 済
2 池袋線 所沢駅 4番線 : 済
3 池袋線 池袋駅 5番線 : 済
4 池袋線 池袋駅 3番線 : 済
5 池袋線 東久留米駅 2番線 : 済
6 池袋線 椎名町駅2番線:済
7 西武有楽町線 小竹向原駅3番線:済
8 池袋線 飯能駅:済
9 西武秩父線 芦ヶ久保駅:済
10 西武秩父線 西武秩父駅:済
11 池袋線 武蔵横手駅:済
12 池袋線 元加治駅:済
13 西武秩父線 正丸駅:済
14 池袋線 吾野駅:済(new)
西武線全92駅を網羅したベンチ図録の作成を目指しています。
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