西武秩父線にあるベンチの全種類
こんにちは。西武鉄道を中心とした鉄道関連のYoutuber、本を執筆しているSAVVY(サヴィー)です。
当noteでは、駅のベンチ探検隊というテーマで西武線のベンチ事情を報告しています。
おかげさまで、第16回まできました。西武秩父線の全駅の調査が完了したことをうけ、中間まとめです。
全駅違うベンチ?
上記が西武秩父線の全6駅に設置されているベンチです。
どうでしょうか。
色違いを別のベンチとして解釈すれば、全駅が違うベンチです。
吾野、西吾野、芦ヶ久保、横瀬は同型色違いです。自然(緑、空、木の幹)を連想させる配色になっています。
自然豊かな路線の特色を表現したものと想定されます。
西武秩父線において異なる型のベンチが設置されている駅が気になります。西武秩父駅と正丸駅です。
西武秩父駅は、2017年にリニューアルしています。駅が全体的に新しくなっておりベンチも刷新されたのではと考えています。今後の調査対象です。
正丸駅は手がかりなしです。床面もタイル状になっており、何かのこだわりを感じますが、こちらも調査対象です。
秩父産木材の活用か?
平成30年度の秩父地域森林林業活性化協議会 支援事業紹介シート(
以下)によれば、西武鉄道は秩父産の杉材を活用したベンチの修繕を進めているとのこと。
沿線最大の観光資源である秩父をPRする目的で、木材を活用しています。
西武秩父線に多く残る木製のベンチ、地元産材を活用しているのでしょうか?
ベンチの記録
冷静に考えれば、ベンチに着目し記録する必要はありません。
ベンチは一時的に腰をおろし、自分が乗車する列車を待つまでのパーツでしかありません。形や色にことさら注目しない人がほとんどだと思います。
では、なぜそのベンチに着目し記録するのか。
それは、ベンチの謎を解き明かすためです。
なぜ、駅ごとに違うベンチが設置されているのか?
どういった意図でそのベンチが選ばれたのか?
そもそもどんなベンチが設置されているのか?
ベンチは特定の誰かを意識して設置されたわけではありませんが、駅を利用する人に等しく利用する権利を提供します。
ベンチは、不特定多数の駅利用者に対する配慮であり優しさです。
そうして考えると、ベンチの形はやさしさの形、ベンチの色は優しさの色です。
老朽化や駅自体のリニューアルを契機として、ホームにあるベンチはいつか刷新される運命にあります。
いつかくるその日に備え、謎を解き明かしながら、2021年現在のやさしさの形を記録していきたいと考えています。
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