カメラを止めるな!リモート大作戦!
このコロナ禍のさなか、2018年夏の大ヒット映画「カメラを止めるな!」のメンバーが再結集して、「一切顔を合わせず、リモートとそれぞれの俳優が撮影した動画だけで一本の短編映画を製作する」事が決定した。
その名も「カメラを止めるな!リモート大作戦!」。
このニュースを聞いて、「カメラを止めるな!」が大好きで、出ていたキャストやスタッフが大好きで、そして上田慎一郎監督が大好きな私が真っ先に思ったこと、それは
「これだから、ファンを辞められないんだよな」
ってこと。
いや、でなくたって辞めるつもりは全然ないけれど。
「カメラを止めるな!」という映画に関しては、私はちょっとした幸運もあって、公開される前年(2017年)の11月、プレミア上映の時に観る事が出来た。
で、度肝を抜かれた。
その時の衝撃についてはこちら(カメラを止めるな!を、観ろ!)のブログに書いた(一度上田監督とお話させて頂いた際に「カメラを止めるな!について書かれた日本で初めてのブログかもしれない」と言われたことがある。真偽不明)ので、興味がある方は一度よろしければ、なのだけれど、それはともかくとして。
そこから、2018年6月23日の封切りまで。
そして、たった2館で封切られてから、その火が全国に広がるまで。
彼らはいつだって、全力でエンターテインメントを作ろうとしてきた。
予算が少ない。大作に比べれば、宣伝する方法も限られている。
だったら、監督、出演者総出でビラを配りまくる。
公開されれば、映画を観に来る人達のためにキャスト総出で毎日舞台挨拶を続ける。
中には、100日以上連続で毎日映画館へ足を運んだキャストもいた。その辺りの事はこちら「レッドカーペットへと続く道」に書いた(隙あらば我田引水)ので、それは、興味がある方は一度よろしければ、なのだけれど、それはともかくとして。
幸運にも、その一部始終を目にした私は、こう思う。
「そんな彼らだからこそ、今、この映画を作ることに意味があるのだ」
と。
控えめに言っても、今の世の中は明るいとはとても言えない。みんなが未知のウイルスとの戦いを強いられ、疲弊し、悲しみ、怒っている。
そんな中でも。
そんな中だからこそ。
いつだって「全力でエンターテインメントを作ろうとしてきた」彼らの新しい挑戦を、私はとても楽しみにしている。
今一度、この言葉でこの文章を締めたい。
奇跡は、勝手に起きるわけじゃないんだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?