”リニア中央新幹線”誰もが知ってるであろう最速の新幹線 そこでリニアの根本的な仕組みとは?
皆さんはリニアと聞いたら真っ先にあの白くてシャープな車体が思いつくでしょう。2027年開通予定とされている”リニア中央新幹線”このフレーズは誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかしながら、根本的なリニアの仕組みを教えてと言われてもパッと来ないのではないですか?リニアの本来の原理、そしてリニア中央新幹線との違いをまとめます。
リニアの原理
皆さんはリニアのと聞いて思うことに、「超速い!」「浮いている!」「超最先端技術」など思うことがあるかもしれません。しかしそれはリニア新幹線がそうなのであって、本来は
「車体の磁石と地上の磁石で一つのモーターとして走っている車」
のことを指します。って言ってもパッと来ませんね、そこでみんなが知っているモーターを解剖してみましょう!
モーターの解剖
見てみると周りに永久磁石があるのがわかります、そして真ん中には…
コイル!!
そうこのコイルこそが命なのです。これがNとSを切り替えることによって引き合う反発するの繰り返しでモーターは作られています。よく覚えておいてください。
そして長らくお待たせしました、リニアの仕組みを説明します。
リニアの仕組み
地上にある永久磁石に対して、車体にあるボビンにまかれているコイルのNとSを前についている磁気センサーで切り替えて反発と引きつきを利用して前進します。
ここまでであれ?と思いませんでしたか?そうリニアは原理的にはモーターと全く同じなのです。そしてもう一つこのことから
リニアは浮いていようと浮いていないも関係ないのです!
リニアは絶対に浮いてなくてはいけないわけじゃないんです。そして、なんとリニアの仕組みを使った地下鉄が東京都内にあるんです!その名を
都営大江戸線!
この電車は、実際に車輪がついていますが、渦電流というものを用いて動いています。都営のパンフレットで、線路の真ん中におおきな鉄板のようなものが敷かれているのがわかります。これを使っているということなんです。
ここまでの結論を言うとリニアは
モーターの原理を応用して横に広げただけ広げたに過ぎない!
浮いてなくてもリニアという!
これだけ見たらなんでこれまでリニア新幹線を作ってこなかったんだ?って思いませんか?
リニア中央新幹線
しかし、リニア新幹線のすごいところと大変なところがあるんです。
超電導リニア
これこそがリニア新幹線の源です。実は1972年3月に世界初の超電導リニアが国分寺の鉄道総合技術研究所で実験が行われました。かなり昔から研究していたんです!
超電導というのは、電磁石の抵抗をゼロにすることでとんでもない威力の磁力を生み出すことができる仕組みのことです。
ここで僕なりにリニア新幹線のポイントを3つ挙げたいと思います。
リニア中央新幹線のポイント
1、軌道を作ること
2、冷却機能
3、電力供給
です。ではまず、1から。
1、軌道を作ること
鉄道が18世紀のころよく使われていた理由の一つにレールさえ敷いてしまえばどこへでも行けるというのがありました。
しかし、リニアに必要なのはレールではなく、大量の磁石となるものと凹の形の軌道でした。建設だけでも莫大な費用が掛かると予想できます。
やはりリニア中央新幹線のHPには建設費用と車両の費用合わせて9兆円もかかるらしいです…元は取れるのでしょうか、
2、冷却機能
コイルというのは磁場を生むだけでなく、熱エネルギーも生み出してしまうのです。しかも1時間などの長時間使用し続けるとなるととんでもない熱量になってしまいます。
超電導を使用するとマイナス269℃を保持しないといけないため、液化ヘリウムという物質で冷却しているそうです。
3、電力供給
とてつもない速さで走っているため、室内灯などの電力供給に課題が生まれてしまいます。架線を作ったりなんてしたら摩擦で逆にスピードを落とさなくてはならなくなってもったいないです。
そこで、電磁誘導という仕組みを使用しているそうです。これはコイルを使うことで電気エネルギー→磁力エネルギーができるのなら磁力エネルギー→電気エネルギーという風に逆もまた可能ということです。
この電磁誘導という仕組みはiPhoneなどのスマートフォンなどのワイヤレス充電に使われています
ここまで、リニアのことについて長々と語りましたが、リニアも奥が深いと思いませんでしたか?最後に伝えたいことは幾度となくでてきたこの最強の部品を紹介して終わりたいと思います。その名を…
コイルぅぅぅぅぅ!!!!!
最後まで見苦しいことですいません、これで僕のまとめを終わらせていただきます。