褒めるときの6R
看護師が投薬するときに、ダブルチェックするときの項目に6Rってのがありまして、あれ結構良いのでオリジナルの6Rを作らせてもらいました。
名付けて。
「褒めるときの6R」
①正しい相手
・褒めたい相手を間違えないようにしましょう。馬鹿馬鹿しいかもしれませんが、たまに褒めるべき相手を間違える方がいます。「あれは本当は自分が頑張ったのに!なんであいつが褒められるんだ!」とならないように、褒める相手をしっかり確認しましょう。
②正しい言葉
・褒めるときには、ポジティブな言葉で褒めましょう。皮肉やわかりづらい褒め言葉は逆効果です。相手が「褒められているんだ」と感じ取れるように、わかりやすく伝えましょう。気持ちがこもっていても相手に正しく理解してもらえなければ意味がありません。
③正しい目的
・モチベーションを上げさせたい、頑張りを認めたい、感謝を伝えたいなどの正しい目的が必要です。なんのためにその言葉を相手にかけるのか、相手にどうなって欲しくてその時間を取ったのかを生理しましょう。下心があったり、無目的な褒め言葉は空虚になってしまいます。
④正しい容量
・褒めるのが良いと言っても過剰なほどの褒め言葉は受け取られにくくなります。日本人の特性である謙虚さや、個人の性格も加味して最大限の効果が発揮できるところにしておきましょう。もちろん過小な褒め言葉もよくありません。褒めて伸ばすにも相手を観察するすることが大事です。
⑤正しい方法
・褒めるのにも良い伝え方や場所を考える必要があります。直接褒める、文書で褒める、誰かに伝えてもらうなど色々な方法があります。いずれにしても相手が不快感を覚えないやり方を考えねばなりません。褒めることは良いことですが、ハラスメントにならない配慮が必要です。
⑥正しい時間
・タイミングが大事です、できる限りそのときその場で褒めると良いです。ポジティブフィードバックの有効期限は1週間程度なので、「そういえば1ヶ月前は助かったよ」と言われても効果が薄まります。そして褒める時間も長すぎず短すぎずにしましょう。長い拘束は不審がられます。