年末は掠れた空気の匂いがするTOKYO 2015/12/30 夕方
年末も差し迫った新宿線車内。マスク姿が多数を占め、親子連れが二人でスマホを観ている。最近では特に珍しくもない光景だ。唯一、ぼくの目の前、千鳥格子柄のスーツを着た40代くらいかな、全体的に正方形を想起させる男だけが一心に読書をしている。タイトルは「日々の光」…なるほど年の瀬だ。
今日はサバラボ(ぼくが主宰みたいなことをしている料理企画)のパートナーと打ち合わせというか飲みで新宿に向かっている。
お互い別の仕事をしている関係もあり、こういう機会でも設けないとイベント以外なかなか会うタイミングもない。
新宿駅改札に向かうエスカレーター隣の階段を小さな男の子がすごい勢いで駆け上がって行った。そんな年末のある日。