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BRM928近畿300km明石 美山かやぶきの里を完走しました

はじめに

※今回の記事は都合により写真が少なくなっております。ご了承ください。

オダックス近畿さんの300kmブルベに参加してきました。
エントリーの理由としては、1週間後から3週間の海外出張で運動できなくなるため今のうちにCTLを上げておきたかったこと、SR(1年の間に200,300,400,600完走)まで300kmが足りなかったこと、PBPや北海道1000でお世話になった後藤さんが担当だったこと等があります。

風はあっても天気は良い感じの曇り、雨もほぼなしと走りやすい環境ではあったものの、別の理由により非常にハードなブルベになってしまいました。

装備編

前述の通り、どちらかというとトレーニング目的であること、また天気予報も良かったことから、バイクはロングor悪天候用のOrcaではなくCaledonia5を選択。格上の人にも付いていけるよう、走りを軽くするために装備も最低限にします。

たぶん参加者の中でもだいぶ軽装なほう

ちなみに装備は以下の通り。

ライト

  • Volt800 Neo (メインライト)

  • Urban2 (デイライト)

  • Omni3 Auto (リア)

ボトルケージ

  • ツールセット

  • タイヤレバー

  • CO2ボンベ

ボトルケージ下ポーチ

  • CO2ボンベ&ヘッド

  • 替えチューブ

  • ラテックス手袋

  • Speedplay 予備Cリング

  • 瞬間接着剤

  • エイドセット

サドルポーチ

  • pekoさん謹製輪行袋 (セパレートタイプ)

  • 鍵 (Ottolock)

  • 電動ポンプ (AS2 PRO)

  • ジレ

300kmでこのコースプロフィールなら、にわか雨に遭っても出力でカバーできるだろうと思い防寒具or雨具はジレのみ。あとは念のため電動ポンプを持って行きましたが、これが後々役に立ちました。

準備編

7時スタートで少し遅いとはいえ、朝が早いので西明石に前泊。

ちょうど車の修理で燃費の良い代車が手元にあったため、代車に自転車を乗せて西明石へ。
ちなみにこの車、THSで燃費が非常に良かった(往復580kmで20.5L消費)ため、遠征費が抑えられて助かりました。

代車のヤリス。ちょうどぴったり自転車が収まるのがGood

翌日朝、明石に住んでいる異常バイク乗り(モーターが付いてる方)の友人と出発地点の大蔵海岸で合流。立ち話をしつつスタートに備えます。

それにしても流石オダックス近畿、広島ではなかなか見ない人の多さです。

スタート~50km(通過チェック1丹波焼最古の登窯 )

友人の見送りに感謝しつつスタート。
まず直後に感じたのが、バイクの重さ。何かおかしいと思って探ってみると、リアのタイヤの空気が明らかに少ない。。
私はズボラなので、前日の夜に少し多めに空気を入れておいて当日朝にはバイクは触らないのですが、それが裏目に出た形に。
何が原因かは分かりませんが、大きなパンクの雰囲気もないので電動ポンプで空気を入れて様子を見ながら走ることに。

速い人が飛び出たタイミングで遅れずついて行くためには良いポジションにいなければならず、前回の600が終始ソロで寂しかったこともあり、できるだけ集団内もしくはそれより前で移動したいところ。
電動ポンプなら信号待ちの少しの間に空気を入れられるので、とても助かりました。

出走者が多く最初は団子になっていましたが、ばらけてきたところで少し出力を上げて団子を抜け独走していると、後ろから速い3名のグループが。そこにお邪魔させてもらうことにしました。

グループの方と話をしていると、どうやら2年前のオダ近さんの倉敷200でご一緒した岡山の方々だと判明。最初は全く思い出せず健忘症のおじいちゃんみたいになっていましたが、なんとか記憶を取り戻すことができました。

北東からの風のため、基本向かい風。
我々がハァハァ言いながら坂を上っている横をリカンベント乗りの方が颯爽と追い越していったことから、やべぇ奴が来たぞ…という雰囲気になり、自然とリカンベントを先頭に隊列が組まれていきます。

そして通過チェック1に到着。この頃はまだ余裕がありました。これが完走前最後のpostになるとは、いったい誰が想像しただろうか……

~127km (通過チェック2 美山かやぶきの里)

その後、先ほどの3人と私、リカンベントの方の計5人で向かい風の中ローテを回していくことに。やたら高強度で回っていることに少し疑問を感じつつも、私は先頭の時は200~220Wくらいで回していました。

証明のためだけに撮った写真。この頃から既に余裕がない

~175km (PC1)

ここからは追い風。緩いアップダウンが続く道のため、40km/h以上のスピードでローテが回っていきます。
途中補給食を取り落として集団から遅れてしまうトラブルがありつつも、なんとか合流。PC1に到着します。

ここで、速いリカンベント乗りの方がえむきゅうさんであることが判明。去年キャノボを達成したときからフォローしているRX01さんとよく(旧)Twitter上で話されているのを見ており、一方的に存じ上げていた方でした。

また、明らかに出力が高すぎることに不安を覚えるようになり、エネルギー切れ回避のため補給食を多めに購入。この選択ミスが後に足を引っ張ることになるとも知らずに……

~209km (PC2)

PC1からPC2までのルートが今回の山場。一番の山岳地帯です。
補給を多く取りすぎ、更に次のPCもコンビニだというのに後ろに補給食を積んでおり、身体がやけに重い。後ろのえむきゅうさんが「脚、重っ!」と言っているのに心の中で同意しつつ、岡山の方々が平気で4倍程度の出力で踏んでいくのに必死についていきます。

そして、坂の途中で完全に脚が売り切れ。
先行していた2人がパンクで足止めされていたところになんとか追いつき、「後でそのぶん牽いてね❤️」という思いを込めて電動ポンプを預け、先にPC2へ。 

~ゴール

ブリーフィングで言っていたとおり、ここからは登り坂もあまりなく、追い風も相まって快走区間に。依然出力は高いものの、PC2での休憩で足も少し回復しており、ひいひい言いながらローテを回していきます。

通過チェック3、五百羅漢のモニュメント

通過チェックを過ぎたあたりからローテを回す元気もなくなり、速い方々に引っ張ってもらうだけの介護ライドに。

そして、ここで問題発生。メインライトのVolt800Neoが、何故かハイモードでしか点灯しなくなりました。軽量化目的で純正のBA-4.8ではなくBA-3.4のバッテリーを装着していたため、バッテリー持続時間はギリギリ。ゴールまで保つことを祈りつつ走ります。

あとは明石まで帰るだけ。最後の方まで登り坂では4倍~5倍踏まされていた気がしますが、無事にゴールまで到着。
なお、Volt800Neoはゴールの直前くらいから時々消えるようになり、ゴール直後に完全にバッテリー切れになりました。

感想

300kmとは思えないタイムでしたが、タイムがどうこうよりも、なんとか生きて帰ってこれた……という安堵の気持ちが先行する、ただただハードなブルベでした。

ただ、謎のリアタイヤ空気抜けやライト故障など細かいトラブルはあったものの、グループでパンクが1回あった程度で他に大きなトラブルなく完走できたのは非常によかったと思います。大きなトラブルがあると、トレーニングどころではなくなってしまいますし。

トレーニング的にはもちろんのこと、えむきゅうさんや岡山のレース勢の方々と仲良くなれたのも非常によかったです。
また、TTバイクに乗られていた方は海外のアイアンマンにも参加されており、先日行われたIMみなみ北海道の話も聞くことができました。

そしてなにより、即席メンバーにもかかわらず一緒にゴールまで走っていただき、ありがとうございました!

次にご一緒したときはちぎってやるからな……と言いたいところですが、トレーニングに脚の差を逆転するだけのリソースは割けなさそうなので、せめて置き去りにされないくらいには頑張っていきたいと思います。

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