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時間は伸び縮みするゴムのようなものだ
時間は伸び縮みするゴムのようなものだと思う。
例えば「ジャネーの法則」というものがある。歳をとるほど時間が早く経つように感じられるというものだ。
一般論として子供の頃の方が世界が新鮮に見える一方、歳をとると経験したことあることの繰り返しであることが多いからだ。
また、「待ち時間」を長く感じるか短く感じるかも過ごし方によって変わってくる。
例えば読書に熱中していれば早く感じられるし、時計とにらめっこをして「いつ来るか、いつ来るか」とあくせくしていると余計に長く感じられるものだ。
ここで、ひとつのジレンマが浮かび上がってくる。
楽しく時間を過ごす程、時間は短く感じられてしまうので、有意義で短い時間を取るか、多少つまらなくても長い時間を取るか選ばざるをえないということだ。
私は、普遍的にどちらかの過ごし方が優れていてどちらかが劣っているとは考えない。
ただ、時間というゴムをうまく扱えれば良い人生を送ることが出来ると思っている。
自分を高めようと思うのであれば、出来るだけ集中できる環境を創意工夫して時間を縮め、勉強などに集中できるし、休みを満喫したいと思うのであれば布団に篭って目を閉じて時間を伸ばしていればいい。
ゴムは伸ばしっぱなしでも縮めたままでも持て余してしまうのだと思う。
残りの人生、うまく取り扱っていきたいものだ。