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少子化対策について思うこと

本日(1月22日)の日経夕刊の2面に「少子化対策、どう変わる?」という記事がありましたね。
すみません、以下、大したデータの裏付けがある訳でもなく、体感の意見なので、あまり詰めないでくださいね笑
今、少子化対策の為に、女性活用の為に、とにかく「(女性が)両立しやすい仕組みづくりを」と「両立」一辺倒(に見える位そちらを重点的に)で進めてるところが問題だと常々思います。

「両立」じゃなくて「復帰しやすい」社会も構築する、という2本柱が必要、もしかしたら、「復帰しやすい」社会に重きを置く方が少子化対策については手っ取り早いかもしれません。もちろん、経済的理由で「両立」を選ばざるを得ない家庭もあるのはよくわかりますが、「一時子育てに集中して、復帰したいときにある程度のポジションで復帰できる仕組みづくり」が必要だと思います。数ヶ月の産休レベルじゃなく。例えばJALさん位、1人産むと3年、位なら素晴らしい(ま、子育ての心育てって、そこからスタートだと私は思ってるので、本当は小学校6年生くらいまで集中できるといいですよね。。)

そうじゃないと、やっぱり子供をもつことでデメリットが多すぎる気がする今の現状。

まず、私は全てが男女平等とは思ってません。選択肢として平等であるのは大切です。能力的にどちらかに優越があるとも思ってない。ただ、向き不向きは脳や肉体の構造上あると思ってます。肉体的・体力的に男子は強いし、でも、女性は重い荷物を持てない代わりに、より気配りが出来たりすると思います。あと、仕事上してて思うのは、女性の方が、実は俯瞰して物事をみるのが得意な人が多い。あとは、やはりハラスメントには敏感。

話戻します。「両立」しようとすると、まずは本当に体力がつらいですよね。長時間労働を減らす、在宅労働などの柔軟な働き方を広げる、はもちろんありがたいです。もちろん助かります。
でも、イニシアチブをとって家事育児をするのはまだ女性で、「お手伝い」感覚のパパでいるのならば、正直自分でやった方がいい、みたいなストレスあったりしますよね…。リーダーシップをとって指示出しするのってほんと疲れる。
で、頑張って両立して、それでも、昇進が遅れる、体力的に疲れる、旦那ともけんかも増える、となったら、私は子供産みたくないと思う気持ち、よく分かります。周りにも気を遣うしなとか。

国のGDP的に、女性も働いてほしいということもあるでしょう。ただ、それまで男性と同じく肩をならべていた女性ほど多分産みたくなくなります。自分の集中したいことに集中できなくなりますもの。それでも一代決心して産むと、今度は子育ての重要性も分かるので(面白いし)、専業主婦を選ぶ方々も多いと思います。
しかし、皆さん、医師や弁護士・会計士、といった分かりやすい国家資格をもっていればまだ復帰しやすいですが、それまで「組織の中で優秀だった、もしくは活躍していた」というだけでは、一旦組織を抜けてしまってから仕事に復帰しようとすると、「こんなこと!?」といったような仕事しかなかったりするのはままあること。そうなると、家でCEO的に采配を振るっていた方がいい、と思ったりして、そのまま結局復帰する意欲を失う…。
だから女性は手に職を、という50年前から母が言ってる言葉が今も当てはまってしまうこの社会…。

お料理教室の先生といったような何か手に職をもっていてサロン的に仕事をする、やりたかったことを起業する、ということが出来る方は本当に一握りだと思います。それは男性もそうですよね。組織でイキイキ働くことができる人が大半な気がしています。

あとは、人が幸せを感じる生き方をする、といった点についても、「子育てで幸せを感じる脳」と「仕事でバリバリやって幸せを感じる脳」は違うと体感します。
「子育てで幸せを感じる脳」は、ほわわん、として、子供がやることもゆっくりみて、あえて手を出さず、「待つ」ことが苦じゃない脳だと思います。自分よりも、相手の自己実現に幸せを感じる。かたや、「仕事で幸せを感じる脳」は、リスクヘッジをし、いかに効率的に動き、先々を読むことが出来るか。自己実現が出来るとすごく幸せ。
この2つの脳の切り替えは、真逆であるが上に、どちらかの脳を生かしたまま反対の領域にいると、イライラしたり、自己嫌悪や、自己肯定感低くなったりで全く幸せじゃない。周りの相手(子供だったり、仕事相手だったり)にも悪影響。

ということは、やっぱり「一旦子育てに集中」しても、復帰しやすい社会、をつくることに労力を割いても悪くないと思います。

例えば、どこどこまで昇進してれば、復帰する際は課長以上から、とかのルールづくり。産休もいっそのこと年単位(そういう会社も多いと思いますが)。
そういうところから始めてもよいのではないでしょうかね。

専業主婦時代は全く無駄ではないです。その後の社会復帰した仕事でもかなり役立っています。
まずは、時間の使い方。どんな相手でもそつなく付き合う外交力。忍耐力。等々。特に外交力の鍛えられ方は半端ない。だって、一気にそれまでの育ち方や経歴も違う人々の中に放り込まれる。最初の共通点は子供を育ててる、ということだけ。。

そして、今時の専業主婦だった周りの友人達の優秀さも半端ない。大学だけでいっても京大東大、医師、弁護士、外資系企業、総合職勤務、子供が出来ると同時にすっぱり専業主婦になり、どうにかこうにかまた復帰していますが、でも、やっぱり「両立じゃなくて子供に全集中できる時間は必要だった」と口をそろえて言います。それがキャリアダウンにつながったとしても、やはり子供は何よりも代えがたい。次世代を育てているというのは大きな仕事です。

だからこそ、両立面ばかりではなく、復帰しやすい社会を。
優秀な女子たちが、志高い女子達が、自分の生き方を肯定できるような世の中にしたいなとつくづく思います。

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