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水の力

タロットカードの人物カードの中の1枚
カップ(水)のキング(イラストはフリー素材サイトさまからお借りしました^^)

私的には人物カード=コートカード、の中で一番イメージのわかないカード、
です

「キング」というワードには
やはりこの物質的世界での「力」、(意志の力、行動力、影響力、実行力、決断力、権力など)
というイメージを持ってしまいますし

そうすると
火のキング
風のキング
地のキングにはこういう↓想像がスムーズに沸きますが

火→(イケイケドンドンでどんどん新事業立ち上げそうー)、
風→(ばりばりスマート経営して儲けてそうー)、
地→(もう、とりあえず貨幣経済界で成功しきった人としか思えない)

、、、
水、、、、???

うーん、、、??
みたいな。。

水のエレメントの特性の
「情愛、情念」
「愛着」
「個人としての独立感が薄く、人と溶け合ってしまう」
という事ですが、

とある本の解説にカップのキングについて

『自立という面で問題のある人物かもしれず、
火の王を王と思う人々は
決してこの水の王を王とは認めないかも知れません。』

松村潔さん「タロットリーディング」

との記述があったのですが

私はまさに、その文章を読んで
「ほんとそれな」

感じてしまったタイプですし

また、カップのキングの特性として
包容力、おおらかさ、寛大さ
等々が言われていますが

実際もしそういう人がいたら

癒されがい?甘えがい?はあるかも知れませんが
それが果たして「キング」

なのかと聞かれると私は、
火や風、地のキングに比べて
なんか弱くね?
お母さんじゃね?もしくはカップのクィーンと一緒じゃね?

みたいな感じで
今も
リーディングしててこのカードが出て来ても良くわかりません

絵柄の魚のモチーフはキリストの象徴と聞いていて、
確かにキリスト的な人はきっと尋常じゃないほどの愛があって
どんな人も受け入れてくれるくらい常人のレベルを超えて慈悲深いのでしょうが

それもやはり私には
キング、という
「人の上に立ってそうな人」の感じにはつながりません

そんな中

ふと思ったのが

雨の日、
気圧だか湿度だかで頭痛が出る人にはそういう症状が出そうな日、

私は頭痛はありませんが
何か鬱々とネガティブな気分になります

そういう時にカップのキングのカードが出てきたことが数回ありました

それでふと思ったのですが

雨には時として人を鬱々とさせる、そういう力がありますよね

そして
水のエレメントの代表的特徴
自立性がなく他と結びつき溶け合う融合性

そこから

全人間が根底のところでつながっているであろう
大海原のような集合的無意識、感情
が連想されると

たしかに

集合的無意識に
個人は相当影響を受けますし、それこそ無意識、無自覚に。

かつ

多くの人を感情的に
時として悪い意味で煽動するような人は
人の情、気持ち的な側面に訴えかける力が強いわけですよね

そう考えると

人の体調や気分に多大に影響力がある
雨や湿気=水の力

個人が自分で決断しているようでも
結局知らずと影響されている、海のように深く広い集合的無意識

もし

そういう力を
カップのキングが象徴しているとしたら

いかにも人間的な強さを連想させる地、火、風のキングより

先に書きました「なんか弱くね?」
どころか

遥かに他のキングよりおっそろしい存在。

であるかも知れないと

そんな想像を最近しています

あと
そういう自然的な力でなくても

たとえば
異性の心の隙に、気づかぬ内に入り込んで
「この人は私には無くてはならない存在」
と思いこませ
その相手の情をうまく利用して意のままに操れるような
魔性の存在、
とか

1度はそんな人にだまされてみたいものです
まあそれは冗談としても

人の感情的な所に入り込める力
というのは

確かに良くも悪くもかなり大きい力なのかも知れない

という備忘録です

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