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自由を求める強さ

ウェイトタロットの小アルカナのひとつ
ソードの5
についての備忘録です

絵柄がシビアで、出てくると一瞬『うげぇ』となるカード達を
毎回『うげぇ』とならないよう、
何かポジティブな意味を見いだす試みが趣味です。

ソードの5は
上記の絵柄(フリー素材さまからお借りしました!)のように、

「読んで字のごとく」というか「見て絵柄のごとく」の
ザ・殺伐。
のカード

キーワードは

○争い
○傷つけ合い
○勝者と敗者

等々

殺伐~~

スポーツマンシップに則った正々堂々とした競争、とか
川岸でケンカしてお互い顔をはらして地面に大の字になって
『ふっ、やるな』
『お前もな』
という昭和の少年マンガ的な世界観でもなく(その感じはワンドの5だそうです)

知性や知略を使って非情にも相手を「打ち負かす」事に焦点があてられていて、
メッセージとしてはそういう争いの不毛さ、への警告。などがあるのかもしれません。

もし恋愛相談などを占わせてもらった時にこれが出たら、普通に
「もしや今いがみ合いのケンカなどしていらっしゃいますか?」
と、ストレートには聞かないにしても思わず連想はしてしまいます。

そのように、ネガティブなイメージが強いであろうカードですが、

そんなソード5にポジティブな側面を見いだすとするならば!

ソードは知性や思考、戦略、情報などを象徴し、5という数字は変化や自由、挑戦などを示すといわれます
しかも5の自由さは言うなれば「自由な『個』」
「自由な個」はポジティブに働けば「のびのびと自由に個性を発揮できる人」
ネガティブに働けば「ただただワガママな人」という感じでしょうか

いずれにせよ
これらの要素を組み合わせたソード5は、知恵を武器に新しい道を切り開く力や、自由に自分の信念を貫く勇気、を表現するカード。
とも言えるのではないかと思います。

それは、まぎれもなく「強さ」

もちろん「強さ」、それ自体も使いようによっては危険な概念で
私はSKY-HIさんの『0570-064-556』という曲中にある
「強く生きることだけを正解とするのはあぶない」
という歌詞に心底共感しますし
弱肉強食、という考えも苦手です

でも

知性と意志の強さで自分の道を切り開く力

という強さを持っていれば、
確かにこの世で
世間体や古びた慣習に縛られず
自由に生き甲斐をもって生きる事ができる可能性が大きくなると思われますし

そう思えば、絵柄ではメインの男性はあからさまに人を打ち負かして得意満面な顔をしていますが

その強さは、打ち負かす事ではなく
(世の何かしら、誰かしらに)「打ち負かされない事」、
むやみに周りに迎合せず、時には人と衝突してでも
自分の正しいと思う事を貫く

という事にも使えると思います。

言うなれば「嫌われる勇気」というやーつ、とも言えるかも知れません。

例えばなのですが
ソード5のそういうポジティブな特性を
youtuberのヒカルさんという方が
ものすごく体現されていると感じます。

ヒカルさんについて私がいろいろ勝手に解説するのは、著名人とはいえ
個人の方なので差し控えさせていただきますが

とにかく
思考が速く働く人
メンタルが強い人
経済的にも精神的にも自由な人
youtubeというザ・現代的な(だった?)ツールを最大限活用した人
という感じがします。

いずれにせよ、経済的、精神的な自由を求め、他人の勝手な期待や批判に揺るがされない強いメンタルを持つこと自体は決して悪い事ではないと思いますし
ソード5はそういう側面も象徴できると思います。

この情報にあふれる現代において、振り回されるでなく情報を上手に使いい、本当の意味で自由に生きるためのヒントとして、このカードを見ることもできるかもなあー

というような事を考えているうちに
ソード5を見ても即、
「傷つけ合い」
「エゴ」
「火星」笑

ばかりは連想しなくなった
という備忘録です

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