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ISDNで東風荘繋いだらチャット相手と実家が近くて感動したあの頃
歳とった証拠かも知れないが、昔話しがちょっと楽しくなる今日この頃。自分も20代の頃はそれがなんかジジくさく思っていたが、倍の年齢にもなると、自分の体験が歴史とも捉えられて、なんか楽しいのだ。あの時は大変だったけど、それを乗り越えてきたから、結果、あの時はいい時代だったと。そして最新の技術とかについていけなくなってくるから、今の時代に文句言いたくなるというね笑 あと年取って歴史に興味持つ人たちの気持ちもなんとなく分かる。
で、何が懐かしいって、インターネットの黎明期ね。1990年代後半。当windowsがOSで出て、自分もHDD 2GBのノートPCを35万ぐらいで買った。今から考えたらとんでもなく高値だが、当時そんなもんだったよね。
で、メモリ増やしてPC賢くしようと電気街でウロウロ。192MBにグレードアップさせ、その帰りに雀荘行くみたいな。
そしてISDNね。当時はまだ光回線ではなく電話線を引き込んでた時代。そしてそれは権利ものとして流通していて、権利持ってない人はレンタル契約する。そしてその電話線一本で、電話とインターネット両方できるようにする。これがISDN。通信スペックは確か128kbps。音楽ファイル一つ落とすのに下手したら1時間とか。不安定だし。今の光回線や4G/5Gをスマホでサクッと落としたりストリーミングするなど、ただの上級国民でしかない。
その劣悪な通信環境にも関わらず、P2Pは当時からあった。WinnyやMXなど。今はYouTubeが台頭して今はそんな必要もないのかもだが、法的根拠のない音声や動画は当時からやりとりされていた。それを一晩ネットつけっぱなしで落とす。落ちてればラッキー、接続切れなら玉砕。そんな毎日。もちろん悪質なウィルスにも晒される。ファイヤーウォールなど全て無効化だ。
ちょっと話は変わるが、昔はインターネットがとても無限な空間で、何か開拓民のようなワクワクする気持ちがあった。今でこそなんでもネットで調べられるが、昔はまだそこまでカバーされていなかった。
それなのに、例えば東風荘とかで見知らぬ人とコミュニケーションをよる。すると実は実家が近かったり。こんな広大なネット空間で、顔も名前も分からない人と交流が持てること。これがとてつもなく斬新で新鮮で、とんでもない時代になったものだと夜な夜なテンション爆上がりだった。電話番号も住所も知らないのに会話ができる。すごい時代になったものだなと。そしてお互いエロサイトの教え合いね笑 葵みのりさん元気かな。
あとはAmazonで本が買えるようになったのもこの頃。当時はまだ本以外はほぼ無かった。本屋に行かないのに、欲しい本が注文できて、家に届く。これも革命的な出来事。すげーなと、震えた記憶がある。なんで株買っておかなかったんだ笑
そんな頃から今を見ると、ネットの世界もずいぶん狭くなったなあと。自分の中でネットに対する期待など余白がなくなってきているのかも知れない。自分が知らないだけで、技術面もさらに進化しているような気もするが。
ネットもサウナも広い方がいいね。