台湾でサウナブームについての登壇
台湾での登壇報告:日本のサウナ文化の魅力を伝えて
先日、台湾にて「日本のサウナブーム」をテーマに登壇する機会をいただきました。なんとサウナ業界のレジェンド、中山眞喜男先生と一緒に登壇という光栄すぎる選抜をいただき、意気揚々と乗り込んでまいりました。今回はその経験を簡単にご報告いたします。
登壇の概要
台湾では近年、ウェルネスやリラクゼーションが注目されており、日本のサウナ文化にも関心が高まっています。台湾は日本の流行には敏感で様々な日本コンテンツが盛り上がっています。ただ、それにも関わらず、日本のような「サウナブーム」は台湾で起こっておりません。それはなぜなのか。
日本で起こったサウナブームを紹介しつつ、「ととのう体験」や台湾の温浴文化を僕なりの考察を踏まえて、お話ししました。
特に、サウナ・水風呂・外気浴の一連の流れがどのように心身を整えるのかを分かりやすく紹介しました。これからの台湾サウナブームへ向けて。
※一部の登壇資料を紹介します。
台湾での反応
現地の方々からはさまざまな興味深い反応がありました:
暑い場所だから:「台湾は暑い場所だから」この声は非常に多かったです。確かに暑い日にわざわざ熱いところにいくなんて、、、と思いますが、よく考えてると日本のサウナブームでは暑い日でもサウナに行きます。これは汗はべたつくけど、サウナ後の汗はべたつかないので、真夏の暑い日でも我々はサウナを楽しんでたりしてます。
環境の活用:台湾でもキャンプやグランピングは人気です。都会からでも1時間程度車で移動するだけ豊かな自然に触れることができます。台湾の豊かな自然環境を活かすことはできるのではないでしょうか。
サウナと食文化の融合:日本ではサウナ後の「サ飯」が楽しまれていますが、台湾でもその文化を取り入れたいとの声がありました。台湾の方々は「食」に対して意識がとても高いです。
サウナ(三温暖)の印象:台湾における三温暖、そもそも行ったことがないという方も多かったです。また、反社会的な方々との関りや風俗的な印象から、あまりよいものではないと思われている方も多いようです。ただし、これを楽しみ続けている三温暖好きの方もいる(おじさん多め)
健康や美容への意識:町中にある足つぼマッサージやエステなど、健康事業の盛り上がりがもともとあります。サウナを組み合わせることでどんな効果が得られるでしょうか。
これからの台湾サウナ
仮に日本のサウナブームを台湾で起こすなら:
既存の三温暖との共存:すでに完成されている三温暖は文化として残し、新しいカルチャーのサウナを作っていくのはどうでしょうか。今回の登壇では「さんな」と紹介したのですが、新しい体験として訴求するのがよいのではないでしょうか。
他のコンテンツと組み合わせる:フェスやジム、飲食など、サウナだけでなく他のコンテンツと組み合わせて訴求することで台湾の方々でもサウナに興味をもちやすいんではとおもいます。三温暖の印象がつよいため、別の切り口でまず体験してもらうことこそ重要に思います。
まずはテントサウナから:自然豊かな場所が多い台湾でサウナ体験を気軽につくるにはまずはテントサウナによって体験を増やすことが必要なのではないでしょうか。
一方で、日本のサウナのブームの今後の発展にも、台湾をはじめとして、各国での盛り上がりが必要に思いました。国際市場でさらに成功するためには、日本独自のコンテンツとして仕上げ、より多国籍の顧客に対応する工夫や、SNSを活用した海外発信の強化が課題となりそうです。
まとめ
今回の登壇を通じて、改めてサウナが国境を越えて人々をつなぐ可能性のある素晴らしい文化であると実感しました。せっかくのご縁でもあるので、台湾のサウナブームのつなぎやく、そして日本のサウナ文化に貢献できるような活動をしていきたいと思います。ぜひ、僕ができることはやるので一緒に台湾のサウナ取り組みしていただける方いましたら大募集です。
最後に、このような貴重な機会をいただいたことに心から感謝申し上げます。引き続き、日本のサウナ文化を広めるために尽力していきたいと思います!(結局、いろんなところのサウナにいきたいだけだけど)
以下台湾中に訪れたサウナです。