IESAUNA導入1週間時点での感想
IESAUNAが納品されて1週間ほど経ちましたので感想など。
①導入検討
IESAUNAを知ったきっかけはInstagramの広告だったと記憶してます。
ちょうど体験会が新宿で実施されるとのことだったので、あくまで自宅サウナとはどのレベルかを知るためにお試しで参加してみることにしました。
結果的にはサイズ感や温度/湿度共にある一定レベルまで達していて、徒歩0分でいつでもサウナに入れるという魅力に惹かれ、購入を決定しました。
※テントサウナというところで、サウナ施設のサウナとはある程度毛色が違うので体験会に参加して購入を決めたほうが無難かと思います。多少はセッティングで追い込むこともできますが、合う合わないは好みがあるかもしれません。
②納品、仮設置、試用
受注生産のため、注文から約2ヶ月後にどでかい段ボールで納品。
床材等の手配が間に合ってなかったため、ベランダに直置きでストーブを仮に設置しました。初回特典としてmadsaunist製STG(ストーンタワーガード)が付属していましたので、そちらを煙突に巻いた上で付属のサウナストーン+手持ちのサウナストーンを数個追加した状態が下記の写真となります。
この状態で利用した感想としては、大小ある燃料バットの内、大バットで暖めないと中々温度が上がらないなという印象でした。10分ほどかけてじわじわと90℃に近づいていくイメージです。そして燃料の消費が思ったよりも激しく、初回に付属の1リットルの燃料は即使いきってしまいました。
温度が上がりづらい要因としては、床からの空気の流入の影響が大きいようでした。ベランダにIKEAのウッドパネルを敷き、その上にIESAUNAのテントを貼っていたのですが、これがあまり良くなくウッドパネルとベランダ床の間から外気が入って来るので温度上昇を妨げていたのではないかと推測します。
③madsaunist仕様にカスタマイズ
IESAUNAについてはSTGも展開しているmadsaunist様が先進的なセッティング事例をスタイルブックとして公開しています。我が家のセッティングもほぼこちらを参考にしております。
特に前項でも述べましたが床からの空気流入が温度上昇を妨げる大きな要因でしたので、床断熱を実施したのがテント内の温度上昇に大きく寄与しました。
スタイルブックでは合板カット+断熱アルミシートの紹介でしたが、よりサウナ施設チックにしたいため天然木の床板でどうにかできないかと思い方々を探しました。しかし、檜の一枚板などは万単位の価格のため手が出しづらく、悩んだ末にこちらのカット杉板を組み合わせる方法に辿り着きました。
寸法を指定することでカットも可能で、こちらをIESAUNAの床と合うような組み合わせになるようにカットを依頼し、二重に貼り合わせた断熱シートの上に両面テープで各板を並べて貼ることで擬似1枚板の床板として利用することが可能になりました。なお、杉のような針葉樹林は燃えやすい木材といえるので念の為に不燃塗料(ファイヤーディレーF4)を塗布してあります。
さらに煙突に空気攪拌用のファン(熱で勝手に動く!)と輻射熱を生かすための反射板を追加。余った焼杉の端材で適当にサイドテーブルを作り、最終的に下記の写真の仕様に固まりました。
※反射板を無塗装のものをお選びください。黒塗装のものは熱を吸収するので輻射熱の効果は望めません。(黒→無塗装を買い直しました・・・)
夜はほぼテント内は真っ暗になるので照明は必須となろうかと思います。充電式のランタンはバッテリーの加熱リスクを考えると少々怖いので、乾電池式のコールマンのランタンを採用しました。
また、ロウリュ用のラドルとバケツのセットはSAUNIAにて下記を購入しましたが、ストーブ上で熱しているバットの熱湯をストーンにかけることの方が多いので、バケツはあまり必要ないかもしれません。
④本番利用
madsaunist仕様にカスタマイズした後に、いよいよ本番利用を開始しましたが圧倒的に熱効率が向上しました。床断熱の効果は絶大であるといえるでしょう。IESAUNA導入時のマスト施策ではないでしょうか。ポイントとしてはテントの下の耳の部分を巻き込むように床を設置して外気の流入を最大限防ぐことが重要です。
おかげで大バットなら5分程度で90℃近くまで温度は上昇し、そのまま放置するとストーブ直上に置いてある温度計は110℃まで上昇しました。ロウリュも思いきり水をかけると入っていられないほどの熱波です。温度という観点では必要十分なスペックでしょう。
小バットで80℃くらいをキープしつつ、頻繁にロウリュをするスタイルも非常に気持ちよかったです。ストーンを積みましているのとバットの熱湯をストーンにかけている関係である程度、頻繁なロウリュでもストーンの鳴きは続いてくれます。
TIPSですがサウナに入る際には、通常通りの入浴後に入るのをおすすめします。部屋にあるからと横着にいきなりサウナに入っても汗が目に染みたりとあまり気持ち良くはありませんでした。やはり、最低でも身体をシャワーで洗い流してからの方が気分良く入れます。また、水風呂は今のシーズン気持ち良く入るには色々と工夫がいるので手っ取り早くシャワーを浴びてエアコンをガンガンかけた部屋でくつろぐ方が個人的にはかえって満足度が高いかもしれません。
他にも熱気を逃さないオススメの出入り方法など小ネタは色々とあるのですが、今回は初回感想ということでここまでにしておきます。
セッティングについては大いにmadsaunist様を参考にしておりますので、改めて感謝申し上げます。