バーニャは、本当に熱いのか?
●バーニャは、世界一熱いってほんと?
世界一、体感が熱いサウナ は、ロシアのバーニャである。と誰かが言っていましたネ(雑)。今回は、熱さに着目して、レポートしたいと思います。
●ぬるい時はぬるいけど、熱い時は本当に熱い。
結論でいうと、世界一かは知らないが、基本的にはめっちゃめちゃ熱いです。なぜ「基本的には」と言ったかというと、ぬるい時があるから、です。正直、現地に行くまで知らなかったのですが、バーニャにおけるスチームルーム(いわゆる熱い部屋)は、以下のサイクルで温度変化やパフォーマンスがなされていくのです。
●スチームルームの、温・湿度管理サイクル
①換気
換気のフェーズでは、施設のおばちゃんが、スチームルームのドアを全開にし、かつ、必ず付いている換気用小窓も開けて、しっかりと換気をします。この時、スチームルームは体感70度くらいまで下がり、また人は追い出されて、無人となり、葉っぱなどの掃除が行われます。
②急加熱
「熱くするよー!」などの掛け声や、呼び鈴がなったら、急加熱の合図。休憩していたロシアンたちは一斉にスチームルームの階段を駆け上がり、二階に転んで待機。この時、椅子に座ったり、立ったり、サウナ ハットをかぶっていないと、怒られますので注意。おおよそ人が入ったことを見計らったら、施設のおばちゃんが巨大なストーブを開けて、水を杓子にすくい、30−40回に分けてストーブに投入。施設によっては100回に及ぶこともありました。結果もちろん超高温高湿に!!!施設によってはこのタイミングで、1階部分にアロマ水を巻いたり、タオルパフォーマンスをすることも。
③超高温高湿
目一杯熱くなったら、施設のおばちゃんはスチームルームから出ていき、部屋の中は静寂が訪れます。そう、この時こそ、静寂なのですが、正直息ができないくらい熱い。外に出て行く瞬間、寝転んでいる状態から、立ち上がったことで、体感温度が一気に上昇。顔が爛れるのでは?と思うくらい熱かったです。。。しかし、マダムたちは平然と自分のペースで(おおよそ平均2−5分程度)この部屋を楽しみ、外に出ていき、休憩モードになります。
④緩やか
③を過ぎ、人の出入りが起こったことで、結果、部屋の温度が下がります。そうすると、過ごしやすくなったからか、自然とウィスキングタイムが始まります。施設の人に身体を叩いてもらう人。自分でやる人。友達同士でやる人。様々です。しかし、③よりも少し温度が下がって過ごしやすくなったとはいえ、熱々には変わりはありませんので、ウィスキングを行うガールズ&マダムたちには頭が下がりました。
●まとめ
というわけで、スチームルームの温度感覚、なんとなく伝わりましたでしょうか。バーニャは、噂通り、熱かった!ということで、今回は以上としたいと思います。また次の投稿も、よろしくお願いします。