【サウナ図解攻略】渋谷SAUNAS(LAMPI編)
2022年12月23日、昭和生まれとしては祝日じゃないことに違和感があるが、それでも今年の12月23日は特別な日である。
あのタナカカツキ先生全面プロデュース「渋谷SAUNAS」の一般向けのオープン日だ。
うん。
すごい。
まあ、細かい説明は公式サイト見てください。
今度渋谷にこういうのができるよ、クラファンで入場券が買えるよというニュースを見たのは夏くらいだろうか。
へー。いいな。
次に気がついたときにはクレカの番号を入れて入場券10枚セットを買っていた。
えっ?
スタンド攻撃?
そして、23日(金)がオープン初日で、クラファンで買った人は優先的に予約ができるというメールが来てた。
いや平日やんか、仕事だし。と一瞬思ったが気がついたら予約していた。
えっ?
やはりスタンド攻撃なのか?
まあでも、行くっきゃないか。予約したなら。
で、入館した。
■渋谷SAUNASのシステム
9個、サウナがあるんだってさ。
なるほど、イカれているんだなぁ。
ただまあ、建物まるまるサウナの構造を2分しており、奇数日・偶数日で男女を分けていて、なので実際のところは1回に行けるのは4-5個。全部行きたかったら複数回行くしかない。そういう寸法である。9、一気に行けるわけではない。
まあ、そう聞いたところで「なるほどイカれてますね」以外に特に感想はない。
12/23は奇数日なので、男性たる私は「LAMPI」側のみ、入れることになる。フィンランド語で、「池」だそうです。
1階が受付、中一階と1階でご飯食べるところ兼コワーキングスペース、2階3階がサウナみたいですね。
それで、2階の男女で分かれるところで、お姉さんにタオルをもらえます。バスタオル、フェイスタオル、あとサウナ時に尻に敷くマット。
なるほどなるほど。
そうですか。
じゃ。まあ。
やったりましょか。図解を。
■LAMPI 2階エリア
なにせ初見なんで違ってたらすいません。こんな感じ。
中央手前がロッカールームに続く入口で、左手に「MUSTA」というサウナ、右手に「BED」。ちょっと進むと左右にシャワーがあって、さらに右手に水風呂「MATALA」もうちょっと進んで正面のドアを開けると上階(3F)へのドア、左側に日が差し込む休憩ゾーンがあり、そこに給水機があります。
全体的にグレーないし濃い茶をベースにしていてシックな印象、床はさすが、水捌けが良い。
なるほどなるほど、なるほどねぇー。
とりあえずシャワーを浴びますが、シャンプーもコンディショナーもボディソープもやたら良い匂いである。「良い匂い」意外に語彙がなくてごめん。
■MUSTA SAUNA (ムスタ=ダークな)
公式の画像をSNSに投稿して良いと書いてあったので遠慮なく転載します。ムスタですか。ダークな、ですか。
おしゃれやん。
13時に入ったんですが、なんか最初は私一人でした。入って左手に、笹塚マルシンスパを彷彿とさせるようなかなり大きいサウナストーブ。そしてセルフロウリュ用の桶、柄杓。
誰もいないので、一杯かましてやりました。
ジュー。
最高じゃん。
すぐに、1人、また1人とお客さんが入って来ました。都合、3段になっているサウナなのに、何ででしょうか8人くらい集まったのに全員最上段にいます。
みんな、好きですねえ
そう思いました。そして今、このできたてホヤホヤのサウナで、いわゆる「ヌシ」のような存在はいないはず。みんながみんな初心者、皆さん初めまして。誰もが遠慮し合ってる空気を感じとる。
「ロウリュ、良いですか」
こういうときに空気を打ち破るのが得意というか、「こういうときに空気を打ち破る勇気でメシを食っている」とも言える私が沈黙を破りました。
「ありがとうございます」
誰からともなくレスポンスがくる。別にお礼を言われる筋合いはないんですが、でも、きっと皆さん私と同様に深く考えずとにかくクラファンでアレしてアレした好きもの、サウナに対しては真摯な皆さんなんでしょう。そのジェントルネスに敬意を表して、静かに2杯ほどロウリュをブチ込みました。
ジュウウ。
良い。良いものだ。
はい、満足しました。
もう帰っても良いかなとも思ったが、まだ色々あるらしいので、行こう。まだあんの?最高だったじゃん。もう正解出たでしょ?
■MATALA (マタラ=浅い)
寝て入れるタイプの水風呂である。手前に、なんか銅製と思われるオシャンな桶があるので、それで汗を流して入る。
なんか、ほんと高そうな桶である。そんなことを思った。
ちょうど4人横になれるようになっており、しかも脚をちょっと上げて、リラックスした感じになれる。顔だけが水面から出る。外から入る陽の光が、水面から天井に反射してゆらゆら、とってもキレイである。この「寝れる水風呂」は最近でいうと新岐阜サウナで拝見して、すげえなと思っていたのだがもうあっという間に渋谷が追いつくのか。東京は恐ろしい街だと思い、この「水面反射ゆらゆら使い」は、今井健太郎さんデザインを彷彿とさせる。
サウナの例えで他のサウナを出すのは愚策だと思うが。まあ、とにかく、すごい。
はい、もう整ったので、帰っていい?えっ、まだあんの?嘘でしょ?
■BED SAUNA (ベッドサウナ)
男湯なのでこんな素敵な光景ではなかったですが、手前にサウナストーブ、奥に高さの違う「寝て、脚を上げられるところ」が4つかな、あった。
またタイミングの妙なのか、私しかいなかったので、一番高いベッドに寝た。
「見上げてごらん夜の星を」をちょっとだけ歌った。
うん。いいじゃん、はい最高最高、100点です。
もう満足したので帰r え?
まだあんの?
しゃあないですね。
また水風呂に入り、給水所があったので、ちょっと水を飲んだ。
ちなみに給水用のコップは紙じゃなくて、なんかしっかりしたアルミ?銅?のやつで高級感がエグいです。
■Stairway to Heaven (天国への階段)
2階3階を繋ぐ階段です。裸眼の視力が死んでいるので若干恐怖がありますが、中目黒 光明泉の屋上風呂、大阪梅田のニュージャパン、大師前のじんのび、など数々の浴室階段に鍛えられた甲斐があり、転倒せずに踏破しました。
ジョジョの奇妙な冒険第6部「ストーンオーシャン」のプッチ神父のスタンドの最終形態、ジャンプ連載時は「Stairway to Heaven」だったのに、単行本収録時は「メイド・イン・ヘブン」に変わったんだぜ。
なぜかは知らねえ。
ジョジョ豆知識な。
■LAMPI 3階エリア
3階=屋上で、壁に囲まれていますが全て屋外。つまりオール外気浴エリアです。
はは、無敵かよ。
■なんか、左の桶のところ
私の作図が下手なんで伝わらないと思いますが、上図の左やや下に3つ並んでるベージュの丸。これは、なんかシャワーヘッドくらいのところに桶がついてるんですが、お兄さんが何かを直しててやってませんでした。きっと良いものなんだと思います。直りますように。
■KELO SAUNA (ケロサウナ)
とにかく「ケロ材」、ケロっていう木、を使った良い感じのサウナである。
ウィスキング用のものらしく、正直いうが、今日はいった感じでは温度がやや低かった。あと、けっこう高い位置に乗るために、「台」を踏むことになるが、それが結構不安定なので注意されたし。
温度がやや低いなぁと思って、桶あるやんけ、ロウリュしたろと思ったら水がスッカラカンだった。隣り合わせたお兄さんが「水を入れてもらいましょうか!」と出ていってくれたが帰ってくる前に私が出ていってしまいました。お兄さん、マジごめん。優しさを無碍にしてごめん。そういうとこ、あるんだわ。
■SOUND SAUNA (サウンド サウナ)
サウンドサウナ。音ってこと?
そういえば、なんか良い感じに重低音が流れておる。
また例によって私1人だったので、最高かよと思いながらとりあえず桶があったので軽くロウリュして、最上段に構える。ちょっとだけ星野源「恋」を歌う。選曲に他意はない。
なんだろうか、この重低音。全身に響いて多幸感がすごい。
この会場で販売されたら、私は羽毛布団を買ってしまいそうだ。なんだ、この感じ。
するとグレーのサウナハットを被った御仁が入って来たので歌唱を辞める。
御仁、桶に柄杓を入れて、ロウリュを
1
2
3
4
5
ってめっちゃやるじゃんと思ったが、なにせ重低音が良いので、とにかく「いいぞもっとやれ!」と思った。
このサウナはやばい。人を狂わすナニカがある。出ないとまずい。
■SYVA (シバ=深い)
なるほどすげーわかりやすい。サウナガチ勢、深い水風呂好きがち、東中野の松本湯の水風呂好きがちである嗜好をガッツリつかまれている。しかも深いだけでなく広い。ちょっとした相撲が取れそうなぐらいだが、なにせ私しか入ってなかったので相撲は取らなかった。
ずっと最高だな。もう許してくれないか。出て良い?
■サ飯はどうか
結論から言うと「美味い」。終わり。でも良いんだが、語ろう。
初日のメニューはこんな感じ。恐らくまだフルラインナップではない。
本当はビール行きたかったのだが、急に言い訳がましいが勤務中で、「1時間昼休憩+1時間オンライン会議出席」というテイで来ているというか、テイじゃなくて本当にそうなので、ラーメンとクラフトオロポを頼んだ。クラフトオロポ?どの部分がクラフト?
オロも、ポも、大塚製薬さんが作っているはずだ、はて、クラフト?と思ったが、まあ、美味いのでよかった。氷が丸い。
ラーメンも来た。さっきも書いたけど、普通に美味い。メンマが太くて好みなのと、刻んだネギも香ばしくて美味い。つまり美味い。食レポは苦手である。
尋常じゃなく分厚いお手拭きが来たのが一番ビビった。これは良いものだ。
■めざましテレビに出るかもしれません
ラーメンを高速で食べ、オロポをすすりながらオンライン会議に参加する。間違いなく労働だ。大丈夫、勤務している。やましいことはない。
1時間弱な会議を終えて、さ、出よかなと思ったら「めざましテレビだけど撮影いいすか」と声をかけられて、いいすよと答えて取材を受けた。
我ながら、全然面白いことを言えなかったので使われない可能性が高いが、スーツを着てる人がたぶん珍しかったんだろう。
「仕事中ですか」
「仕事中です」
これがオンエアされると、会社に見つかると解雇の可能性、妻に見つかると離婚の可能性があるが、「なんか、ウケるな」と思って取材を受けてしまった。
放送されるとしたら明日12/24のめざまし土曜日か、場合によってはフジテレビ系のニュース全体的に出るかも、だそうです。
紺色のスーツを着てクソ面白くないことを言う丸顔メガネがいたら、それが私、ササウナです。流れてしまったら無職かつ独身ルートありますが、それならそれでそのときは覚悟を決めて渋谷SAUNASの年間パスポートを購入して、住みます。責任とってよね。
まあとにかく、とっても良いところです。次回、反対側「渋谷SAUNAS WOODS編」か、または土曜の朝に会いましょう。
■12/24(土)7:09追記
めちゃくちゃオンエアされてました。はは、ヤバ。
■12/29(木)22:59追記
WOODS編も公開しました。
◾️2024年8月追記
2年弱の時を経て進化したサウナスさんを、「立体図解」し直しました。