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【サウナ図解攻略】渋谷文化進化Sauna

どうも、ウェルビーを愛しウェルビーに愛される男ササウナです。
「渋谷に新しいサウナができた」という情報をキャッチしたので、初日に乗り込んでおきましたのでご報告です。

東京都渋谷区の道玄坂方面、渋谷駅地下街のA0出口から地上に出ればすぐの「渋谷文化進化」さん。ラーメン屋、立ち飲み屋、サウナ、宿泊施設の複合施設のようです。キラークイーン、シアーハートアタック、バイツァダスト全部込みで吉良吉影、みたいなことですかね。違いますかそうですか失礼いたしました。

入り方がよく分からなかったので、とりあえず上階に「サ」って書いてある飲食店部分に近づいてお姉さんに聞いたら「入口あっちです!」と教えてくれました。ありがとうございます。

勝牛さんの右側が入口です エレベーターか階段で3階へ

時間制で現金不可です。更衣室の自販機に良い飲み物が揃っていて、冷蔵庫も使えます。みんなイオンウォーター買いがち&冷蔵庫で区別つかなくなりがちなのでお気をつけください。

それでは、浴室を図解します。


◾️図解攻略 渋谷文化進化Sauna

・入口付近

入口から浴室に向けて下りの傾斜がかかっているのもそうなのですが、休憩スペースも含めて緩やかな勾配があり、おそらく全体的に浅いすり鉢状になっていて、排水溝に向けてうまく水が流れるようになっています。

ほか、かけ湯と桶、グレーのサウナマットなどがあります。

ここから木製の階段を登って、板張りのゾーンに洗い場とか色々あります。

・洗い場

最奥に2箇所、壁とカーテンで隔離されたスペースが洗い場です。プロヴァンシア、というかっこいい名前がついて良い匂いのシャンプーとかがあるので、すごく良いです。吉良吉影のスーツもそんなブランドじゃなかったっけとジョジョ4部を読み返したら「ヴァレンチノ」で、全然違いました。

・お風呂、水風呂×2

1人用のオーバル型、楕円の白い浴槽が3つありまして、一番下がお湯、上二つが水風呂になってます。壁に「温 HOT」「冷 COLD」っていうパネルもついていて親切です。

木製の壁で仕切られてるんですが、斜めに貼られた板にかけ湯(かけ水)用の桶も乗っていて、物の置き場所しっかり決まっていて美しいなと思いました。我が家も見習いたい。

・寝椅子

カーブが特徴的な寝椅子あります。これ気持ちいいんですよね。

では、サウナ行ってみましょう。

・サウナ

まず、入って早々にちょっと下りの段差があるので足元ご注意ください(この記事で最大有益な情報です)。

円を4等分した扇形のような構造になっており、外から見ると綺麗なカーブを描いた壁面になってるんですが、内から見るとテレビ部分やドアなど一部直線になっており面白いです。

サウナ自体は、「オートロウリュ付きボナサウナ」で良いのかと思いますが、図解右側2段目の背もたれの内側に熱源、その天井に熱反射板などがあります。時間間隔は謎ですがオートロウリュもあり、ボナとはいえ結構な火力で体感温度ぐんぐんに上がります。

サウナは2段で座れるんですが、下壁側に1人用の2段目があり、これがまた「全体を見渡せる感じの立地にありつつ、偉い感じはない」絶妙なポジショニング、個人的に「審判席」と名付けたいと思います。

そしてテレビです。

厳重な耐熱ガラスの向こう側にテレビがあり、下側には丸いスピーカーも2個ついてて良い感じになっているんですが、流れてる映像は「日本の絶景100選」みたいなやつ。

城、田園、別の城、東京タワー、富士山、スカイツリー、また別の城、なんか海、といったような多分ヘリから空撮された絶景がゆっくり動きながら、ええ感じのピアノ伴奏とともに流れてます。

全然、面白くはない。

でも、なんか落ち着く。悪くない。

・休憩スペース

最近いろんな温浴施設で見るんですが正式名称がわからん「カクカクかっちりした椅子」が、計7脚あります。朝置きも、サーキュレーターもついてて気持ち良いです。

で、問題は図解右側です。分かりやすくするため物理的に突起つけて薄紫で塗ってますが、これは天井につけるタイプの丸いプロジェクター「ポッピンアラジン」、新しいのだと「アラジンX」いうんですか、あそこから投影された映像が壁一面に映し出されてます。

何を投影してるかというと、「森の映像」です。

画面下半分が水辺、上側には鬱蒼と繁る木々、中央に揺らめく焚き火が見えます。裸眼が死んでるもんで最初静止画かなと思いましたが、よく見ると焚き火も、水面も静かに動いてます。

そして遅まきながら「パチパチ…」という音にも気づき、ああそうか、焚き火が燃える音も流れとったんだなと悟った私は、かっちり椅子に包まれながら大いに森を感じたのでした。なるほどそういうことだったのか。良いじゃん…。

◾️渋谷文化進化Saunaは静かに暮らしたい

動線に無駄がないコンパクト設計ながらも、扇形&ボナサウナのサ室や、森感強めの休憩スペースなどに隠しきれない個性とセンスを感じます。映像を見せる環境、ハード面には大きなこだわりを感じるのに、映像そのもの、ソフト面にはこだわりが薄そうなところなんかも不思議です。

まるで「本当は1位を狙える能力があるのに、目立たないようにあえて3位を取っている吉良吉影」のように、臆病さと自己顕示欲、ディセンシーと狂気が入り混じっているかのようで、私には魅力的に思えました。

そうか、ここはきっと静かに入りたい人向けに特化したサウナなんだな、「吉良吉影は静かに暮らしたい」なんだな、ということなのではないかと思います。

サウナフロアで静かに自分と向き合ってから、立ち飲みフロアで解放されたように飲み食いおしゃべりしたら楽しいだろうな。ラーメンもやたら美味そうだし、次は全フロア制覇したいなと思います。

ということで最近また「爪」ののびるのが早いササウナがお送りしました。ギギギ。

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