【サウナ図解攻略】ウェルビー栄 2024.12
どうも、ウェルビーを愛しウェルビーに愛される男ササウナです。
2024年も終盤ですが、うっかり12月にウェルビー栄に3回も行きましたので、最新の図解攻略をやらせていただきます。引力=愛。
ウェルビー福岡のシアター爆誕も記憶に新しいですが、実は栄も11月からリニューアルオープンしてます。
どこがどう変わったのかわかってない皆様も、「分かっているけど、ササウナが間違ってないか確かめてやるぜ!」の皆様も、つまり全人類が対象になりますが、一般教養としてウェルビー栄の最新状況を正確に抑えて欲しいので全員読んで帰って下さい。
君がッ 泣くまでッ ウェルビーの話をやめないッ!
◾️図解攻略 ウェルビー栄 2階男性浴室
床の柄まで再現し始めていよいよ誰得ではありますが、エリアごとに分解してご紹介します。
⚫︎入口エリア
いまだに謎ですが、入口のガラスドアーは浴室に対して斜めになっています。誰か理由を知ってたら教えてください。1,500円まで出します。
・タオル置き場
昨今の様々な物価高においても、ウェルビー栄いまだに無限にタオルが使えるまさに聖地、神様は何も禁止してない状態ではあるんですが、とはいえ、節度を持って使いましょう。こっちがタダでも、向こうはタダではないのだから。
・冷やしタオル
黒い、冷やし濡れタオルがもりもりと冷蔵庫に入っていてこちらも使えます。サウナ後のクールダウンや、熱からの防護に使えます。優しい。
・給水
給水の動線が近いとそれだけで嬉しいですよね。ぎゅんぎゅん飲みましょう。
⚫︎洗い場エリア
ウェルビーでは歯ブラシやカミソリも、宿泊でもデイユースでも使えるのが良いところの一つ。どうせならとことんキレイになりましょう。
シャンプーなども、普通のと、「success24」もあります。選べるって最高ですね。
⚫︎お風呂エリア
・バイブラバス
つい「お風呂」って呼んでしまいますが、正式にはバイブラバスです。冬至の頃は晩白柚が浮かんでいたり替わり湯としての機能も果たしています。バイブラいうだけあってボコついてもいます。
左側のところに、「このへんの水中(湯船の中)底面に配管があるから、踏んでコケたりしないように気をつけなはれや」と優しさしかない張り紙が貼ってあって、湯温だけではないウェルビーそのものの暖かさを感じるポイントです。
・かけ湯
このかけ湯には、「斜めの板張りで手桶がシンデレラフィットで置きやすい」とか、「逆三角形のフォルムがかっこいい」とか、長所がいくつかあるんですが、私が一番好きなのは
「パネルに『かけ湯』ってハッキリ書いてあるところ」
です。自己主張大事。
⚫︎メインサウナエリア
・タオル置き場
ここでもタオル取り放題。タオルのバーゲンセール。本当に大丈夫ですか。
・マット置き場
最近サウナマットにも詳しくなってしまったんですが、これはスレン染めのダークブラウンのマットですね。洗濯の手間はあるんでしょうけど、ビート板よりタオル生地が好き。つまりウェルビー大好きです。
・サウナストーブ
ログハウスのごとき、丸太で組まれた壁の中に、ストーンがたっぷり積まれたサウナストーブがあります。ウェルビー栄と言えば3階サウナシアターがいまや有名ですが、2階のメインサウナも相変わらずすごい頻度でアウフグースやらストレッチロウリュやらしてるんですよね。
・棚
アウフグースの人とかがタオルとかアロマ水を置いたりするのに使う棚です。
私は強火ウェルビーオタクなので、既に特定&家庭用に購入済みです。これはコーナンさんのやつですね。
この木製ラックはまず木の質感が抜群に良い上にお値段もお求め安いので最高なのですが、組み立ての必要がなく最初から完成しており、その面でも加点あり。優勝です。
木の棚が欲しくてたまらない皆さんは買って損はありません。
使わないときは簡単に折り畳めるというのもありますが、使わないときがあるんだったら棚としては買わない方がいいと思います。それは買って損、です。
・足湯
ウェルビー栄名物、米田行孝社長の狂気の発露たる足湯部分。メインサウナに限って言えば今回大改装なんですが、この使用頻度が低い、少なくとも冷やかし・冒険心以外で使われてるのを滅多に見ない足湯機能は当然のように「残し」。
なんならちょっと広くなってます。
でも、もうこのくらいでは驚きませんよ、米田社長。ふふ…。
・3段サウナ化へ
上側のゾーンでは数名分、下側にいたっては1人分ですが「3段目」が新設されました。もともと火力のあるサ室ですが、完膚なきまでに蒸されたい勢の皆さんに朗報ですね。
・寝サウナ
指向性スピーカーによってテレビがよく聞こえるゾーンでとある「寝サウナ」ゾーン。傾斜がかかっていて程よくテレビも見やすいし、枕がわりの丸太も絶妙。ここでクイズ番組とかゆっくり観るのが最高なんですよ。
・冷凍サウナ
こちらも健在、エアコンで一気にクールダウンすることができます。水風呂苦手な方も負荷が少なくて安心。中にたくさんヴィヒタ吊るされてます。ヴィヒタの冷蔵庫替わりに使ってる説まである。
⚫︎休憩エリア
・水風呂
円形で広さも深さもたっぷりの水風呂です。私にとって、水風呂といえば真っ先に浮かぶのがこの水風呂。妙に青いのですが、それもそのはず天井から青のカラーライトで照らされています。
そ、そこまでして青くします?
・休憩イス、ウッドデッキ
多彩な椅子だけでなく、横になれるウッドデッキまであるので自由気ままな休憩が可能。
熊なのか鹿とかなのか分かりませんが、なんらかの動物の毛皮も掲げられています。米田社長が仕留めたナニカなんでしょうか。
・フォレストレイク
体温よりやや低いくらいの温度の水風呂があり、さらに椅子が沈められて顔だけ出せるようになっています。
ここがまた落ち着くんですよね…。
⚫︎ラップランドエリア
・森のサウナ
図解泣かせの変態造形の森のサウナですが、右側のウィスキングスペースの板が張り替えられて、なんか「2段」にパワーアップしてました。
セルフロウリュも可能な、サウナラボが開発したエヴァこと汎用対人決戦熱源「ティアドロップ」もご健在です。すべてはゼーレの(以下略)
・シャワー
ここのシャワー、なかなかのパワーです。浴びときましょう。
・アイスサウナ
気温-25℃、水温3℃に偽りなし。相変わらず暴力的な寒さですが、私は達人なので悠々と着水しながらエアコンのメーカーとか消費電力とかを探ってました。へー、こーなってんのか。
入口付近の床面が凍結しがちで危ないので達人でない方はお気をつけください。
・ラップランド休憩スペース
木製の椅子達や、サーキュレーターからの風、薄く流れる自然音に全身でフィンランドを感じることができます。最高。
ということで、ちゃんと読んだとしても情報量が多くて忘れたと思いますが、今回の改装をまとめますと
・メインサウナの木 全張替&3段化
・森のサウナの木 半張替&2段化
ということになります。覚えて帰ってください。
もののついでに、3階サウナシアターエリアも図解しときましょう。
◾️図解攻略 ウェルビー栄 3階サウナシアター
・給水
冷たいお水をここでたらふく飲むことができます。あとタオルもあるよ。
・棚
入口脇に木製棚があります。たまたまかもですが特に何も置いてありませんでした。謎い。
・サウナシアター
いつも演目中しか入らないので、何もない時にじっくり観察して図に起こしてみました。
なおシアター内にも棚があり、演者の方の飲み物だったりタオルだったりが置かれます。
改めて天井からの照明の多彩さ、音響設備などをじっくり観察して「なるほどこりゃどえらいわ」ということを再認識。
サウナとしての特徴ですが、80人収容という広さ、シアター機能を度外視してしまえば「六角形型の3段タワーサウナ」ですね。
2段目だけ、黒い畳のような(い草ではなく、化繊と思われます)ものが座面に埋め込まれており、少し柔らかな座りごこちも良いし、黒いラインが視覚的にも締まって美しい。
この日いくつかアウフグースプログラムを受ける中で聞きましたが、シアターの中で風と香りを一番楽しめるのは「2段目」だそうですよ。これは良いことを聞いた…。
・スノーマウンテン
0℃近いクールダウンルーム、アイスサウナと同型の空調が2基、ゴウンゴウンと冷風を吐き出しています。
奥には米田社長の伝家の宝刀、「山」もあります。
(えっ…山?)
そして白樺っぽい木が何本か植えられております。
ここで皆さん。ウェルビーのキャッチコピーを思い出してください。
「私たちは街にサウナという木を植え
森を育て、人々に元気を届けます」
まさにここに、比喩ではなくて実際に木が植えられているわけですよ。何本かあるから、森が育ってると言っても良い。山もあるし。
(山? …なんで?)
こうなってくると、ワン・オブ・人々たる私としてはただ元気を受領するしかない。伝票の受領欄にササウナって走り書きするしかない。
いつも、元気を届けてくれてありがとう、ウェルビー。
いつも、ありがとうございます米田社長。
(…山?)
しかし私はこのスノーマウンテンをまじまじと見回して、一番感謝を伝えないといけない相手を悟りました。
それは…
森です。というか、木です。
だって、まさか0℃前後にエアコンで保たれる過酷環境で生きていくとは思ってなかった木ですから、なんか樹皮が寒さと乾燥でがっつりヤラれてしまい、バリバリと裂けながら収縮、中から剥き出しの生身の木肌がお目見えしているんです。
「なんか分からないけど本能的に痛ましいなと感じる」状態、しかも「それをなんとかしようとして針金で樹皮が縫われる処置をされている」状態。なってまして。
ジョジョでいえば「C-MOONによって裏返り攻撃を受けた空条徐倫が、ストーンフリーの糸で皮膚を結んでギリギリ肉体を保っている」状態。あるいは呪術廻戦でいえば「常に夏油から羂索が見えている」状態です。
余計分かりにくいか。
まあ、ともかく痛ましい状態でして
「なんでこんなことに?! 木ぃさんが可哀想だよぅ!」
そんなことを感じる心優しき御仁もいるかもしれませんが、皆さん思い出してください。
「私たちは街にサウナという木を植え
森を育て、人々に元気を届けます」
街にサウナという木 (えっ…サウナという…「木」?)を植えるというのは、伊達や酔狂ではない。米田社長の、ひいては株式会社ウェルビーさんの、株式会社サウナラボさんの「覚悟」は、空条徐倫のごとき気高きものがあると。
命を賭けてやってるんだと。
そう、これは人々たる「皆様」のために米田社長と木ぃさんが血涙を流してやっていることなのです。
そういうことだろうと私は受け止めて、誰もいないスノーマウンテンで静かに木を撫でながら涙したのでした。
尊い…。ありがとう…木ぃ…!
(サウナという…「木」…?どういうことだってばよ…)
(山も解決してないのに…?)
◾️いつも攻めてるウェルビーが好きだ
いくつか混乱する要素があり私の心の声が( )を通じて漏れた部分もありましたが、それでも声を大にして言いたいのは「ウェルビーが好きだ」
いや「大好きだ」ということ。
シアターだけ切り取っても唯一無二過ぎる、最先端過ぎるのに、いまなお改装、改善を繰り返していくこの攻めの姿勢に尊敬のお気持ちが、やみません。
我々サウナ黙示録も、2人とも結構激動の2024年でしたが、2025年もさらなる攻めの姿勢を持ってサウナに向きあい、行動していきたいと思います。記事を書く以外のムーブも予定してますので、引き続きご愛顧のほどどうぞ宜しくお願い致します。