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【サウナ図解攻略】小手指 温泉バルコニー キング&クイーン

どうも、ウェルビーを愛しウェルビーに愛される男ササウナです。

今回は、埼玉県所沢市、駅でいうと小手指こてさしか新所沢駅から、概ね30-40分おきにシャトルバスが出ている「温泉バルコニー キング&クイーン」さんを図解します。2024年9月27日オープンほやほやです。小手指から歩けなくもないです(歩いた)。

◾️入り方など

靴箱のロッカーにICタグがついていて、これを使って退館時清算です。料金は、「入浴」「+岩盤浴」「+バレルサウナ、テントサウナなど」で3段階に分かれてますが、平日でタオルを持っていけば1,000円切るのは驚異的ですね。あと、飲食スペースがどえらいというか、「有名行列店だけを集めた、おれの考えた最強フードコート」みたいになってすごいです。

キング&クイーン。略してキンクイというそうで、アゲアゲな感じのテーマソングが入口付近では流れてます。嫌いじゃない、というかキャッチーで好きだ。

色んな寄り道要素ありますが、私は普通の入浴時の、サウナを図解します。自分、不器用ですから。


◾️図解攻略 キングアンドクイーン 男湯

いつか立体版も描きたいですが、いったんこれで

初日はマニアの方、ファミリー層、カップルと入り乱れてましたが、「イチ、ニ、サン、シ」と洗い場の椅子の数を数えたりする不審者ムーブをしてたのは私だけだと思います。久々にメガネしたまま入ったんですが、まず入口からして震えます。

◾️入口付近

やばい

ジョジョ3部終盤、DIOのスタンドを体感した花京院が発する
「今まで出会ったどのスタンドをも超えている凄味すごみを感じたッ!
 エンジン音だけ聞いてブルドーザーだと認識できるようにわかったッ!」

という名セリフがありますがまさにそれで、入口に給水機が「2連」なのを見た私は、花京院のようにガクガク震えながらこれから起こる戦いに備えてたっぷりお水を飲みました。なにかわからんがヤバいッ!

◾️屋内ゾーン

ネオンサインがそこらじゅうにあって、サイバーパンクです

・洗い場

シャワーヘッドがRefaのミラブル、のたぶんその中でも良さそうなやつになってまして、ヘッド部分のダイヤルをひねるとホースのような水流から、めちゃ細かいミストまで操れるんですけど、それがよくわからんままミスト状態で使った結果、噴射範囲が広くてさっそくメガネがびしょひしょになりましたので皆様におかれましてはお気をつけください。

・天然温泉×炭酸泉

もともとはここにあった「狸 自然の湯」というスパ銭をアレして建てられたのがキンクイさんだそうで、小手指ヶ原乃湯、みたいな源泉名が更衣室に書いてあった気がしますが、ナトリウムとかをたくさん含んだ良い感じの温泉がふんだんに使われています。

いきなりそれにさらに炭酸をぶちこんでめちゃでか炭酸泉でお迎えしてくるとは、剛の者が過ぎますね。

・ヘッドマッサージ風呂

さらに、頭部分は別ルートからお湯が入って排水される「溝」がついて、かつ、頭部分に微細バブルによるマッサージが施される寝風呂がついてます。見たことないですがすごいですね。

幸いにして、毛量にはたいへん自信があるんですが、これはそういうアレに良いのでしょうか。

・電気風呂

電気風呂も2か所あり、座ると両サイドから電流がくるパターン。そんなにキツくはないです。

・スーパージェット風呂

湯船の右側に5人分のジェット風呂があるんですが、これまた一味違う。
入るところによって「脇腹」とか「肩、腰」とかいろいろ書いてありまして、つまりそれぞれジェットを当てる部位、マッサージする場所が違うのです。いちいちエグいな…。

改めて図、出しまして、続いてサウナです。

・7段タワーサウナ

ワインレッドのマットを敷き詰めて、高級感ある雰囲気のサウナ。メガネ、入口でおけます。

ていうか普通、温度の変化を嫌って出入口って1個ですが、ここは3個もあります。まあなにせ高火力だし、面積もそうですが高さもあるので、もはやドアの開閉とかで揺るがないんでしょうね。たぶん。

タワーは高くなるにつれて天井も高くなっていき、一番上と下だと3mくらい高低差あるんじゃないでしょうか。

サウナ側を見ると、右側に大きめのテレビ、真ん中に大きなサウナストーブがあります。そこに伸びる3本のパイプ。ここから毎時00分、30分にアロマ水が噴射される「オートアロマロウリュ」となっており、さらに天井付近にある2つの送風機、4つの送風口から爆風が出て、あほ広いサ室にロウリュが拡散していきます。

キングって、過酷ですね。

・塩サウナ

スチームと塩でゆったりできる塩サウナもあります。ここは普通で助かります。

・スーパーシャワー

サウナと塩サウナの間に、スーパーシャワーみたいなことが書いてあり、壁にあるボタンを押すと天井にあるたくさんのシャワーから「おれなんか悪いことしました?」と不安になるくらいの勢いでバブシャアと水が来ます。すご。

・水風呂(23℃くらい)

外に出ている方の水風呂。これも温泉ぽいです。長く入れる温度でありがたい。

・水風呂(8℃) in アイスルーム

かなり空調きかせて冷え冷えになったアイスルーム内に、水温8℃の水風呂があります。すっごいな。

続いて屋外も行ってみましょうか。屋外には、「タワーサウナを抜けて出る」か、「入口付近から左後ろに出る」かどっちかですね。サウナを通路に使うの恐れ多いので、後者にしましょう。

◾️屋外ゾーン

・天然温泉

下側にでかいテレビがついてのんびりできる天然温泉です。

・シルク風呂

これは左側にテレビがついた、まあ普通のシルク風呂です。

・謎の壺・泡風呂

正式名称も見たんですが、その変態造形のため固有名詞が入ってこなくてすいません。

2つの、親子2人くらいなら入れる「壺風呂」と、1人用で家庭用浴槽のような楕円形のお風呂、どちらも泡がもこもこ出てるんですが、それらがさらに巨大な円形の器に入っており、その器にも足湯程度の浅さでお湯が張られています。

わけわかんなくないですか。

でも、なんか泡が良いんでしょうか、ずっと満員でした。わけわからんけど入りたい気持ちはわかる。謎の吸引力が。

・外気浴スペース

屋根付きのウッドデッキで横になれる椅子が6つ、その他各地に普通の椅子がございます。ちゃんと、椅子洗う用のシャワーとかもある。

さらに…


・寝ころび湯

屋外スペース上半分です。サウナ側から出ると、右手にかけ湯、さらに寝ころび湯が4人分あります。外で寝るって良いですよね。

・ハーブサウナ

これがまたかっこいいんですが、巨大なログハウス風の建物に、一面全部ガラス張りのようになってまして。外から見ても中から見ても開放感がすごい。

ハーブ香るサウナは、やっぱりパイプがあったんで、たぶんやってるんだと思います。オートロウリュ。

・「遊」水風呂

す、すごい…。

最深部(図解上側)で水深2m、潜るも、泳ぐも、「飛び込む」もできる唯一無二の水風呂。

ササウナおじさん、恥を忍んで飛び込んでみましたが、普通にマジで足がつかない。最深部の真ん中へんにある、水底から水面上まで建てられた円筒形のパイプをなんとかつかんで大丈夫でした。いや、私は普通に泳げますけどなかなかスリリングですね。整うとか気持ちいいとかを超えて「生きてて良かった…」と思いました。

一方、小学生くらいのグループが「お前いけよ」「やだよこええよ」みたいな押し問答、野生のダチョウ倶楽部みたいな状況も発生してました。私も小学生の頃に渓谷で飛び込む飛び込まないで友達と小競り合いしたなあとエモい気持ちもあるんですが、親として「普通にあぶねぇな」とも思います。

何かあってからでは遅いので、子連れや未成年グループには入館時に強めの声かけをするか、いっそしばらく混むでしょうから監視員をつけたりするとええんでは無いでしょうか、と僭越ながら思いました。

他にない、空前絶後の素晴らしい発想の水風呂ですので、安全に長く続くよう工夫されることを祈っております。


◾️エンタメまで昇華された、王の温浴施設

温泉、サウナ、水風呂とすべてが規格外。さらに(今回やってないけど)岩盤浴、テントサウナ、バレルサウナ、あと超有名店のサ飯など超充実してます。

我々サウナ黙示録は日々の疲れをとる、苦しみ悲しみを近隣のターミナル駅まで吹き飛ばす用途でサウナに入ることが多いですが、ここはそうではなくて友達と遊びに来る、1日中、たっぷり浸かって、遊んで、食べて、思い出を作るところやな、と思いました。日常使いでない、エンターテイメント、アミューズメントのところだなと。

サシミンクさん、そういうわけでもろもろ落ち着いたら、お互い仕事を放り投げて行きましょう。11月後半くらいに。

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