見出し画像

【サウナ図解攻略】ウェルビー栄 2023.12

今年も一年ご覧いただきありがとうございました。ウェルビーを愛しウェルビーに愛される男でやらせてもらってます、ササウナと申します。

早いもので、この図解攻略シリーズも50を超えまして、地味にペイントのスキルが習熟してきました。

すっごく転職とかできなそうなスキルですが、ここで一発、記念すべき1個目の図解だった「ウェルビー栄」を現在の全開パワーでリライトしたいと思います。

いわゆるデジタルリマスター版?あるいはセルフカバー?みたいな。ウェルビーへの愛が溢れるあまり、めちゃ長いので、お茶とか用意してごゆっくりどうぞ。


◾️図解攻略 ウェルビー栄(2階)

我ながら、芸がこまかい

ウェルビー愛のため、情報量が多くなってしまったことをお詫び申し上げます。

流れを伴った方が理解しやすいので、「3セットこなすとして、こう!」というモデルケースになぞらえて、各パートをご説明致します。当たり前ですが、本来は好きに入ればいいと思いますので、あくまでモデルケースです。何卒宜しくお願いします。

0. 入口

今回、よーく見て気づいたのですが、「入口(もっと正確にいうと、横スライド式の自動ドアなんで図解とも違いますが、図としての分かりやすさを重視しています)が、浴室全体に対してやや斜めに作られている」のです。

「えっ?だから何?なんで?」って言われると「わからない」としか答えられません。

が、とにかく、少し、斜めってます。

そしてここの出てすぐのところに給水機と、冷やしタオルなどもあるので随時活用しましょう。

1. かけ湯

あまり「かけ湯」をマジマジと皆さん見ないと思いますが、ここのかけゆはまず、四角い大きな四角柱型(かつ地面に向かってやや窄まっている)の入れ物が地面と浴槽ににくっつけてあり、かつ水面右上部分に手桶を置く用の小さな板敷があることに気づきました。

そして、四角柱の入り口側部分に割とデカデカと「かけ湯」って書いてあります。

だから何?と言われる方がもしいれば「分かりやすくて良いと思うんだ!」と大声でお答えします。

まだ「かけ湯」の話なのに1,000字まで来てきて、私のウェルビー愛を皆さんに最後まで読ませられるのか不安です。

2. 棚

ここの棚に、歯ブラシとか髭剃りとかが置いてあります。せっかくなので、歯ブラシをゲットしましょう。

3. 洗い場

シャンプーやトリートメント、ボディソープ、シェービングクリームとかが揃っています。夏場はクールタイプもあります。こういう心遣いが最高だぜ。

歯、磨いときましょ。

4. バイブラバス

普通に「風呂」って呼んでたんですが、正式にはバイブラバスというようです。向かって左側の方は確かにボッコボコ泡が出ていて床が見えないくらい。かつ、このへんに構造上パイプが2本、水中(湯中)に入っているらしく「危ないから踏まないように気をつけてね」みたいな注意書きが書いてあって、親切親切ゥです。

このバイブラバスは変わり湯も兼ねていて、冬至だと柚子湯とか、そういうのがあるとここが変わります。サウナ専用施設なのに湯船にも一切手を抜かないというね。やっぱりウェルビーはすごいやッ!

5. マット棚

この「サ室に入る前の中間スペース」ってなんて呼べばいいんでしょうか。サ室の温度が逃げないように、二重構造になってる真ん中のスペースのことです。ネクストバッターズサークル?ネクストサウナスペース?ガールネクストドア?

まあ、なんでもいいか。いったん「中間スペース」でいきます。

この、中間スペースの手前にタオルが無限に置いてあり、かつ回収機能も兼ねた木の箱があります。前はサウナパンツがあったと思うんですが最近無いっぽいですね。

で、中間スペースにはサウナマット用のそれがあります。1枚持って、メインサウナに入りましょう。

6. メインサウナ

出ました、メインサウナ。ここに来ると「ああ、ウェルビー栄に来たな」と個人的に一番実感します。とりあえず、図解上の下半分を説明します。

まずサウナストーブですが、おそらくここようにカスタマイズして作成されたオリジナル。下に電気式(たぶん)の熱源があり、上部にボリュームたっぷりのサウナストーンが配置されていて、さらに天井に熱の反射板があります。改めて見ると、サウナストーブとしてかなり大きいし、パワフル。

そしてそこに隣り合うように、図解上は明るい紫で表現してみましたが、テレビです。このテレビの音声は、指向性スピーカー内蔵によって、このメインサウナ内でも下側半分にいないと聞こえないようになってます。ドラマ「サ道」でも出てくる有名エピソードですが、でも2019年に放送されたのに、いまだにこのシステムのフォロワー見たことないですね。よっぽど費用対効果がアレで、米田社長のようなアレな方でないとやらないんでしょうね。

最高だぜ。

そして、まだこのサウナの特徴で語らないといけないのが「寝られる」こと。

そもそも、この「段」自体が上体が高くなるように傾斜がつけられていて、かつ、3名分の長いタオルが敷いてある。もともと、無限に使えるタオルやマット(※もちろん、節度のある使い方をすべきですが、ウェルビーにおいては「1人2枚まで」とか何も書いていない度量があり、そういうところも好きです。余談でした)があるので、感染症とかが怖いなという方、綺麗好きな方は有象無象のおじさんが座ったり寝転んだらしたところに直で寝そべるのはちょっとな、という方はタオルやマットを多めに持ってきて敷くこともできます。

が、先んじて長めのバスタオルが敷いてある。

そして、それがちょくちょく交代されている。

すごい手間&親切…。

感謝…。

そして、特筆すべきは、頭を乗せる部分。

前はなかったと思うんですが、頭をちょうど乗せやすいように、3つの長タオルの頭を横断する形で、ええ塩梅のもくが敷いてあるんですわ。ご丁寧に、頭へのタッチが柔らかくなるように、長タオルの下側に、ですよ。

配慮&配慮。では、ここで寝てみましょう…。

うむ。

うむうむうむうむ。

良いッ!

ベストフィット!

そして、サウナそのものについても語りましょうか。

まずですね、ウェルビー系列のサウナはですね、主たる特徴として「水風呂の使い方が意味不明(特に今池、福岡)」や「なんか山がある(サウナラボ名古屋)」など合理で説明が不可能なチャームポイントがあるんですが、一方でサウナそのものですよ。実は王道ストレートな設定のところが多く、温度も湿度も、空気循環も酸素濃度も計算されていて、「しっかり熱くて汗がブワって出る」のと「苦しくならずに長く入れる」が共存している奇跡の設定なんですね。

そこにこの、寝れるサウナ。頭が座るよりさらに低くなるので、より頭部が熱くなりにくい。かつ、ここは特にダイレクトに「指向性スピーカー」の音がまっすぐ来るのでテレビが聞き取りやすい。画面の角度的にも、ここで寝ながら見るのが最適解と思われます。

最高を超えて「今夜は帰りたく無い」の気持ちが芽生えてきますが、まだ全然紹介しきれてないので次に移動します。はぁはぁ、居心地が良すぎて長居し過ぎてやばい…水…水風呂…


7. 水風呂

けっこう大きめの円筒形の浴槽に、深さたっぷりめに、やや冷たい水がどーんと入っています。このへんに手桶いっぱいあるので、水で汗を流すもよし、そばの「かけ湯」で流すもよし。十分にクールダウンしましょう… くうぅ…

ついでにあそこも行っときましょか

8. 冷凍サウナ

ウェルビー栄というとどうしてもアイスサウナが有名ですが、もっと昔からあるのがこちらの「冷凍サウナ」。アイスサウナほどじゃないですが(0℃くらいかな?)空調でかなり寒い気温で保たれており、そして「ちょっと意味わかんねーな」と思う量のヴィヒタが吊るされています。

もしかして、普通に冷蔵庫として使ってる?えっ?ヴィヒタって要冷蔵なの…?


9. マット置き場

大きく移動して、次は「森のサウナ」を攻めましょう。その手前に、マット置き場がありますし、タオルもあります。再び戦うために、ここで装備を整えましょう。ちなみにサウナハットかけもあります。

10. 森のサウナ

先述の通り、ウェルビー栄には隅々まで配慮を重ねられたメインサウナがあります。本来アレでどう考えても充分なんですが、そこにさらに「森のサウナ」たるセカンドサウナを増設してしまう米田社長の狂気に頭が下がります。

いつもありがとうございます。入ります。

入るとまず気づくのは、木の香りと、ヴィヒタの香り。

「そうか、これがフィンランドなんだな」と言葉でなく心で理解します。もちろん、私はフィンランド行ったことないですけど。

今回、図解のために何度も入って構造をだいぶ学びましたので語らせて下さい。

まずサウナストーブですが、四角いストーブにストーンがモリモリ積まれているのですが、さらにその上に円筒形の容器が積まれております。その中にさらにモリモリとストーンが入っている。

景気のいい寿司屋で頼んだ「こぼれいくら」みたいな感じ、と言ったら、うん。我ながらイマイチピンとこないですね。まあ、とにかくそんな感じです。

そして、四角い方のストーブのヘリに「tear drop」と書いてある。直訳通り、「ひとつぶのしずく」、つまりここでストーン向かって桶から水をドロップせよ。そういう謎解きゲーム、米田社長からの挑戦状だと私は受け取りました。

しましょう。いわゆる、セルフロウリュを。ジュワー。熱い…。最高…。

そして、このサ室の構造はよく見るととても面白い。

まず、熱さを求める場合、図解上左手前のところに登る。最上段には2人が限度かなと思うんですが、ここがロウリュの熱気を一身に浴びることができるゾーンです。

そして一段下のところも座れる。ここもまあ2人くらい。

そして右側。ここは座ってもいいんですが。横になれるようなスペースになっています。

つまりここで、ウィスキングができる。というか、どう考えてもウィスキング用のスペース。

2023年の今でこそ少しずつウィスキングできるところが増えてきていますが、ここのスペースができたのは2018年ですよ。「サ道」のドラマより前。そんな昔からウィスキングを狙っている時代の先見性が本当に恐ろしくもあり、頼もしくもあります。

そして、長年疑問だった、「入ってすぐのところにある水源」。ここに水(というか気温が高いのでほぼお湯)があるのと、水道とついてるのはマジでなに?問題ですが今回マジマジと見て理解しました。

たぶん、ここの水を桶に移して、で、セルフロウリュしてる。

よく考えたら何度来ても「外部から水を補給しているシーンを見たことがない」のでそういう結論に達しました。謎は全て解けたッ!ウェルビー栄のことはぜんぶ分かった!


11. センサーシャワー

おいおいおいおい。
おいおいおいおいおいおいおいおい。

つい先ほど、金田一少年ムーブをかまして調子こきましたが、おいおい、えっ?なにこれ。

今回図解するにあたって、「このスペースってなんなんだろう」と思って、森のサウナとアイスサウナの間のデッドスペースと思っていた通路に突撃してみたんですよ。

シャワワー

なんらかのセンサーが発動し、頭上からシャワーが来て心底ビビりました。

し、知らなかった…。

こんなところにシャワーが仕込まれていたなんて…。

ウェルビー栄のこと、米田社長のこと、まだまだ分かった気になっていた…

シャワワー

うんうん、頭から水を浴びて反省しよう…

ていうかここにシャワーあるの絶妙に便利だな、さすが過ぎる…。

このまま、アイスサウナに行くしかないッ!

12. アイスサウナ

いまやウェルビー栄といえば、というスポットになった気温-25℃、水温は0-3℃くらいという狂気しかないアイスサウナ。今年はJR東海全体で推して、新幹線の広告に使われたりしてすっかりメジャーの風格ですが、改めて入ってみるとやはりアタオカ、頭がおかしいとしか思えない構造ですね。

また中間スペースを経て入るのですが、入ってすぐの床、水中ではないがゆえに気温のせいで凍結してツルツルしててあぶねぇ。

まあでも、つかまる手すりはしっかりしたやつが水中まで伸びてるので、これつかんでればコケはしない。でもめちゃくちゃ寒い。目の前に「霜」しかない。

今回、図解するにあたってよくよく、命懸けで何度も入って良くよく観察したんですが、実は結構広い。結構広いのにそれを感じさせないのは「壁面に積み重なる異常な量の霜」のせいですね。これによる圧迫感がすごい。けどどうにもならないでしょう。

そして轟々と天井付近で鳴り響く、ここの空調の年間電気代はどうなってるんだろうと考えて怖くなりました。

でも大丈夫。水の方に入ると、そういう雑念が全て吹っ飛んで「寒い」「死んじゃう」くらいしか語彙がなくなります。はわわわわわ…死む……

13. フォレストレイク

こちらを活用して生命を取り戻しましょう。だいたい体温くらいの温度、不感温度いうんですか、水風呂とお風呂の中間のようなこのゾーンは「フォレストレイク」というようです。これはけっこう最近の改装からじゃないでしょうか。

水中に座る椅子が2つ、寝る椅子が1つあるので、ここでいったんゆっくり…ああ、自分と水の境界線が無くなっていく…溶ける…

14. 休憩スペース

ここも比較的新しいスペースですが、いくつかのインフィニティチェアがあるのと、奥に板敷の横になれるスペースとがあります。

とにかく思う存分まで休憩しましょう。戦いは終わりではないのだから…。


15. 足湯

とうとうファイナルセット、3セット目に突入です。またメインサウナに戻るわけですが、今度は上半分を攻めていきましょう。

サウナ室の中に、足湯があります。

「えっ?なんで?どういうこと?」と思う方も多いでしょう。私も思います。

どうなってるかというと、サウナ室と「バイブラバス」がガラスで仕切られてるんですが、なぜかガラスが水中まで及んでおらず、それにより畳を縦に半分にしたくらいのスペースがサウナ室内に出現しています。

まあこれは「構造」としての「どういうこと?」の説明でしかなく、「こういう風になっている理由」ではありません。頭の中の「?」は消えません。

ちなみにここに関しては、最近の改装とかじゃなくて少なくとも10年前にはもうこうなっていて、その後何度も改装されてますが残っています。

じゃあそんなに「良い」ものなのかな、と思って行くと一応毎回入るんですが…

みなさん、サウナ中に足湯に入ったらどうなるか、想像つきますでしょうか。

まず、上半身がサウナであったかいです。

そして膝下が足湯であったかいです。

それぞれ「あったかいな」以上のことはなく、同時に行うことによるケミストリー、マリアージュ、みたいなことは特にありません。

頭の中の「?」が「???」になりますが、世の中には合理で説明できないこともある。と受け入れましょう。

16. アウフグース

まあここらの休憩とか足湯とかは実は時間調整でして、夕方くらいから毎時1回ペースで、アウフグースだったり、ヨガサウナだったり、何かしらのイベントがあります。上階、3階の「サウナシアター」も同様ですがこちらでもバリバリあります。さすが、アウフグースの世界チャンピオンを輩出する名門ウェルビー栄ですが、「屋外グラウンドとドームを持っている」と考えれば、これも強さの秘密の一つなのではないでしょうか。


17. 水風呂

最後の水風呂です。この水風呂、妙に水面が青いよなと前から思っていたんですが、「シンプルに天井から青いライトで照らしている」ことに気づきました。

そこまでしますか。すご…

18. ラップランド

とうとうここまで辿り着きました。ウェルビー栄に再現されたフィンランド、それがラップランド。フィンランドの中でも最北端のエリアを指す言葉だそうです。

ここは並の整いスペースではなく、どこまでもこだわったもくを基本とした床や壁材。木製の椅子やテーブル。ここでは使わないと信じたい薪の束などかあります。

図解上の左上にあるのはサーキュレータで、空気が静かに循環しており快適。そしてトドメを指すように、なんていうんですか、「チュンチュン」と鳥の囀りが薄くBGMとしてかかっています。

あまりの居心地の良さ、あまりの没入感に「これはもうフィンランドなのでは?」と錯覚してしまいます。行ったことはないのに。

そして今回、よく見ることでまた発見したんですが、「ととのい椅子を洗う用の水桶と水道」スペースがあるのを発見しました。本当にやることなすこと隙がない。

ここで思う存分フィンランドを堪能したら、出ましょう。

◾️食堂も美味しい

ウェルビー栄、アイスサウナが注目はされがちですが、どう切り取ってもスゴいということが、なんとなく伝わったと思います。スゴいを通り越して住みたい、住みたいを通り越してなんか怖い、まである。

さ、気を取り直して食堂に行きまして。

思わずブレてますが

麻婆豆腐はめちゃくちゃ美味かったです。ウェルビーはメシが美味いんですよね。

◾️3階にはサウナシアターも漫画もある

2023年、ウェルビー栄のアウフグースチーム、通称WAT(WELLBE AUFGUSS TEAM)さんは世界一に輝きましたが、ここがホームサウナですので事前に調べておけば3階のサウナシアターでその世界一のパフォーマンスを堪能することもできます。

3階でいうと漫画も揃ってます。12月に出たばかりのジョジョランズ2巻どころか、「岸辺露伴は動かない」も全巻揃ってるくらいジョジョはあって最高だし、流行りの漫画はだいたい揃えてるなというラインナップ。

そしてサウナバー、女性専用エリア、マッサージスペース…と、今回は2階を語りたかったのでこのへんにしときますが、ウェルビー栄はとにかくいつも最先端。今年も某ランキングで1位を取ったりしてますが、いつも奢ることなく謙虚にお客さんに寄り添っている姿勢を感じます。

2024年も、きっとまた「何か」を仕掛けてくるでしょう。更なる発展を祈ると共に、超強火のウェルビー好きとしてフルパワーで応援していきます。

以上、ウェルビーを愛し、ウェルビーに愛される男ササウナでした。来年も、相方のサシミンクさんともどもよろしくお願いします。

いいなと思ったら応援しよう!